今日は10時30にホテルをチェックアウト。
荷物を預けて、市税8ユーロをホテルに払いヴェネチアの街の見納めに出かけた。
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まずスーパーで朝と昼の分のパンを2ユーロ(約226円)で、
水1.5リットル0.24ユーロ(約27円)で、
桃1個を0.46ユーロ(約52円)で購入した。
水の安さに飛びついたのはいいのだが、これが炭酸水だった。。
私は炭酸が嫌いなので炭酸水など飲めたものではない。。
結局全部相方にあげる羽目になってしまった。
ヨーロッパでは炭酸水と普通の水が同じくらいの割合で売られていて、私はそれを見極めるのに毎回苦労している。。。
バスの時間は13時。
あまり遠くへは行きたくないのでスーパーの目の前の河沿いを少し歩き、ちょうどいい感じの階段に座り朝ごはんを食べた。
ゴンドラが目の前を通過するのを眺めながらの朝食を狙ったのだが、3回ほどしか通過してくれなかった。
しかもそのうち2回はゴンドラの後ろからモーターボートがブイーンとゴンドラを追い越して行くので、慌ただしく雰囲気ぶち壊しだった。。
11時30分ごろ、朝食を食べ終わると特に行くところもなかったのでそのままホテルへ戻った。
受付でバスステーションまでの行き方を教えてもらいホテルを出た。
バスはてっきりローマ広場から出るものだと思っていたのだが、どうやら違い、
トロンケットというところから発だった。
ローマ広場なら徒歩10分ぐらいで行けたのに、トロンケットだと30分くらいはかかるらしくマジ面倒臭い。
しかしホテルの人が言うには、
ローマ広場からPEOPLE MOVER と言う電車が出ているらしいのでそれに乗れば楽だという。
とりあえずローマ広場に着いたら、PEOPLE MOVER を探せばいいのだな。
駅は簡単に見つかった。
切符は1人1.5ユーロ(約170円)。
トロンケットに到着して辺りを見渡すと、ちゃんとFLIX BUS のバス停があったので安心した。
しかし待合などは特になく、ここも地ベタで待つスタイル。
風が気持ちよかったので少し昼寝をして待つことにした。
13時ごろ。
来たバスに乗ろうとすると『これはミラノ行きじゃない。』と阻まれる。
でもその数分後にミラノ行きが到着したのでそれに乗り込んだ。
バスの中でパンと桃を昼食として食べた。
ネットがうまく繋がったので色々とやろうと思ったのだが、眠気には勝てず移動中はほとんど寝て過ごしてしまった。
13時に出発したバスは17時15分ごろミラノに到着。予定通りだ。
18時半に宿の人と宿前で直接会いチェックインという形を取っていたので、遅れないよう少し急いだ。
クレジットカードで切符を買おうと券売機をいじっていたのだが、全然カードが使えない。。
でもカード使える表示は出てる。
最終的にはフリーズしてしまい、カードでの購入は泣く泣く諦めることに。
別の券売機に並ぼうとしたら、いつの間にかかなりの列ができていた。
しかも何人かは我々と同様クレジットが使えないのに手こずっていてフリーズしてしまっている。。
結局、切符を買うだけで20分近くかかってしまった。
値段は1人1.5ユーロ(約170円)。イタリアの地下鉄には改札があった。
COLDUSIO駅というところで下車し、そこからは徒歩で宿へ向かう。
ミラノの街はとても大きく、久々にこのような大きい街に来たなぁって気持ちになった。
途中、ATMで200ユーロお金をおろしていった。
今回の宿はアパートメントで、ホテルとは違い受付も外の看板もない。
ピンポイントの住所を持っていなかったので、宿付近まで行ったらその辺の人に場所を聞いて宿までたどり着いた。
この時18時20分くらい。間に合ってよかった。
18時半になると、宿から一人の女性が出てきた。
しかも大量の使用済みタオルや衣類を大きなカバン4個くらいに詰めてきたので、
”この人がオーナーか?”と思い声をかけてみた。
そしたらその人はオーナーではなく、オーナーの友達だという。
事情を説明したらオーナーに連絡を取ってくれて、「すぐ来るわ。待ってて。」と言ってくれた。
この人のおかげで安心して待つことができた。
18時50分頃。ようやくオーナーがやってきた。若い女の人だった。
部屋に入り市税8ユーロ(約907円)+清掃料金45ユーロ(約5106円)をカードで払い、特にちゃんとした部屋の説明もなくオーナーは出て行ってしまった。。
今回の宿は、
テンポラリー ホーム ミラノ コロンヌ サン ロレンツォ
というアパートメント。
2泊2人で96ユーロ(約10894円)。
それに上記の市税と清掃料金を足してトータル149ユーロ(約16909円)。
1人1泊37.25ユーロ(約4227円)計算だ。
清掃料金が高すぎる!
今回はブッキングドットコムで予約をしたのだが、
表示価格には市税と清掃料金は含まれておらず、よく見ると小さく『市税と清掃料金45ユーロは別』書いてあった。
”もっとでっかく書いとけよ。。。”
そんなの予約時に気づいていなかったので、てっきり96ユーロで泊まれると思っていたのに。。。
実際そのことに気がついたのは予約直後なのだが、この物件はキャンセル不可だったのでもうここに泊まらざるおえなかったのだ。
部屋はきれいでキッチンも洗濯機も付いているので悪くはないのだが、
清掃料金が高すぎる!
それに蚊がめっちゃ飛んでる。
なんでこんなに蚊が多いんだ?、と辺りを調べると、クーラーから排出される水をためるバケツがあった。
なるほど。
この水がずーと置きっぱなしなのでそこからボウフラが湧いて蚊が大量生産されているに違いない。
本当にやめてほしい。
とりあえず押すだけベープをシュッシュしてスーパーへ出かけた。
『小さなスーパーマーケットしかこの辺にはない。』とオーナーは言っていたが、
中くらいでパッと見ちょっとお高めそうなスーパーがあった。
そこで水1.5リットルを0.23ユーロ(約26円)、
ウィンナー3本を2.29ユーロ(約259円)、
卵6個を0.88ユーロ(約99円)(半額だった)で買った。
レジ袋0.10ユーロ(約11円)もしっかり取られていた。
アパートに戻り料理を始めようとすると、、
コンロの火がつかない。
どうやらライターがないと火がつかないタイプのようで、宿にあったチャッカマンを使用した。
しかし今度は、、
この チャッカマンがつかない。。
何度もチャッカマンをカチャカチャやるが、一向に着火しないマン。
”やられた。。。”
まったく、
今度からはライターがつくかどうかまでチェックイン時に確認しなければならないようだ。。。
オーナーに電話するよりその辺でライターを買ったほうが安いし早いだろう、ということで、ライターを買いに再び外出。
ところが探せど探せどこの辺りには
ライターを売っているお店が全然ない!
バーみたいなところで『ライター売っている場所はないか?』と聞いてみると、イタリア語でなにやら教えてくれた。
とりあえず指差す方向へ行ってみるとタバコ屋があった。
”なるほど、タバコ屋ならライターの1つや2つ絶対売ってるだろう。”
そう思い自信満々に『ライターをください。』と注文するも、
『今日はもう閉店だ。』と断られた。。。
”いやいや、ライター1つくらいパッと売っちまえよ!”
そう思いながら『でもどうしてもライターが必要なんだ。』
と粘っていると、もう一人の店員が出てきて、『なにが欲しいんだ?』と聞いてきた。
『ライターが欲しいんだ。』
私が改めてそう言うと、
『あいにくライターはないんだ。』
とひと蹴りされた。
”タバコ屋にライターがないとか絶対嘘だろ。”
と思ったが、仕方がないので『この近くにライターを売っている場所はないか?』と聞いてみる。
すると、
『わからない。』と一言。。。
”タバコ屋のくせにライター売ってる場所知らないとか絶対嘘だろ。お前らがプカプカやっているそれはどうやって着火したっていうんだよ?いつもどこで買ってんだよ?”
なーんて心では思ったが、コミュニケーションもうまく取れないのでこの店は諦めることに。
”マジかよ。。これじゃ食材買ったのに料理できねぇじゃん。。”
と肩を落とす。
そしてちょっと遠いけど、先ほどのスーパーにでも行ってみることにした。
そうして歩き始め宿前の広場を通過するとき、相方がすごいものを発見した。
なんとカゴいっぱいにライターを詰めたライター売りの男が暇そうに我々のすぐ目の前に立っているではないか!?
なんというタイミング。
しかもこんなライター売りの男なんて旅中1回も見たことないぞ(笑)
まさに目の前に突如現れた救世主だった。
少し興奮気味で『ラ、ライターをください!』と言うと、ターボ式のやつとか色々営業をかけられた。
『キッチンで使うだけなので1番安いのがいい。』と言うと、
1ユーロの普通のラーターを出してくれた。
それを購入し上機嫌で宿に戻り料理を開始した。
今思うと、『いてくれてありがとう』代としてターボ式の高いやつを買ってあげればよかったかな。
そのくらいその時の我々にとって彼の存在は価値があり、救世主だった。
今日の献立は相方が作ったポトフとスクランブルエッグ。それと昼の残りのパン。
相方曰く、『ポトフはどこ行っても簡単に作れるし栄養も取れている気がしていい』そうです。
大変美味しかったです。ごちそうさまでした。
最初、この部屋にベッドがなく焦っていたが、どうやらソファベッドらしくこのように変形した。
シーツもなく、最近ダニに悩まされたこともあり、ベッドの上で寝袋に入って寝ることにした。
この時期にモンベルの寝袋は暑すぎて結局ほとんど意味なかったが。。
明日はミラノ市街を散策します!
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