サンペドロ6日目。
今日も特に予定はない。
ついにオーナーからも、
『サンペドロへは何を目的で来たのですか?』と聞かてしまう始末。。
強いてその質問に答えるとするならば、
『あまりお金をかけない、ゆっくりとエコな滞在をしに来た。』
というのが一番の目的になるのか。
それでも到着早々相方の体調が崩れ始め、最初の数日間は宿にこもりっぱなしだったということは想定外。
仕方のないことなのだが、それが滞在を必要以上に長引かているというのも事実である。
(1ケツァール=約15円 2016年12月。)
▼前回の記事
朝時起床。
相変わらず、雨など降る気配は全く感じられないいい天気。
部屋の扉を開けると、廊下には3人分の大荷物が。
3人で旅をしているという方々が宿泊していたのだが、まさかいきなりチェックアウトを決めてしまったのか?
年明けまでいると聞いていたのでちょっと焦ったが、
これはただ単に部屋を掃除するために荷物を廊下へ一時的に避けていただけだった。
さすがにいきなり一気に3人も宿を出てしまったら寂しくなるので、掃除のためだけと聞いて安心した。
朝食を食べに1階へ。
今日も美味しい朝ごはんに満足した。
今日はオーナーの日課であるメルカドへの買い出しにお供させてもらうことに。
昨日、『トマトはどこで買ったら安いか?』など、
メルカドでの買い物について話をしていたら、話の流れで本日お供させてもらうことになったのだ。
買い出しには愛犬カフェも連れて行くのか。
カフェを連れて町を歩く姿は見ていて和む。
我々が欲しいものを売るオススメの場所を案内してくれる。
こんな高床の下のようなところにも店があり、そこでも何か買う。
こんなところ、我々だけだったら気づかないだろうし、気づいたとしてもここで買おうとは思わない。
一通り我々の欲しいものを購入したら、オーナーとは別れ宿へ戻った。
帰りにメルカド近くのパン屋でパンも買っていった。
昨日と同様、1つ1ケツァールのパンを3つ買った。
結局メルカドでは、
トマト5つで3ケツァール(約45円)、
玉ねぎ4つで3ケツァール(約45円)、
アボカド2つで2ケツァール(約30円)を購入。
特に昨日より安かったのはトマト。
昨日は2個で5ケツァールだったのが、今日は5個で3ケツァール。
これが地元民価格と観光客価格の差というものなのか。。
それとも昨日は我々がぼられていただけなのか。。
帰りに『ANDY』というスーパーで牛乳を13ケツァール(約195円)で購入。
昨日メルカドで買った甘くないチョコレートを、甘くて美味しいミルクココアに変身させるためだ。
宿に戻ったら早速ミルクココアを作る。
意外とチョコレートがうまく溶けていかないので根気よくかき混ぜる必要がある。
その間に野菜を切って昼食の下ごしらえ。
玉ねぎを切り、アボカドとトマトのソース?を作って冷蔵庫に入れておく。
ココアができたら、3階へ。
洗濯をする。
手洗いの洗濯は結構重労働。
特に最後に服を絞る作業が一番腕にくる。
でもそれは乾かす際、一番重要になってくる脱水の作業なので手を抜くわけにはいかない。
洗濯機って便利っていつも思う。
洗濯物を干し終わったらリラックスタイム。
昼食の時間になったのでキッチンへ行き調理開始。
午前中、ココアを作っている時にアボカドとトマトの下ごしらえは済ませてあるので、あとはバンズを炙り、玉ねぎを炒め、目玉焼きを作るだけ。
野菜を切る作業がないだけで圧倒的に手軽になるし、時短にもなる。
昨日と全く同じメニュー、『アボカドトマトとオニオンエッグバーガー』の完成。
昨日と違うことと言えば、野菜の仕入れ値が断然安いということ。
結果、ハンバーガー1個あたり約38円くらいでできた。(昨日は1個50円いかないくらい)
安すぎる。
3階の席へ持って行き食べる。
相変わらず美味い。
このメニュー、あと3日くらい続いても飽きないかもしれない。
食後にはチョコをミルクで溶かした自家製ミルクココアも。
相変わらず溶けきっていないチョコの雑味が旨味になっていて美味しい。
味も普通のココアではなく、どこか変わったフルーティーな風味がしてクセになる。
昼ごはんを食べ終えたら屋上(3階のバスルームの上)に登る。
立てかけた梯子を上るので気をつけないと危ない。
カモモシで一番高いところ(?)から最高の景色を見ながら自家製ココアをすする。
太陽がポカポカ気持ちがいい。
ここで日光浴したまま寝てしまってもいい。
一応外出。
相方が風邪をひいている時は1日宿から出ない日もあったが、2人とも健康な状態となったらやはり缶詰にはなっていられない。
一応、インドアかアウトドアかと言われたらアウトドア派な2人なので、そんな性格上宿にずっといるということができないのだと思う。
宿でゆっくり過ごすのは好きだけど、ちょっとは外出したい。
少なくとも近所を散歩するぐらいの外出はしないと気が済まないのだ。(雨の日は除く)
いつもはカモモシを出て右に曲がっていくのだが、今日は左に曲がって散策をすることにした。
ずーっとテキトーに歩き、ところどころある湖へ続く細い道を通り湖畔へやってきた。
人気が少なく、廃墟がたくさんある。
でもバスケットコートとか、つい最近まで人が生活していたような雰囲気は残っている。
水害か?
その後もテキトーに歩き街を散策する。
また細い道を通り湖畔を目指す。
やっぱり、湖に続いていた。
さっきのところよりは人気があり賑わっている様子。
洗濯物をしたり、ただ単に水遊びをしていたり、地元の人がたくさんいた。
コンクリートの建物があったので登ってみた。
屋根上にはビール瓶がたくさん置いてある。
確かにここは酒を飲むには最高の場所かもしれない。
アティトラン湖が目の前に広がり、いい景色だからな。
私は酒は飲まないので、持参していた水を飲みながらアティトラン湖を眺めいい気分になった。
しばらくここでぼーっと景色を眺めながら時を過ごす。
相方は座禅を組んでいた。
昨日同様、湖で体と頭を洗う人もいた。
水がそんなに綺麗じゃないと思われるんで、これで体が綺麗になっているかどうかはかなり疑問だ。
むしろ汚れてしまっているのでは? とすら思う。
日が落ちてきて涼しくなってくると、湖に集まる地元民も多くなってくる印象。
12月と言っても、日中は日差しが強くてなかなか暑い。
朝とか夜とか、日が出ていないと寒さを感じる。
じっくりアティトラン湖と地元民の生活風景を眺めた後は宿へ戻る。
美味しい夕食が我々を待っている。
19時。夕食。
今日も美味しくいただきました。
私がたくさん食べる人だと認識されてからは、私のご飯は大盛りにしてくれるようになった。
ありがたい。
夕食後は部屋に戻る。
〜余談〜
あ、そういえば、この日、私がアマゾン上で売った商品に不良があったということでお客さんから商品が返品されてくるという個人的なトラブルが発生したな。
日本にいる時ならそこまで労力をかけずに対処することができたが、何たってここは海外。
四六時中電波があるわけでもないし、日本との時差もある。
とりあえずアマゾン経由でお客さんにお詫びと状況確認をし、
不良箇所確認のため商品をアマゾンから自宅へ返送してもらい、
その商品のメーカーに問い合わせて保証期間内の返品交換が可能かを問い合わせ、
それが可能ならば自宅に届いた商品をメーカーに返品する。
という、非常に面倒くさい手続きをここグアテマラでやらねばならなかった。
ネットを駆使した作業で大体のことはこなしていけたが、
さすがに不良箇所の確認作業などは海外にいる私一人の力では不可能。
日本にいる信頼できる友人の力を貸してもらった。
メーカーが年末年始の長期連休に入ってしまうことも影響して、
結局商品をメーカーに返品完了してこの問題がひと段落つくまでに約1ヶ月かかった。
つまりは年を明けた2017年の1月頭。
私が日本へ一時帰国した時だった。
旅をするのにも意外と労力や神経を使うのに、そんな中でのお客さんからの返品トラブルはかなり精神的ショックが大きかった。
それが比較的のんびりと過ごしていたグアテマラで起こったというのは不幸中の幸いか。
実は旅中にアマゾン販売に関するトラブルがあったのはこれで4回目。
1回目は出発したての西表島で(一応日本国内なのでまだいい)。
2回目はタイのバンコク。(国際電話2本でなんとか解決。)
3回目はクロアチアのザグレブ。(この時、旅中に商品を仕入れ販売することから完全に足を洗った。)
そして4回目がここグアテマラだ。
”もう海外にいる時にアマゾンで物売りなんてやらない。こういうトラブルの時面倒臭いもん。旅に集中できない。”
と強く思った。
〜余談終わり〜
明日は土曜日。
サン・ファン・ラ・ラグーナという隣村に遊びに行く予定。
なんでもサンファンはおしゃれでかわいい民芸品が有名で、JICA(ジャイカ)の支援が入っていて品物一つ一つの質が良いらしい。
若干値段は高めの設定らしいが、その分高品質なので値段に見合った価値がそこにはあるらしい。
そんなサンファンには、私というよりは相方の方が行きたがっていた。
もちろんそのおしゃれで質がいいという民芸品を求めてだ。
明日は相方メインの行動になりそうだ。
▼次回記事