テキサス州エルパソから、
車中泊を経てアリゾナ州にある景勝地モニュメントバレーまでやってきた我々。
入場料車1台20ドル(約2060円)を支払いいざモニュメントバレーの内部へ。
*1〜4人乗りの車は20ドル。それ以上だとまた料金が上がる。
ビジターセンターの展望台からの景色だけで十分すごい絶景を見させてもらったが、
軽食をとって腹ごしらえをした後はそんな絶景の中に車で侵入していく。
一体どれほどの景色が我々を待ち受けているのだろうか?
(1ドル=約103円 2016年11月3日。)
▼前回の記事earthtravel.hatenablog.com
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
13時ごろ。
昼食をとり終え、ようやくバレードライブに突入。
最初は見えるもの全てに興奮していたので、
特にビューポイントに指定されていないところでも車を停めて写真撮影をしていた。
ちなみに写真に写っているフランス人家族とは、この先しばらく行動がかぶることになる。
モニュメントバレー内のポイントではアクセサリーなどのお土産が売られている。
ここのお土産やさんでは可愛い子犬が飼われていた。
それを見つけた動物好きの相方は嬉しそうに子犬へ近寄っていく。
ビューポイントの看板を見つけると、このように車を脇に停めて外へ出て絶景を見る。
最初は料金所で渡された地図を見ながら行こうとしていたが、
そんなの見なくても走っていれば看板が現れる。
途中から地図はほとんど使わなくなった。
バレーロードを走っていて一番気をつけなくてはいけないのがこれ、
『PRIVATE ROAD(プライベートロード)』。
ここはナバホ族、もしくは契約社しか侵入することが許されていない道路。
つまり一般人がここに入るには、
ビジターセンター駐車場付近で販売されていたナバホ族のツアーに申し込まなければならないというわけだ。
スリー・シスターズ。
ここでの『シスター』は『姉妹』ではなく『修道女』の方のシスターを意味する。
3つの突き出した岩がまるでベールを被った修道女に見えることがその名の由来らしい。
いろんなポイントに立ち寄りながら車を走らせ、
ついにモニュメントバレーの中でも最も有名であろう
『JOHN FORD POINT(ジョン・フォード・ポイント)』に到着。
ここはアカデミー賞を何度も受賞している映画監督、ジョン・フォードがとても気に入っていた場所。
実際に『駅馬車』や『捜索者』などのロケをこの場所で行っている。
ジョン・フォード監督以外の映画でも、
『イージー・ライダー』、
『インディー・ジョーンズ最後の聖戦』、
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』、
『フォレスト・ガンプ』、
『ローン・レンジャー』
などなど、
数々の名作がここモニュメントバレーを舞台に撮影されている。
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本当に映画で出てくるような絶景。
とりあえず写真を撮るしかない。
私はジョン・フォード・ポイントを歩き回りながら写真を撮り、
”バック・トゥ・ザ・フューチャーで主人公のマーティーがインディアンの襲撃から身を隠すシーンの撮影はあの岩場で行われたのだろうか、、?”
などと妄想に耽っていた。
ジョン・フォード・ポイントではホットドッグやハンバーガーなどのファストフードを販売する屋台があった。
小腹が空いていたので何か買おうかとも思ったが、結局何も買わないことにした。
10ドルもするナバホバーガーやナバホサンドウィッチがいったいどのようなものなのかは少し気になる。
一番の見所だと思われるジョン・フォード・ポイントは、
11箇所あるビューポイントの内のまだまだ4番目。
料金所のおばさんは『ゆっくり回っても2時間ほどで回れる』と言っていたが、
この時点でもう1時間経過してしまっている。。
まぁ特に急ぐ必要はないのだが、”2時間で全部回るのは無理だな”、とこの時思った。
ところで、たまに現れるこの野良犬みたいなのはどこからやってきたんだ?
食べ物に飢えている様子で、
車を止めると襲いかかってくるような雰囲気を見せて近寄ってくる。
もしナバホ族の犬ならば、危ないのでちゃんと管理しておいてほしい。
所々のポイントではこのように石が積み上げられていた。
暇つぶしがてら、我々もこの石積みに挑戦。
表面のザラザラ感が目立つこの赤い石は意外と積みやすい。
石と石がくっつくような感覚はまるで磁石。
我々が積んだ石は、小さい石を使用している割にはなかなかの高さを出すことができたのではないか?
その後も一つ一つポイントに立ち寄りバレードライブを走り回る。
写真に写っているのは最初のポイントから一緒だったフランス人家族。
こんなところで持参の弁当を広げて飯を食ってやがる。(羨ましい。。)
最初はガタガタ感がそんなになかった道路だが、
奥の方へ進むにつれ未舗装具合が本格化していった。
このころには砂嵐がひどく、暑いけど窓を開けたくない状況になっていた。
そんなオフロードをゆっくりと進んで、ポイントも比較的じっくり鑑賞しているので、
『ゆっくり回っても2時間』と言われたバレードライブを、
我々は結局2時間30分弱で回りきった。
4/11番目のジョン・フォード・ポイントの時点で1時間経過していたことを思うと、
その後の巻き返しが素晴らしかったのだな、と回想する。
後半からポイントごとにいちいち車を降りることが億劫になって、
1つのポイントにかける鑑賞時間が飛躍的に短くなったことも大きな要因と言える。
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15時30分。
最後にもう一度ビジターセンターの展望エリアからモニュメントバレーの景色を眺めた。
なんだかんだ、ここが1番いい気がした。
そしてビジターセンター内にあるお土産屋さんにも訪れる。
モニュメントバレー観光を締めくくった。
モニュメントバレーを出て、時刻は16時30分。
本日はまだホットチョコレートとリンゴとバナナしか口にしていないので、
軽食を取るため最寄りのマクドナルドへ。
私はホット&スパイシーマックチキンのマヨネーズ抜きを1.07ドル(約110円)、
フライドポテトSサイズを1.59ドル(約163円)で購入。
これまでの普通のマックチキンはなぜか存在せず、
代わりにピリッとした辛さがクセになるホット&スパイシーマックチキンが売られていた。
マクドナルドも地域によって販売する商品が違うということか?
しばらくここのマクドナルドでワイファイを繋げてゆっくりしよう、という作戦だったのだが、
ここのマクドナルドには十分の強さのワイファイが完備されていなかった。
それに『長時間の長居禁止』的な内容のポスターが店内や駐車場に貼られている。。
予定変更を余儀なくされる。
とりあえず何かドライブのお供を買うため、隣にあったスーパーへ寄った。
スーパーには気色悪い、色鮮やかなケーキがたくさん売られていた。
さすがにこれには食欲はそそられない。
先ほどのマックチキン1個とポテトSでは全く腹が膨れなかったので、
283gのバッファローウィング味のポテトチップスを2.87ドル(約295円)
で購入して二人で分けて食べた。
完全にバッファローウィングという名前だけ見て購入してしまったが、
これを買うくらいなら先ほどのマックでもう一個マックチキンかポテトを食っておいたほうがマシだったな、
と思えるくらい美味しくないものだった。
美味しくないというか、味が濃すぎてくどい。
それでもちまちまこのポテチをつまみながら、
次の目的地であるアンテロープキャニオンを目指した。
車を走らせること2時間弱。
アンテロープキャニオン周辺の町、ページのウォルマートにて今夜は車中泊をこなす。
▼アメリカ横断23日目までのルート★
デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→アンテロープキャニオン近くの町ページのウォルマートで車中泊。
▼次回記事(ホースシューベンド)
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
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