サンフランシスコでのレンタカー返却日までまだ日数に余裕があるので、
一度サンフランシスコを通り越しアメリカ北部の都市シアトルへ。
さらにはその勢いで国境を越えカナダのバンクーバーへ。
という計画を実行に移し始めた我々。
現在サンフランシスコ手前にあるサンノゼという町のウォルマート。
車中泊から目を覚まし、また新しい1日の始まりだ。
▼前回の記事
▼アメリカ横断まとめ【完全版】
朝7時40分。
毎度おなじみ、ウォルマートの駐車場で目を覚ます。
朝一番でのこの光景はもう見慣れてきている。
とりあえずウォルマート店内へ入り朝一のトイレを済ます。
そしてトイレ隣にあるベンチに腰掛けネット接続。
ここで、昨夜考えていたアメリカ横断終了後の予定について相方に相談した。
11月16日にサンフランシスコでレンタカー返却。
12月31日にニューヨークタイムズスクエアでの年越しカウントダウンに参加。
それまでの間、どこで過ごそう?
以前からそのような課題はあったが、
”そんなのまだ先のこと”、とあまりガッツリとは考えないようにしてきた。
しかし、そろそろその答えを出さなければならない時期が近づいてきたようだ。
①面倒臭いのでずーとアメリカ滞在。
②カナダドルが安くニューヨークが近いトロント潜伏。
③物価が安そうな中米潜伏(スペイン語留学もアリだ)
という選択肢があった中、
結局中米へ飛ぶことをほぼ決定した。
アメリカ入国時に中米コスタリカ行きの捨てチケットを購入していたことも大きく影響している。
購入当時は捨てる気満々だったが、
念のためアメリカ横断終了後1週間くらいゆとりを持った日程の
11月24日発のチケットを購入しておいてよかった。
しかしコスタリカへ行くのはいいのだが、
そこへ行く出発地点となるのはアメリカ東南端に位置するフロリダ。
せっかくアメリカの東端フロリダからレンタカーでコツコツと西端まで横断してきたのに、、
これじゃぁ逆戻りじゃないか。。
1週間あるので再びレンタカー、もしくはグレイハウンドなどの長距離バスでの移動も不可能ではなかったが、
それらはお金も体力もだいぶ消費する結果になるだろう。
陸路以外でフロリダへ渡る方法となれば、飛行機しかない。
そこで私はなるべく安く、そして楽に西海岸からフロリダへ渡る航空券を探した。
様々な路線を検索した結果ベストだと思われたのは、
11/21(月) 19:59
『サンフランシスコ→ 21:30ラスベガス』(1人7890円)。
11/22(火) 23時35分
『ラスベガス→ 翌7:06フロリダ』(1人14181円)。
これを相方に提案し同意を得られたので、この場でこの2つの航空券を購入。
航空券に限らずバスや宿でも、
ネットで何かを購入する時は毎回購入ボタンを押した直後に『買っちゃった。。!』と思ってしまう。
後戻りできないことに対する
”本当にこれで良かったのか?”
という気持ちの表れだと思うのだが、何枚買ってもこればっかりは未だに慣れない。
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先の道が少し切り開けたことによりなんだか気持ちが軽くなった。
そんな軽快な気持ちでこのウォルマートを出発。
まず目指したのはラーメン屋。
ネットで
『サンフランシスコやサンノゼあたりはアメリカの中でもラーメン激戦区』
という情報を手に入れたので、
是非とも本日の昼食にはラーメンを食べておきたい、と思ったのだ。
その前にラーメン屋近くのガソリンスタンドで給油。
15ドル(約1545円)分で5.771ガロン(約21.81リットル)給油。
1ガロン2.599ドルなので、1リッター約0.68ドル(約70円)。
ロサンゼルスよりはガソリン価格は安かったかな。
11時20分。
開店時間10分前に今回選んだラーメン屋『HALU』に到着。
HALU Classic Ramen (Whole Wheat Noodle) 11.5ドル(約1198円)
久しぶりのラーメン。
結構期待して行ったのに、はっきり言って味はあまりに美味しくなかった。
ちなみに相方はつけ麺をオーダー。
見た目からしてあまり美味しそうではないが、まあ私が頼んだラーメンよりはマシな味だった。
久々に食べるラーメンの味に期待を裏切られた後は
サンフランシスコ方面を目指して車を走らせた。
そして13時ごろ。
目の前にサンフランシスコを象徴する真っ赤な吊り橋、
ゴールデンゲートブリッジが姿を現した。
ゴールデンゲートブリッジを渡る。
アメリカのコメディドラマ『フルハウス』のオープニングが頭に浮かぶ。
ゴールデンゲートブリッジは北から南(サンフランシスコ市内)へ入っていく車線は5、6ドルの料金がかかってしまうそうなのだが、
南(サンフランシスコ市内)から北へ抜けていく車線なら無料で通行できるとのこと。
それなら北へ向かっている今のうちに無料で通っておくべきだろう
と思い、別に通らなくても今日の目的地までは行けたがわざわざ通行した。
ゴールデンゲートブリッジを抜けたらそのままの勢いでサンフランシスコをスルー。
まぁ後日ゆっくり滞在してやるから待ってろ、という感じだ。
現在目指しているのはサンフランシスコから北東方向へ150㎞ほど行ったところにある町、サクラメント。
ここで本日は1泊し、明日のヨセミテ国立公園に備えるという計画だ。
前にも述べたが、
ロサンゼルスからサンフランシスコへ向う途中から周りの景色には緑色が目立ち始め、
サンフランシスコから北上をしている今でもその傾向は健在だった。
15時。
ゴールデンゲートブリッジから車を走らせること約2時間。
本日の宿となる『Good Nite Inn(グッドナイトイン)』に到着。
ちなみに今回の宿選びは、立地も含めすべてを相方に一任していた。
▼グッドナイトイン サクラメントの場所
料金は1泊2人で6223円。
1泊1人3111円計算。
駐車場、Wi-Fi無料。
朝食は付いていないが、ロビーにはセルフサービスのコーヒーがあると聞いていた。
もちろんチェックイン時にそのコーヒーをいただこうとしたのだが、
ロビーのどこを見てもそれらしきものは用意されていない。
きっとそのサービスは朝限定なのだな、と解釈してとりあえず部屋へ向かった。
チェックイン後、日が沈み暗くなるまで部屋でくつろいだ。
18時40分。
夕食をとるために宿を出た。
今日の夕食はカリフォルニア州を中心に店舗展開をしている
『IN-N-OUT(インナンナウト)』というファストフード店。
先日、同じくアメリカのファストフード店であるジャックインザボックスに来店したことを機にアメリカファストフード店巡りに目覚めた我々にとって、
ここは来店必須のファストフード店だ。
まぁ、ファストフード店巡りに目覚めていなくてもこの店は人気が高く、
ちょっとしたアメリカ名物みたいな位置付けになっているのでどちらにせよ来店は必須だっただろう。
ちなみにインナンナウトは
カリフォルニア州、アリゾナ州、ネバダ州、オレゴン州、ユタ州、テキサス州のみ
という、アメリカ全土で見たら非常に限られた範囲でしか店舗展開をしていない。
夕食どきということもあって店内はたくさんのお客さんで賑わっていた。
そして写真では分かりづらいが、
綺麗で広い厨房にはたくさんのスタッフがいて、手際よく、そして活気よく働いていた。
ここインナンナウトにはマクドナルドとは違って無料Wi-Fiは飛んでいない。
確かにこの盛況振りで長居なんかされたら席がなくなってしまうかもな。
メニューは非常にシンプル。
このシンプルなところがまた良い。
私は2.25ドル(約231円)のハンバーガーを、
相方は3.7ドル(約381円)のダブルダブル(ダボーダボー)を購入。
そしてとろーりチーズがかかったフレンチフライを3.7ドル(約381円)で購入し、これは2人でシェアした。
このポテトにとろーりチーズをのせるというのはメニューには載っていない、
いわゆる裏メニュー的存在。
私が数年前ロスに訪れた時現地の人に教えてもらった裏技だ。
その他にもインナンナウトではメニューが少ないからなのか、
裏メニュー的なものがいくつか存在する。
例えばメニューにはシェイクのサイズが表記されていないが、
実はシェイクにもS、M、Lとサイズがある。
オーダー時に店員に聞けばそれぞれ値段を教えてくれる。
あとこれはだいぶあとから知ったのだが、
バーガーにはダボーダボーのさらに上を行く『スリーバイスリー』、
さらには『フォーバイフォー』という裏メニューも存在するのだとか。
(すき家のキング牛丼的存在だな。)
さらに掘ればもっと裏メニューが出てきそうな雰囲気。
なかなか奥が深い。
インナンナウトはお客さん一人一人の要望をちゃんと聞いてくれるというファストフード店離れしたファストフード店なのだ。
ちなみに、
ハンバーガーオーダー時に毎回『Grilled Onion?』みたいなことを聞かれるのでいつも『YES!』と答えているのだが、
挟まれているのはいつも生のオニオン。。
焼かれたオニオンが入っていたためしは1度もない。
あれは単なる私の聞き間違いで、
実は『オニオンは入れていいですか?』と聞いているだけなのか?
今日以降もインナンナウトを利用する機会は多々あったが、
結局最後までオニオンの前に何て言っているのかハッキリ聞き取ることができなかった。
でもオーダー時に『オニオンを焼いてくれ』と頼めばやってくれそうな雰囲気はある。
2.25ドルでこのボリューム。
さらに素材一つ一つの質が高く、そんじょそこらのファストフード店と比べてその味は一枚も二枚も上手。
数年前に来た時にはこんなにうまいとは思わなかったのに、
今回はそれだけアメリカの食事の質の低さに悩まされていたということなのだろうか。
(自ら質素な食事を選択していることもよくあるが。)
ここインナンナウトは
我々のアメリカファストフード店ランキングで暫定1位だったアービーズを余裕で抜き去り、
ぶっちぎりの首位にランクインした。
それでも、ポテトにチーズはのせなくてもいいかな。
追加で2ドルも払うほどの価値はない。
チーズ入りポテトを頼むぐらいなら、全く同じ値段で買えるダボーダボーを頼んだ方が絶対いいと思う。
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19時45分。
安くてうまいという日本の牛丼屋を彷彿させるインナンナウトでの食事を堪能した後、
ガソリンスタンドにより給油をした。
15ドル(約1545円)分で6.15ガロン(約23.24リットル)。
1ガロン2.444ドルなので1リッター約0.64ドル(約65円)計算。
その後は直帰せずウォルマートへ寄り道した。
値段の割にボリューミーだとはいえ、さすがにハンバーガー1個とポテト半分だけでは腹を満たすことはできない。
そこでウォルマートで安いお菓子でも購入して、宿に戻ってつまもうと考えたのだ。
なんか良さげなお菓子がたくさんあってどれを買おうか悩む。
どれも砂糖たっぷりの激甘フレーバーの気配プンプンだ。
私はおつまみ用にSWISS ROLEとかいう チョコロールを1.5ドルで、
明日の朝食用に最近鉄板になってきている1ドルパンを購入した。
そしてホテルに戻り、テキトーに時間を過ごし、
我慢できずに朝食用のパンを数口かじり、歯を磨いて0時前後には就寝したかな。
明日は無料ヨセミテ国立公園。
午前中にはヨセミテ入りをしていたいので、朝8時前の出発が好ましい。
そう、ここサクラメントからヨセミテまでは車で約4時間もかかるのだ。
それならわざわざサンフランシスコからサクラメントまで北上してこなくてもサンノゼあたりに滞在して、
サンノゼの真東に位置するヨセミテまで同じく4時間ほどかけて並行移動した方が省エネで済んだな。。
なーんて思ってみたりもしたが、今となっては後の祭りである。
▼アメリカ横断30日目までのルート★
デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→ページ(アンテロープ・キャニオン)→グランドキャニオン→ラスベガス→サンタモニカ→サンノゼ→サンフランシスコ通過でサクラメント。
▼次回記事(無料でヨセミテ公園へ)
▼アメリカ横断まとめ【完全版】