飛行機で約2時間半。
時差はプラス1時間。
ポルトガル第2の都市ポルトを飛び立った飛行機は現地時間の18時30分ごろ、
無事にオランダの首都アムステルダムの地に降り立った。
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アムステルダム空港にあったこの自然をモチーフにしたスペースはおもしろかった。
どこかに設置されたスピーカーからは鳥のさえずりが聞こえてきて、屋内にいながら屋外にいる気分になれる。
なかなかイカす演出とデザインだ。
さすが、オランダには背の高い人がたくさんいる。
私(身長180cm)より大きい人がうじゃうじゃいた。
アムステルダム空港を出ると『I am sterdam』というセンスのいいオブジェと、
すっかり元気をなくしてしまった様子のオランダ名物ひまわりが我々を出迎えてくれた。
空港からアムステルダム市内まではバスで行く。
空港を出てまっすぐ進むとバス停がたくさんある。
その中のB9というバスが国立美術館前まで乗せて行ってくれる。
今回泊まる宿はアムステルダム中央駅よりも国立美術館の方が断然に近かったので、我々はB9のバスに乗り込んだ。
かなり頻繁に出ている様子で、我々がバス停に到着した時にちょうどバスも到着した。
料金は1人5ユーロ(約575円)。
バスに乗り込む際に運転手から直接購入した。
車窓から見えた夕日が綺麗。
国立美術館前までは約30分。
バスに揺られること約30分。
バスは国立美術館前に到着した。
宿に向け道を歩いていると人工運河の美しい景色が目の前に現れた。
これはすごく綺麗だ。
ベネチアの運河よりも落ち着きがあっていいんじゃないかとすら思う。
これなら最悪アムステルダムに長居することになっても飽きなさそうだな。
さらに我々を出迎えてくれたのはおばちゃんの原付並みのスピードで走り回っている自転車ライダーたち。
レース用の自転車だけではなく、普通のママチャリも結構なスピードで爆進してくる。
オランダの自転車人口たるや日本と比べ物にならないほどで、移動している人の大体が自転車に乗っている。
ちょっと油断して道を歩いていると自転車にひかれそうになる、なんてことはしょっちゅうだ。
ドイツも自転車は多かったが、
オランダのほうが多いというのはなんとなくではなくハッキリとした感覚でわかる。
ちょいちょい現れる運河の景色を楽しみ、容赦なくハイスピードで流れている自転車に注意しながら約10分。
今回の宿はHans Brinker Budget Hotel(ハンスブリンカーバジェットホテル)
というところ。
8人ベッドのドミトリー。
2泊2人で11513円。
1泊1人2878円と根が張っていたので少々期待をしていたのだが、部屋はどこか小汚く、軽く期待を裏切られた。
しかもこの部屋、換気を十分にするところがないため室内に熱と臭いがこもり続けている。
エアコンも扇風機もないので最悪な環境だ。。
シーツと布団カバーはなぜかロッカーの中に押し込まれていた。
バスルームもどこか小汚い。
それに時々ドブの臭いがする。
総合的に見ても、1泊2878円というのは割高に感じた。
まぁ、無料朝食付きなので多少のことは目をつむってあげよう。
少し宿で今後の予定などを調べ、21時になったらアムステルダムの夜の街へ繰り出した。
有名な話かもしれないが、オランダでは売春と大麻が法律で認めらている。
街の中で大麻などのイージードラッグは簡単に手に入れることができ
(コーヒーショップと看板が出ているところで購入が可能らしい。)、
アムステルダム中央駅付近にある『飾り窓地区』というところでは
下着姿の女がショウウィンドウ越しに立っており自らの身体を売り物にしアピールしている。
そこを見学に行ってみようということであえて夜になってから出かけたのだ。
その飾り窓地区だけに限らず、
アムステルダムの夜の町並みは薄暗い照明やネオンが目立ち、
そういう地区じゃなくてもそういう地区に見えてしまうような、独特な雰囲気を持っていた。
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ここが飾り窓地区。
1本の川沿いを中心に何軒もの怪しいお店が立ち並んでいる。
ここに来る前はどんな雰囲気か全く想像がつかず、人も少なめで少し物騒なイメージを持っていた。
しかし実際に来てみると、人はたくさんいるしグループツアーまで行われている様子。
多くの人が歩き回っていて賑わっていた。
完全にアムステルダムの観光名所だな。
さすがに窓越しに立っている下着姿の娼婦の写真は撮らなかった。
カーテンが閉まっているとその娼婦は売れたということらしい。
この通りにはほぼそういう店しかない。
子供は何歳からこの地区に訪れるようになるのだろう?
というか、何歳以上は訪れちゃダメ、みたいな規制はあるのだろうか?
飾り窓地区を抜けて次に向かったのは『SEXミュージアム』という売春合法の地オランダならではな大人な博物館。
ここは夜の23時までやっている。
料金は1人4ユーロ(約459円)。
なんとこのミュージアム、アムステルダム駅から伸びる大通り沿いに堂々と建っている。
中の様子についてはかなり過激なものがたくさんあったので、載せれそうな写真だけ載せていく。
もっと詳しく知りたい方はググって調べたほうがたくさん情報が載っていると思う。
このように昔の大人のおもちゃや性をテーマにしたオブジェや写真、スケッチなどがたくさん展示されている。
カップルで入場している者もいれば、
若い女のグループで『オーマイガー』を連発しながらまわっている人たちもいる。
男2人で来たのでは、、という奴らもいた。
これは昔の娼婦が身につけていた下着?らしい。
マダムタッソー(ロウ人形の館)を思わせるかのように世界のセックスシンボル、マリリン・モンローも展示されていた。
軽く下から微風が吹いているだけで、到底パンチラなど見ることのできない微妙な展示だった。
トイレにもなんかいやらしい感がある。
他にも歴史、年代を感じる展示品が思っていたより豊富に取り揃えられていた。
じっくり見ていたら1時間なんて余裕で過ぎてしまうだろう。
終盤ちょっと飽きてきたが、他ではなかなか味わえない大人の博物館を堪能。
その後外に出たら、面白い自動販売機を見つけた。
オランダでは一般的な、揚げ物やハンバーガーの自動販売機だ。
中には日本のコロッケの由来となったと言われる、元祖『クロケット』もある。
値段はクロケットで1.6ユーロ(約182円)、
ハンバーガーが2.2ユーロ(約251円)〜売られていた。
価格も手ごろで気軽に購入できるのはいいのだが、ひとつ気になるのは衛生面。
いったい売れ残っているものは長くてどのくらい前から放置されているのだろうか?
日本の回転寿司のように決まった時間が経ったら廃棄して新しいものを追加しているのだろうか?
どちらにせよ、
最低でも1日経ったものはそのまま置きっぱなしにはして欲しくない。
というのが私の感覚。
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その後はアムステルダムのネオンではなく綺麗な夜景も少しだけ楽しんだ。
このアムステルダム中央駅は東京駅のモデルになったということで有名。
日本人になじみのある外観なのではないだろうか。
そんなこんなでアムステルダムの夜の街を23時頃まで堪能し、再び飾り窓地区を通って宿に戻った。
自転車の異常な普及率やナイトライフの過激さ。
オランダに来てまだ6時間も経っていないけど、いろんなことに驚かされている。
明日はこの自転車大国オランダでレンタサイクルをして街を散策してみる予定。
正直、今日街を歩いて見た限り事故らずに自転車を乗りこなせる自信はこれっぽっちもない。。
そのくらいここアムステルダムでは自転車人口が多く、そして日本にはないルールもたくさんあるのだ。
とにかく今日は移動と夜の街徘徊で疲労が溜まったので、明日の朝食を楽しみにして寝るとしよう。
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