読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2人で地球を旅行中。〜世界一周★Earth Travel〜

2人で世界一周中‼︎初海外が世界一周になってしまったアラサー女子(相方)と海外経験まぁまぁの20半ば男子(パートナー)のどこへ行くかは気分とお金次第の旅の東西南北世界見聞録。日々の生活、現地情報、おすすめ宿情報などを日記的な感じで記録していきたいです*\(^o^)/*

スポンサーリンク



アメリカ横断4日目〜音楽の町ナッシュビル散策〜 世界一周111日目★

スポンサーリンク



結局昨夜はケンタッキー州テネシー州の州境あたりまで歩を進め、適当に見つけたマクドナルドの駐車場をその日の宿泊地としていた。

前回の記事↓↓ 

earthtravel.hatenablog.com

 

旅のインスタ(ほぼリアルタイム更新)↓↓

www.instagram.com

YouTube(ようつべ) ↓↓

 

 

https://gyazo.com/8059e0a065ff718d6be3ded184789825

朝9時。

我々は残りあと1時間ほどの距離まで差し掛かっていたテネシー州ナッシュビルに向け車を走らせた。

 

https://gyazo.com/8777d6c21b436bf8ccd923be4bbd7cb8https://gyazo.com/301ecb120571193e4f9625b97a326b3c

現在の軌跡&ナッシュビルまでの道のり。

 

https://gyazo.com/c54cc9161f57a66d714dc99efd685b03

ナッシュビルといえば『Music City』という異名を持つほど古くから音楽産業の中心地になっている町で、特に『カントリーミュージックの聖地』として知られている。

街には数多くのレコード会社や録音スタジオ、さらにはミュージックバーが軒を連ねているという。

今をときめくあのアメリカの人気シンガー、テイラー・スウィフトが子供の頃から音楽で成功を収めるために通い詰め、最終的には引っ越してしまった町である。

 

https://gyazo.com/8d16589a07ce50dc1690c0f8985ecbb3

我々はとりあえず街の中心部まで車で侵入し、安めのパーキングに車を駐車して町歩きを楽しもうと考えた。

 

 

https://gyazo.com/f7402888110ca69fdd2e5c410ec95d30

 チケットマシーンのテキトーなボタンを押したら料金体系が表示された。

どうやら2時間で12ドル、朝6時まで20ドル、24時間で30ドル、、ということらしい。

これは予想していたよりも少し高い。どうしようか。

そう考えていたら白人のおっちゃんが近寄ってきて我々と同じように料金を確認し始めた。

すると、『あの建物の向こうっ側の駐車場の方が安い。』と教えてくれた。

 

https://gyazo.com/5887ffb11dc29661d3060f7f1feea40a

 教えられた駐車場へ行ってみるもそんなに安くはなかったので、我々はもう少し安い駐車場を探すことにした。

すると少しだけ中心を外れたところにこにあった『PARK HAPPY』とかいう駐車場を発見した。

 

https://gyazo.com/c2a6505551ad885792f3d6696b72c142

 料金は2時間で3ドル(約306円)か10時間で6ドル(約612円)の二択。

どちらにしても先ほどよりもかなり安い。これは本当にハッピーだ。

夕方までの観光を予定している我々は10時間の方を選び1人3ドルという安さで駐車した。

 

 

https://gyazo.com/af926e3e18c8fcaa425d71edab79999d

 アメリカの駐車場システムは日本とは違っていて、有効期限の書かれたチケットを先に購入してそれを車のダッシュボードの上に見えるように置いておくというもの。

駐車場には、定期的か不定期か不明だが、スタッフが偵察にやってきて有効期限が切れていたりチケットが提示されていない車を取り締まる。

私はこのシステムを理解した時ドイツをはじめとする欧米諸国の駅に改札がないことを思い出した。

みんなが守っている体でシステムをゆるくし、取り締まりによって不正を防止するという欧米諸国特有のシステムだ。

 

https://gyazo.com/3ae09c2ed482572743b900b0ceac5aef

中心から少し外れていると言っても、駐車場から中心地までは徒歩約10分ほどでたどり着くことができた。

左手に見える2本ツノが生えたようなビルはAT&Tビルといい、その形状から『バットマンビル』という愛称で親しまれていてナッシュビルのランドマーク的存在。

 

https://gyazo.com/0978c1ead3120bc00b0fae75716f2d63

遠目から見ても、これがナッシュビル観光のメインストリートであろうことがわかった。

朝の10時前ということもあり、町はまだ静かな様子だった。

ちなみにここナッシュビルに入るとまたしても時差が生じ、途中通過してきたインディアナポリスやルイビスの時間から1時間戻される。

よく考えればそれはシカゴの時間と同じものだった。

この地域、いま何時なのかがハッキリとせず本当に混乱する。

 

https://gyazo.com/15aff1911f6cb23bece68e8a44c213b6

 ブロードウェイという名のメインストリートの方へ歩いていくと右手にブリヂストン・アリーナが現れた。

ここはNHLナッシュビル・プレデターズが本拠地として使用している屋内アリーナである。(NHLはナショナルホッケーリーグのこと。)

どういう理由でこのような名前になったかは知らないが、その名前に日本を代表する企業ブリヂストンが使用されていることは単純に嬉しい。

さらによく見るとエントランスの部分にはなぜか大きく『NISSAN』の文字がある。

 

https://gyazo.com/92b41bd061df93a3470f418ad2e6dfa6

 ブロードウェイにはたくさんのライブバーが密集しており、その雰囲気は歩いているだけで楽しい。

もちろん、気になる店を発見したら音楽を聴きにふらっと立ち寄るのも全然オッケー。

気軽に音楽が楽しめる観光通りといえよう。

しかしこの時はまだ朝ということもありそこまでの盛り上がりはなかった。

 

https://gyazo.com/869b6d00a89dc220a1f983d313b6ad40

https://gyazo.com/66f179d47b77231fb3b2943ec85bd820https://gyazo.com/204c19614a01eddcb6f9d8decc072495

 ギターやバンジョー、ブーツなどの看板からカントリーミュージック、さらにはカウボーイの雰囲気がひしひしと伝わってくる。

  

https://gyazo.com/70536de6f875b1f5565d6c66d0a7c3d0

 エルヴィス・プレスリーはここナッシュビルにあるRCAスタジオBというスタジオでよくレコーディングを行っていたという。

このRCAスタジオBにはあとで訪れる予定だ。

 

https://gyazo.com/5dd732a646672da8cf64da527ec41baa

 いい匂いに誘われてこのキャンディーキッチンというお店に立ち寄った。

 

https://gyazo.com/6e31c215c2a0605d022dd024900fb14b

https://gyazo.com/dd383ec0030f7a3dc21688993c859183

 店内がすごくおしゃれで可愛らしく、頭上には線路が通っていてそこをプラレールのような列車が通っている。

本当に、見ているだけで楽しい。

 

https://gyazo.com/a9937f1f05a9aec54e0f06a4f33b3155

さらに嬉しいことにこの店では試食を積極的に配っている。

 

https://gyazo.com/38c651e146f5fc22412858ddeb2e3968

https://gyazo.com/715f0cc1e6e55d2592cbf39273d86c55

結構大粒のかけらをくれるではないか。

PRALINE(プラリネ)と言われるこのお菓子はカラメル化した砂糖の塊の中にナッツが入ったシンプルなもの。

味も砂糖のごとく甘いものだったが、甘党な私にとっては何個でももらいたい一品だった。

 

https://gyazo.com/bb133e5203622d9b888ae45f8a643686

そういえばナッシュビルにはこのようなみんなでペダルをこぎながらビールを飲むという謎の乗り物がたくさん走っていた。

確か前に見たのはオーストリアのウィーンだったか。

しかしナッシュビルの方がこの謎の乗り物の交通量は圧倒的に多く、昼間っからビールを飲み上機嫌となっている乗客のテンションも高かった気がする。

街を歩いていて意味のわからない奇声が聞こえたら、ほぼ間違いなくこの乗り物が近くを通過しているということになる。

 

https://gyazo.com/d1d012fe01e745dd6e001a35d0ee34af

一通りブロードウェイを見て回った後我々が向かったのはその辺にあった壁。

カントリーミュージックの聖地ナッシュビルという感じがよく表れていたので思わず立ち寄って記念撮影をした。

それにしてもいい味を出している。

 

https://gyazo.com/99d5c68407171545dffcecfecc196dbahttps://gyazo.com/57da7574a9586128ebb8be057f869b6b

 ナッシュビルを流れているカンバーランド川には大きな蒸気船が停泊していた。

 

https://gyazo.com/eb5fe4552a81c1bfa40ac30e4774eb52

その向こう側にあるのがNISSANスタジアム

NFLテネシー・タイタンズが本拠地として使用しているらしい。(NFLはナショナルフットボールリーグのこと。)

ブリヂストン・アリーナに続き、またしても日本な大企業の名が使用されている。

ちなみにあとになって知った情報なのだが、この川の向こう側のエリアには無料で停めれる駐車場があるらしい。

 

https://gyazo.com/65d3efc79a43bea293fb9cee4ba2c7a2

時刻は12時に差し掛かった頃、我々フーターズの入り口前で拾うことができたフーターズ無料Wi-Fiを使用して昼食の場所を探し始めた。

ちなみにフーターズとはちょっとしたアメリカ名物で、その最大の特徴はピチピチのタンクトップにホットパンツを身にまとったフーターズ・ガールと呼ばれるウェイトレスが店内を歩き回っていること。

そんなフーターズ前でしばらく検索を続け発見したのはHatti B's(ハッティ・ビーズ)というフライドチキン専門店。

なんでもナッシュビルで行列のできる人気店とのこと。

その場所はブロードウェイ中心地から約2キロメートルほど離れた場所にあったが、我々は徒歩で向かうことにした。

 

https://gyazo.com/f3f532a0e6aa8aa970ad7fa4b7d84bb1

 Hattie B's(ハッティ・ビーズ)までは、ブロードウェイをひたすら南西方向へ約30分進む。

さすがにシカゴから約800キロメートルも南下してきただけあって、太陽が昇り日中になると日差しが強くて暑い。

着ていた上着はもちろん、相方に至ってはヒートテックまでこの道沿いで脱がざるおえない状況だった。

これは極寒車中泊はもうないかな、と、快適な車中環境が確保できそうなことに少し安心した。

 

https://gyazo.com/ac858b57e088ea73aca80468256d01f7https://gyazo.com/991be70d416277fb4a015850082a979b

ようやく到着した我々の目に飛び込んできたのは衝撃の光景だった。

なんだこの行列は!?

いくら行列のできる人気店とは言っても、まさかこんなに長い列ができていようとは。

その列の長さにも驚いたが、同時にアメリカ人がきちんと列を作って忍耐強く待っていることにも驚いた。

お前ら、やればできるじゃないか。

 

https://gyazo.com/f81c9e7db1656fdd3b4d930b0fe764de

https://gyazo.com/9a788a19eb73467b32547656b66dac1d

 並び始めてから約40分。

入り口の前あたりまでやってきたところで前方からメニューが回ってきた。

フライドチキン専門店というだけあってメニューはなかなかシンプル。

プレートには2つのサイドが付いてくるという。

 

https://gyazo.com/01017f3f8fc046a6b79270d3090a881ehttps://gyazo.com/aee4e206fd2cc5101efb2a74c2797d91https://gyazo.com/90af39a40e839dbb7607dc1b8968f06f

ようやく店内に入ることができた。

店内の様子はこんな感じ。レジで注文して番号札をもらって席で待つというファーストフード店スタイル。

屋内だけでなくテラス席も用意されているが、その席数はできている行列に対してお世辞にも多いとは言えない。

そんな席数に関係なくどんどんとオーダーをとっている様子だったが、席は足りなくならないのか。

我々は運良く2人用のテーブルが空いていたので、そこで2ドル(約206円)で購入したレモネードを飲みながら待機した。

そういえば行列に並んでいる時、並んでいるはずの人が店内に入って行き、飲み物片手に出てきてまた行列に並んでいたが、あれはどういうことだったのだろうか。

その時は店内で購入して出てきたんだなと思っていたが、この店内の様子を見る限り割り込んでドリンクだけ購入するなんてことは不可能だろう。

もしや、ドリンクバーから勝手に持ってきたのでは。

いや、そうとしか考えられない。

さすがはドリンクに寛大な国アメリカである。

 

https://gyazo.com/b79293c61c957d4de97caab35f26b111

 行列に並び始めてから料理が提供されるまで1時間20分かかった。

我々がオーダーしたのはSM DARKというもも肉8.5ドル(約875円)と、プラス1.5ドル(約154円)で追加できたTENDERという柔らかそうな名前の肉。

そこに無料で付いてくるサイドメニューとしてフライドポテトPimento Mac & Cheeseというマカロニのチーズがけのようなものを選んだ。

味はというと、まぁ普通の辛口チキンといった感じ。

ハッキリ言って、わざわざ1時間20分も並んで食べるものではない。

食事を終えた我々は最後にレモネードをコップにたっぷり補給してから店を出た。

 

https://gyazo.com/0aba08d86b5b7e2eb58b84ecda70fe7fhttps://gyazo.com/c86600d758c3d776bbad0b133d0d03ea

 そのまま歩いて向かったのは先ほども少し紹介したRCAスタジオBという歴史的レコーディングスタジオ。

エルヴィス・プレスリーを始め数々の著名アーティストがここでレコーディングを行っている。

 

https://gyazo.com/a15c5ddac37666e5a346507b80207f54

 とりあえず内部侵入を試みたが、ドアにはしっかりと施錠がされており中に入ることはできなかった。

どこか入れるところはないかとスタジオの周りをうろちょろしていると、裏口からスタジオツアーとみられる団体がぞろぞろと出てきた。

そのツアー客はRCAスタジオBのバスに乗り込んでいった。

なるほど、ここはツアーに申し込まなくては内部見学ができないのだな。

後で調べてみると、ツアー参加にはカントリーミュージック殿堂博物館での事前申し込みが必要とのことだった。

 

https://gyazo.com/d87bcff0d28ec9a4d8fcb375c8603f29

このRCAスタジオBは『ミュージック・ロウ』というナッシュビルダウンタウン南西地域にあり、カントリーやゴスペルなどの音楽産業企業の本拠地が何百も集結している。

ミュージック・ロウは閑静なエリアだったのだが、そこを歩いているとどこからともなく突然奇声が聞こえてきた。

この音はまさか。

私がその音の正体を瞬時に判断した矢先、目の前の角から例のビールを飲みながらペダルを漕いでいる連中がゆっくりと姿を現した。

御多分に漏れず、この連中は意味もなく奇声をあげて中途半端に盛り上がっている。

おいおい、このような歴史的で閑静なエリアにまで君らみたいなうるさいのが侵入してこないでくれ、と、内心思った。

https://gyazo.com/c82540cb54ac237cc06cdcccca3d32e5

 ナッシュビルの街を歩いてみての印象として、どこを歩いていても何かしらの音楽が耳に入ってくるということが挙げられる。

特に何もない横断歩道のところにもこのようなミュージックボックスが設置してあり歩行者の足を止めさせる。 

さすがは音楽の街ナッシュビル。

そういえばヨーロッパにも音楽の街ウィーンというところがあったが、その街の雰囲気は言うまでもなくこことは全く異なるものだった。

ウィーンが何百年もの歴史と文化を誇る上品なクラシック音楽的街だとしたら、ナッシュビルは歴史の浅い国アメリカらしいカントリーウエスタンな街といった印象。

 ちなみにカントリーの発祥地はここナッシュビルではなくお隣のジョージア州アトランタであるということはあまり知られていない。

 

https://gyazo.com/bac86c72da89feeadee4d27a25776491

我々は再び徒歩でナッシュビルダウンタウンへと戻った。

その途中、変なおっさんに『ホワイト・キャッスルへ行きたい。』と声をかけられた。

ホワイト・キャッスルとはアメリカのファストフード店である。

”なんだ、道案内か。”

『ホワイトキャッスルならほら、あそこに見えるでしょ。すぐそこだよ。』

我々は道路の反対側にあったホワイトキャッスルを指差しながら言った。

『違う、ホワイトキャッスルへ行きたいんだが金がないんだ。俺はハングリーなんだ。だから。。。』

おっさんはそんな感じで話を進めた。

(バカ言うんじゃないよ。なんで俺らがお前の飯代を払わなければならないんだ。)

我々はそれがお金を要求するものだと分ると『ごめん。』といってその場を離れるしかできなかった。

それにしても、あのおっさんはなんであんなにホワイト・キャッスルにこだわっていたのだろうか。

 

https://gyazo.com/709fe68f667220bb0b6ae8c0f03a98b8

15時。

我々はブロードウェイのメインストリートへ戻ってきた。

そこは午前中に見ていた光景とは全く違うものになっていて、とにかく人で溢れかえっていた。

各ライブバーからも爆音で音楽が鳴り響いていて、これが本当のナッシュビルの街の姿なのか、と、午前中の物静かな様子とのギャップに驚いた。

まあ、この日が土曜日だということも少なからず関係していたかもしれない。

 

 

https://gyazo.com/258322cf20bab4c93fddfc4f91866d04

 さらに私を驚かせたのはブリヂストン・アリーナで今夜行われる予定だという私の好きなUKシンガー、アデルのライブ。

ちょうど私がトロントにいる時にもアデルのライブが行われていて、そのまさかの偶然にテンションがググッと上がった。

これは、値段次第では当日券購入もありだぞ。そう思い私は相方を置いてアリーナ内へと入っていきチケット売り場を覗いた。

いくらだったかは忘れてしまったが、そんなに高くない値段で当日券が売られていた記憶がある。

しかし私は相方のことも考えて今回このライブへの電撃参加は見送ることにした。

せめてグッズだけでも、とも思ったが、極力モノを増やしたくない私にとって参加すらしてないライブTシャツを購入するなどということは到底できるはずもなく、結局今回は記念写真だけ撮ってその場を後にすることにした。

これが北米ツアーだとすると、もしかしたらまた別の街でアデルに出くわすかもしれないな、と少しこの先が楽しみになった。

 

https://gyazo.com/2ae9f67d49125428f7a96d7712ddd375

 その後我々はカントリー・ミュージック殿堂博物館へむかった。

このピアノの鍵盤のようなアーティスティックな建物が目印だ。

1967年のオープン当初はRCAスタジオBなどのレコーディングスタジオが密集しているエリア『ミュージック・ロウ』に存在していたこの博物館だが、2000年に閉館をし、2001年に現在の場所に新しいカントリー・ミュージック殿堂博物館を華々しくオープンさせた。

 

https://gyazo.com/36b0d8a35e3efdf3c4f0afeef0ea0138

 館内見学には入場料が必要になるが、建物に入ってすぐのホールのようなところは無料で出入りできる。

しかもここには無料Wi-Fiが飛んでいる。

我々はここで今夜の宿をナッシュビル周辺で確保しようとここのWi-Fiを使い検索をはじめるのだが、どういう訳かこの日に限ってナッシュビル周辺の宿というものがどこも満室。

空室があっても我々のような倹約旅行家には到底手の出せないような値段のホテルばかり。

なぜだ、街はなんか賑わっているし、今日なんかあんのか?

いくらアデルが世界的ビッグシンガーだからといっても、それだけでナッシュビル中のホテルを満室にしてしまうことはなかろう。

まぁ、調べても部屋がないなら仕方ない。この際飛び込みで何件かモーテルをあたってみよう。案外そのほうが大手ホテル予約サイトを経由するよりも安いかもしれない。

そう思い我々はこのカントリー・ミュージック殿堂博物館のホールで少し寝た。

慣れない車中泊でしっかりと睡眠がとれていないのか、ここに来ての睡魔は半端なく強いものだった。

 

https://gyazo.com/9187f90b65e0eff2e501c44b2f2dda09

駐車場に戻った我々はまだ眠気が取れなかったので車内で横になって再びしばし仮眠をとった。

もう日が沈もうという頃、ようやくエンジンをかけてナッシュビルを出発した。

その後郊外に出てハイウェイ沿いのモーテルに何件かアタックをしてみたのだが、ことごとくどこも今日は満室と断られる。

一応全ての場所で1泊の値段を聞いて回ったのだが、それは90ドルだったり110ドルだったりと、平均しても100ドル前後の値段のところばかり。

もし空室があったとしても、その値段では倹約旅行家である我々の首は縦には振れないぞ。

我々は最後の可能性を信じ、今夜の車中泊はなんとしてでも避けたいと言う相方がMaps Meと言う地図アプリで探し出した"名もなきモーテル"へと向かうことにした。

名もなきモーテルという名は、Maps Me上に名前が表示されずただ"Motel"とだけ表示されていたことに由来する。

 

https://gyazo.com/a572b9b9e416eb6ee7bd181a1c6f9545

 名もなきモーテルへ到着する前にSPEEDWAYでガソリンを給油した。

ここは1ガロン1.949ドル(1リッター約53円)と、ついに1ガロン2ドルを切ってきた。

ここでは端数調整が面倒くさかったので一気に30ドル分依頼したが、実際は写真の通り18.72ドル(約1928円)分しか入らなかった。

30ドル分依頼するのはよっぽどガソリンメーターがエンプティーに近い時だな、ということが感覚としてわかった。

 

https://gyazo.com/44808df2ee7da12dccc1ddc85d4a924b

給油後約30分ほどで名もなきモーテルに到着した。

ここはナッシュビルから南東方向へ4、50分ほど走ったところにあるMurfreesboro(マーフリーズボロ)という小さな町だ。

ナッシュビルを出る時、我々はこの先の進路を南西方向に約340キロメートル進んだところにあるエルビス・プレスリーのゆかりの地メンフィスにするか、南東に約400キロメートル進んだところにある夏季オリンピックが開催されたアトランタにするかで迷っていた。

アメリカ横断と言いながら当面の目標をフロリダ州にあるアメリカ最西端の町キーウエストに設定していた我々は、まずはフロリダへのセオリールートであろうインターステート75号線上にあるアトランタへ行き、メンフィスへはフロリダから折り返してきた時にまだ行きたいと思っていたらその時に行けばいい、と思いまずはジョージア州アトランタを目指すことにした。

 

https://gyazo.com/8d7b88a5229415efaa880b499889a91e

私は名もなきモーテルに飛び込み恐る恐今夜泊まれる部屋はあるか聞いてみた。

すると答えは『YES.』。

しかしここのおっちゃん、ツインルームはないけどシングルに2人泊まれる、と言ったかと思えば突然ツインルームはあると言いだしたりで。。

何を言っているのかわからないのは私の英会話能力の問題か、それともこのおっちゃんの基本的会話能力が問題なのか。

私の感覚からでは、少なくとも前者がかなりのウェイトを占めているわけではなさそうに思えた。

まぁとにかく、部屋はある。あとは値段だ。

先ほどまでは安くても100ドルくらいが相場だったモーテルの料金。

私は今度は恐る恐る料金を聞いてみた。

『55ドル(約5665円)だ。』

『55?それは1人55かい?』

『2人で55だ。』

『オッケー、じゃあここに泊まるよ。相方を呼んでくるからちょっと待ってて。』

私は"相場100ドル""ここ55ドル"のギャップの大きさから、思わずここでの1泊を即決してしまった。 

 

https://gyazo.com/471dab9a6c3e17a8abc5d7d87344fbff

長い平屋アパートのような見た目の建物の一番端っこの部屋に案内された。

もちろん、部屋の目の前の駐車場まで車も移動させた。

 

https://gyazo.com/8af911074e90c26c79fa780a59902ab8

部屋に入ってみるとそこには紛れもないツインベッドが用意されていた。

いったいあの時おっちゃんは何を言っていたのだろうか。

ちょっと薄汚さはあるがしょうがない。

そういえば旅行者にとっての3種の神器の一つとも言えるWi-Fiはあるのか。

私がおっちゃんに尋ねると、『たまにあるが、たまになくなる。』というまたしても難解な返事をしてきた。

『どういうことだ、ここに表示されているWi-Fiは違うのか?』

と、私はiPhoneに表示されたWi-Fiをおっちゃんに見せながらそう言った。

するとおっちゃんはどこかに電話し始めてその電話が終わるとパスワードらしきものを教えてくれたのだが、そのパスワードではなぜか全く繋がらない。

おっちゃんはまた『たまに現れるんだが、ない時もある。』という謎の発言をし、結局、このモーテルに泊まっている間そのパスワードで繋がるWi-Fiは1度も現れなかった。

まったく、幽霊のようなWi-Fiである。

 

https://gyazo.com/bb655ea03fbcb2483af82d7ac0b964ec

ベッドに横たわりグダグダしていると、見てはいけないものを発見してしまった。

そう、ベッドに思いっきりガムがくっついていたのである。

”どうやったらこんなところにガムがつくんだ。”

これはもう部屋チェンジだ。それができないなら値段交渉も厭わないぞ。

そんな意気込みで我々はおっちゃんのところへ行きこの件について訴えた。

するとおっちゃんはシーツを変えるからちょっと待ってくれ、とシーツを持って我々の部屋へ向かっていった。

 

https://gyazo.com/8a705a56988978456ca2bb04f023a2f7

奥さんかなんなのかは知らないが、裏で実権を握っていそうな女の人が現れおっちゃんと二人で迅速にベットメイキングを始めた。

目の前で見ていた私はその意外な手際の良さに少し感心してしまった。

ささっとベッドメイクを完了させると、おっちゃんと女は『ごめんね』、とだけ言ってさっさと部屋を出て行ってしまった。

嵐のように現れ嵐のように去っていったこの二人に我々は完全に言葉を失ってしまい、もはや値段交渉などできたものではなかった。

まぁ、ここまで完璧にベッドメイクされてはもうそこには何も言う余地は残されていなかったのだが。

その後私は1時間無料のどっかのWi-Fiが飛んでいることに気づきそれでしばらく時間を潰し、その後はテレビ放送されていたドラゴンボールZを見てから就寝した。

ちょうど、悟飯がセルに立ち向かうところで終わってしまった。

続きが見たい。。

スポンサーリンク