2人で地球を旅行中。(カップル世界一周ブログ)

カップル世界一周ブログ。初海外が世界一周のアラサー女子と海外経験まぁまぁの20半ば男子の旅の東西南北世界見聞録。どこへ行くかはお金と気分次第。海外の情報や日々の生活を書き留めます。

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アメリカ横断25日目②〜アンテロープ・キャニオン観光(ロウアー)〜 世界一周132★後半

今朝

アンテロープ・キャニオン周辺にあるページという小さな町で行われていた

バルーン・フェスティバル(気球祭り)を早朝から堪能。

 

そして今、

ついに本来の目的であるアンテロープ・キャニオン観光に向けて車を走らせている。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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10時45分。

ロウアー・アンテロープ・キャニオンに到着。

 

アンテロープ・キャニオンにはアッパーとロウアーがあり、場所も少し離れている。

 

水が侵食してできたというマーブル模様の滑らかなウェーブがその最大の見所となるのはアッパーとロウアーで共通している。

しかし、その他の点でそれぞれ独自の見所が存在する。

 

実は昨日あたりから、

アッパーへ行くか?ロウアーへ行くか?”でかなり迷っていた。

 

まず、アッパーでは、

 

滑らかなウェーブと共に有名になっている、

岩の隙間から一筋の光がまるでハイビームのように差し込む幻想的な光景を見ることができる。

これはロウアーでは見れない。

 

かなり魅力的な見所だが、

よく調べてみるとその光景が綺麗に見れるのは太陽が真上に登る7月、8月の正午前後のみだという。

 

今はもう11月の頭。。

 

そしてアッパーはロウアーと比べてスペースが広い場所が多いので、

人が溜まって人混みが出来やすいという。

 

 

 

一方のロウアー

 

こちらはアッパーのような幻想的なハイビームは、たとえ夏に訪れたとしても見ることはできない。

 

狭い場所が多く

階段を上り下りするなど、アッパーに比べて散策しづらい構造になっているらしい。

 

しかし、それがちょっとした探検家気分を演出してくれるらしく、

調べていると『アッパーよりロウアーの方が良かった!』という情報をよく目にする。

 

狭いのでアッパーのような人混みができにくいという情報もあった。

 

 

 

かなり悩んだが、、

『アッパーで幻想的な光のハイビームが見れない』

ということを知った途端、

 

『ほいじゃあ探検家気分が味わえるロウアーで決まりっしょ。』

 

ってことになり、ロウアーに決めたわけだ。

 

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まず駐車場へ入る前に料金所が。

 

アンテロープキャニオンモニュメントバレーの時にも登場したナバホ族という先住民族の土地。

 

その土地へ入る許可代として1人につき8ドル(約824円)を支払わなければならない。(現金のみ)

 

▼モニュメントバレー旅行記 

earthtravel.hatenablog.com

earthtravel.hatenablog.com

 

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この代金はアッパーとロウアー共通

 

両方訪れる予定の人はレシートをなくさないようにしておくこと。

  

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車を駐車したら小屋へ行きツアーの予約を行う。

 

混雑回避のためか?この小屋はちょっと離れた場所にもう一つ存在していた。

おそらくツアー内容は同じだと思う。

 

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通常のツアー代金は大人1人20ドル(約2060円)

我々がネットで調べた値段より高い。。値上がりか。。

 

ちなみに、アッパーとロウアー共に

ナバホ族が主催するツアーに申し込まなくてはアンテロープキャニオンを見学することはできない。

 

何年か前の記事で、『勝手に入れた!』

みたいな情報が載っていたが、今ではそのようなことは一切できなくなっているみたい。

 

実際、我々がこのツアーを終えようとしている時、

出口から侵入を試みようとした観光客のおばちゃんはナバホ族のガイドにより全身を使い必死に止められていた。

 

おばちゃんもなかなか気の強い人で一歩も引こうとはしなかったが、

最終的にはナバホ族ガイド『入場料を払わないとダメだ。』の一点張り姿勢が勝利していた。

 

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 窓口でノートに名前を書き、ツアー代金である20ドルを支払う。

ここはクレジットカードOK

 

11時30分からのツアーに振り分けられ、

10分前ぐらいには集合場所近辺にいるようにと言われた。

 

ハロウィーンの残り物だろうか、

窓口にはキャンディーなどハロウィーンのお菓子が置かれていたのでありがたく頂戴した。

 

小屋の前のベンチで待っている時、ナバホ族のガイドたちが『アリガトー!!』

とテンション高く日本語を叫びながら我々に挨拶してきた。

 

それだけアンテロープ・キャニオンを訪れる日本人観光客が多いということだろう。

  

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一応付近には仮設便所が何台も用意されていた。

中は清潔とは程遠い状態になっているので入る前に覚悟をしておいたほうがいい。

 

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中華スタイルはお断り。

 

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11時30分ちょっと前

集合場所にツアー参加者が集まった。

 

ここで2つのグループに振り分けられ、

我々はサンチアゴから来たという日本人夫婦とスペイン人の大家族と一緒のグループになった。

 

この時私はスペインの奇祭『ラ・トマティーナ(トマト祭り)』のTシャツを着ていて、

それを見たスペイン人たちは私の方を指差し『トマティーナ!!(笑)』と盛り上がっていた。

 

私は5年前からこのTシャツをちょいちょい着ているが、

こんなに大きな反応を示してくれたのはこれが初めて。

 

さすがは本場スペインの人。

 

▼ラ・トマティーナ体験記 

earthtravel.hatenablog.com

 

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基本的にサンチアゴからの日本人夫婦と共に先頭でガイドについて行った。

 

この足場の悪い地面を、常に後ろ向きで説明をしながら歩いているガイドに心底感心した。

 

”よく転ばないなぁ。そして、前を見ないでよく道順がわかるなぁ。”

 

我々はガイドの目の前を歩き説明をよく聞いていたが、

スペイン人集団は後ろの方で談笑しながら歩いていてガイドの説明を全く聞いていない様子。

 

そんなスペイン人たちの様子にさすがのガイドも、

『ヘイ!これはガイドツアーだぜ。全然盛り上がんねぇよ。』と呆れ気味だった。

 

まぁ、スペイン人たちにはこの嘆きも聞こえていない様子だったが。

 

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20分近く歩いただろうか。

一行はロウアー・アンテロープ・キャニオンの入り口にたどり着いた。

 

ここから狭く急な階段を下って洞窟(?)内に侵入する。

 

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なんということでしょう。

テレビで見ていた光景が目の前に広がる。

 

手で触れるだけでボロっと崩れてしまいそうなほど柔らかで滑らかに見える岩の表面。

そんな滑らかな岩にマーブル模様を描くように繊細な線が無数に引かれている。

 

さすがに手で触れただけで崩れることはないが、

強く叩いたりひっかいたりなどの行為は禁止。

 

岩に触れてはいけないというきまりは特にない。

 

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このように、人一人がやっと通れるような道がずーっと続く。

 

撮影スポットに着くとガイドが我々のスマホやカメラを使って記念写真を撮ってくれたり、

綺麗に撮れるアングルやカメラの設定をレクチャーしてくれる。

 

普及率の高いiPhoneの扱いはお手の物の様子だが、私のデジカメはどうだろうか?

 

『これはどこのカメラ?』と、ガイドが私に聞く。

 

『ニコンです。』

 

『ニコンか。オッケー。』

 

そんな感じのやり取りをして、

私が使用しているニコンの防水カメラの設定をいじってくれた。

 

画面に表示されているのは100%日本語にもかかわらず、

ガイドは慣れた手つきで光の加減などの設定をいじってくれた。

 

すごい。この人はプロだ。

 

*アンテロープ・キャニオン仕様に設定をカスタマイズしてくれたのは嬉しいのだが、ツアー終了後その設定を元に戻してくれるということはない。

 

あまりの早業に何をどういじったのか全くわからなかった私のカメラの設定は、

おそらく今でもアンテロープ・キャニオン仕様のままである。。

 

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たまにこのような広いスペースが現れる。

こういうところでは必ずと言っていいほど人が溜まる。

 

なるほど、アッパーだとこういうところが多いということか。

 

確かに、人がたくさん溜まると写真は撮りづらいしガヤガヤしてるしであまり良くないかも。

 

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ツアーに参加するときは、

先頭でガイドのすぐあとについて行くことをお勧めする。

 

ガイドは一応後続の人たちにも撮影やレクチャーをしている様子だったが、

先頭にいればほとんど全ての撮影スポットでベストショットを撮ってくれる。

 

ガイド独占状態となり、

マンツーマンツアーを行なっているかのような気分になれる。

 

このグループの場合、

後続のスペイン人たちがマイペースでゆっくり散策をしていたということも我々にいいように影響していた。

 

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いったい何回カメラのシャッターを切ったことだろうか。。

 

ツアーも思っていたよりもずいぶん長く、

たぶん2人合わせて似たような写真を500枚くらいは撮ったと思う。

 

とりあえず、その中からテキトーに選んだ写真を下記に載せてみよう。

 

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肉眼で見ても綺麗なアンテロープ・キャニオンだが、

個人的な感想を言うと、たぶん写真で撮った方が一層綺麗に見える。

 

まぁでも、その場の全体の雰囲気などを加味すると、

やはりその場に行って肉眼で見学する方がいいとも思う。

 

*ちなみに、写真に加工は施していません。

 

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13時10分ごろ。

1時間30分近くに及ぶ洞窟探検を終え地上へ舞い戻った。

 

こんな風に地割れが起こったような所の中にいたんだ、と少し驚いた。

 

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最後に、ガイドが地面の砂と水を使い、

アンテロープ・キャニオンの成り立ちを簡単な実験をしながら説明してくれた。

 

もちろん全て英語だが、

実験をしながらだと英語を理解しない我々にとっても非常にわかりやすくて面白い。

 

わからないところはちょいちょいサンチアゴからの日本人夫婦に教えてもらえたので、

マイペースのスペイン人たちといい、今回のグループ構成はやはりラッキーだった。

 

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ツアーを終えスタート地点である小屋へ戻ろうとした時、

先ほど述べた例のおばちゃん観光客の無断侵入事件が起こったってのだ。

 

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まぁそれは置いといて、

ツアーの最後にはガイドがツアー参加者にペットボトルの水を1本をくれる。

 

そして最後の最後にはガイドが、

 

『今日はありがとう。チップをいただけると幸いです。』

 

と、単刀直入に言うとそういう内容のことを丁寧に演説してツアーを締めくくる。

 

そのタイミングで少額でもいいのでチップを渡すのがマナーというものか。

 

このガイドさん、

熱心に説明してくれたり、いっぱい写真撮ってくれたり、不法侵入を食い止めたりと本当に頑張ってたからな。

 

こうして、

トータルでおよそ2時間にも及ぶロウアー・アンテロープ・キャニオンのガイドツアーは無事終了した。

 

ここに訪れる前は、

『時間と金と気分に余裕があればアッパーの方も訪れてみよう』

などと話していた我々だが、

 

終わってみるとそのどれに対しても余裕がない状態だったので、

もうアッパーには訪れずページの町へ戻った。

 

アッパーを実際に見ていないので強くは言えないが、

アッパーとロウアーで迷ったらとりあえずロウアーへ行っとくのがいいと思った。

 

時期が7月8月で、幻想的なハイビームをどうしても見たいのならば話は別だが。

 

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アンテロープ・キャニオンを満喫したあとは、その足でパウエル湖方面へ。

 

そう。

私にはまだバルーンフェスのオフィシャルTシャツを手に入れる”というミッションが残っているのだ。

 

途中でビジターセンターがあったので一応寄ってみたが、

ここには私が探しているTシャツは置いていなかった。

 

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ビジターセンターはグレン・キャニオン・ダムという大きなダムの隣に位置している。

そこからは谷底を流れるコロラド川を眺めることができた。

 

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この橋を見て、ポルトガルの都市ポルトのドン・ルイス1世橋を思い出す。

なかなか迫力がある。

earthtravel.hatenablog.com

 

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結局パウエル湖の場所がいまいちよくわからず、ダム以外何も発見することができずにページ中心地に帰省。

 

最後にページのメイン通り沿いにある出店(でみせ)エリアに訪れた。(3度目)

 

しかし午前中に私が1人で探しに来た時と同じように、

オフィシャルTシャツを売っている店は皆無だった。

 

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14時45分。

とりあえず昼飯だということで、もはや本拠地と化しているページのウォルマートへ。

 

今日の昼飯には5ドルピザをチョイス。

 

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セブンイレブンリトル・シーザーズ・ピザの5ドルピザはすでに経験済みだが、

ウォルマートのそれは今回が初めて。

 

具はペパロニと鹿の糞のようなミンチ肉、トマトソースにチーズといった定番のもの。

大きさはセブンやリトル・シーザーズと全く同じ。

 

肝心の味の方はというと、これがあまり美味しくない。。

なんか、お粗末な味がする。。

 

5ドルピザランキングをするとしたら、

1位 リトル・シーザーズ・ピザ

2位 セブンイレブン

 

3位 ウォルマート

 

といったところだろう。

 

ちなみに1位と2位の差は僅差だが、2位と3位の間には水泳で言う体ひとつ分くらいの差がある。

 

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この微妙な味のピザを、ウォルマートの出入り口のところにあるベンチで食べた。

そして食べ終えたらこの先の予定について考えた。

 

アンテロープキャニオンの次の目的地は、

ページから南西方向に位置するグランドキャニオン。

 

プラン1としては、

 

今すぐ出発。

大体16時30分ごろにグランドキャニオンに到着。

そこで美しいと称される日の入り風景を見て、

この日はグランドキャニオン内で車中泊。

翌日同じく美しいと称される日の出の風景を見てしばらくグランドキャニオンを散策。

昼過ぎくらいには次の目的地であるラスベガスへむかう。

 

というもの。

 

プラン2としては、

 

今日はページでもう一泊。

明日早朝再びバルーンフェスを見学に訪れる。

そこで私は念願だったオフィシャルTシャツをゲットする。

まっさらな大空に浮かぶ気球の群れを鑑賞し、

朝9時頃にはページの町を去りグランドキャニオンへ。

絶景を楽しみながら日の入りを待ち、時が来たら日の入りを見てグランドキャニオンにて車中泊。

翌日美しいご来光を拝んだら早めにグランドキャニオンを出発し、ラスベガスへむかう。

 

というもの。

 

当初は自然な流れのプラン1しか存在しなかったのだが、

私がオフィシャルTシャツのしがらみから逃れることができなかったがために

プラン2が半ば強引に生まれた、というのが正直なところだ。

 

とにかく、

プラン1にするのならばすぐに決断を下し動き出さなければ日の入りに間に合わない。

 

相方は『プラン1の方でええやん。』って感じで、

私もそれが自然でベストな選択だということは頭ではわかっていた。

 

しかしどうにもTシャツのことが頭から離れず、なかなかあと一歩が踏み出せない。

 

結局、いろいろと考えているうちに時間がどんどんと過ぎていき、

自ずとプラン1の方は消滅していってしまった。

 

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結局ページにもう一泊することになったのだが、そうなるとこの後やることがない。。

 

公園へ行き拾ったテニスボールでキャッチボール、なども考えたのだが、

結局近くのマクドナルドの駐車場でWi-Fiを拾いネットサーフィンに明け暮れた。

 

ウォルマートからマクドナルドへ移動した理由は、

マックだと駐車場までWi-Fiが届いていて、車に乗ったままWi-Fiに接続できるからだ。

 

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21時。

だらだらと時を過ごしたあとは夕食をとるために再びウォルマートへ。

 

私は50%オフで売られていたサラダを購入しそれを夕食とした。

 

ここのウォルマート、

いつ来てもサラダとハムが半額で売られている気がするのだが、

毎回賞味期限ギリギリのものを提供しているのだろうか?

 

そう思い賞味期限を見ると、2日後の11月7日。

全然ギリギリじゃないのに、なんでいつも半額なんだろう?

 

とにかく、このでっかいクルトンが入ったサラダは初めての購入だったが、

これがなかなか美味しかった。

 

クルトンにガーリックの味がしっかりと付いているので、

ドレッシングをかけなくても美味しくいただける。

 

これは今後も食べ続けていきたい商品だな。

 

その後、

ホースシューベンドの駐車場が真っ暗で星が綺麗

という情報をもとにそこへ行ってみるも、空はあいにくの曇り模様。

 

なかなかうまく星が見れなかったので、ちょっとしたら再びウォルマートへ戻った。

 

そんなこんなで、2日前と同じウォルマートの駐車場での一泊。

 

翌早朝のバールーンフェスへ再び訪れるため、今日は早めに就寝した。 

 

▼次回記事(ページ気球祭2回目)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断25日目①〜【ページ】バルーン・フェスティバル(気球祭)見学〜 世界一周132★前半〜

アンテロープ・キャニオン観光のため、

現在アリゾナ州のページという周辺の町に滞在している。

 

この期間、このページの町では『バルーンフェスティバル(気球打ち上げ祭り)』が開催されるらしい。

 

偶然この期間にページにきてしまった我々。

せっかくなのでバルーンフェスを見に行ってみることに。

 

朝6時前に起床し気球打ち上げ会場へと向かった。

 

世界的にも有名なアルバカーキでの気球フェスに行きそびれてしまった悔しさをここで晴らす。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝6時。外はまだ真っ暗。

 

出発前、まずは無料の朝食をいただきに受付の棟に行く。

 

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トースト、シリアル、カップケーキなどの他に、ゆで卵が用意されているのが特徴的。

 

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昨日受付のスタッフの人に聞いた話だと、

宿前のメイン通りをずーっと行ったところに気球打ち上げ会場はある、

ということだった。

 

しかしメイン通りをまっすぐ行ってみてもなかなかそれらしい会場は見当たらない。

 

何度か同じところをグルグルとした後、人がたくさん集まっているところを発見。

その流れに乗っかり開店前のスーパーの駐車場に車を停めた。

 

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どうやらこのスーパーの目の前にあるゴルフ場が会場のようだ。

 

そこには既に多くの人が集まっていて、

オフィシャルグッズを販売したりコーヒーを飲みながら会話を楽しんだりしていた。

 

ここに集まった人たちからは地元民オーラがバンバン出ている。

つまりはこれは生粋のぺージっ子の集いということだ。

 

そん中に飛び込んでしまった我々は異邦人。

 

はたから見たら『なんだこいつら?』といった感じに見えていただろうか?

 

アンテロープ・キャニオンを見に来ている日本人が何人かいてもおかしくなさそうだったが、

ここには日本人は愚か、韓国や中国などのアジア系は我々以外皆無だった。

 

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7時10分ごろ。

村長か町長か市長か知らないが、ページの長とみられる者が車の荷台に登り演説を始め出した。

 

ページっ子たちは長の周りに集まり、その演説を傾聴する。

 

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『今日はあいにくの曇り空となりましたが、皆の思いをこの気球に乗せ、この曇り空を気球空に変えてやりましょう。』

 

と、運動会の校長先生的な挨拶をかます町長に、ところどころ民衆たちから拍手と歓声が送られる。

 

『空港の方へは行かないように』

などの注意事項をいくつか喋ったら、町長はマイクを置いて舞台を降りた。

 

この小さな町に空港なんてあったんだ。。

 

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町長のあいさつで士気が高まったところだが、その後すぐに準備が始まる様子はない。

 

その間、無料のホットコーヒーやホットココアを飲みながらゴルフ場内をうろちょろした。

 

朝のページは冷え込んでいるため、体を動かさないとなかなか寒いのだ。

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 ページではお湯は『 HOT H2O 』と書くようだ。

 

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7時30分ごろ

雲の間からご来光。

 

ゴルフ場でご来光を拝むのは人生初だ。

 

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7時50分ごろ。

ようやく気球の準備が活発になってきた。

さては日が昇って明るくなるのを待っていたな。

 

”だったらこんなに早くから集まらなくてもよかったじゃないか?”

 

とも思ったが、これはページのネンイチビッグイベント

 

町民同士が一同に会すことなどそうないだろうから、

そりゃ朝早くから張り切って会場入りしちゃうよな。

 

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まずは気球に空気を入れて膨らませていく作業。

 

膨らんできた気球の中身を必死に撮り歩いている人が目立っていた。

 

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ある程度膨らんできたら気球が立ってくる。

 

勢いよく気球が立って、変な方へ飛んで行かないようにロープを引っ張り気球を安定させる。

 

力仕事は男であるお父さんと息子たち。

娘たちは後ろで見守っている。

 

なかなか素晴らしい光景じゃないか。

 

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ゴルフ場内を走り回り、それぞれデザインの違う気球たちの準備を見学。

そしてカメラのシャッターを切りまくっていた。

 

だいたいの気球が立ち上がってきて、いつ飛び立ってもおかしくない状態に。

 

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打ち上げ前は家族やチームで記念撮影。

 

ってかこれ、家族全員ぎゅーぎゅー詰めで飛び立つのか?

 

気球って案外乗るスペース狭いんだな。

 

よく考えたら、こんなにまじまじと気球を見るのは私の人生初な気がする。

 

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特に合図があるわけでもなく、準備が完了したチームから順に空へ飛び立っていく。

 

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どんどんと空へ飛び立ていくので、我々も慌てて近くにある岩の丘へ向かった。

 

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サボテンが普通に生えていて、野うさぎが飛び回る荒野の道無き道を通り丘まで歩く。

(私は走る。)

 

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ここでも元クライマーの本領発揮。

 

ここ最近岩に触れる機会が多いので嬉しそうだ。

 

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何十もの気球が各々空に散らばっていく。

その光景には"フリーダム"という言葉がよく合う。

 

何機かの気球は我々の目の前を通り過ぎて行ってくれて迫力満点だった。

 

気球はそれぞれデザインが異なり個性があるので、それを見ているだけで楽しめる。

 

そんな気球の光景を見ながら、

『曇りではなく、空がパーっと晴れ渡っていたらこの何十倍もよかったのに、、』

と、相方と口を揃えた。

 

それでも生まれて初めて見る気球の群れに私は魅了された。

 

これはいつか、もっとデカい規模のアルバカーキの気球フェスにも行ってみたいな、

と強く思った。

 

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”晴れろ〜晴れろ〜”

と思っていたら、やっと雲が晴れてきて青空が広がり始めた。

 

しかしこの時にはほとんどの気球はすでに飛び立っていて、

肉眼では豆粒程度にしか見えないくらい遠くかなたへと飛び去ってしまっていた。

 

あと1時間遅く開催していれば。。

 

町民の張り切りようが裏目に出たか。。

 

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9時10分。

この後アンテロープ・キャニオンへ行くことを考えるとあまりゆっくりとはしていられない。

キリを見て丘を降りゴルフ場へ戻った。

 

元クライマーの相方は登るのは得意だが下るのは苦手らしい。

(これが坂道になると、上りに弱く下に強くなる)

 

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すっかり気球に魅了されてしまった私は、

今朝売られていたフェスのオフィシャルTシャツの購入を決めていた。

 

しかし、グッズ売り場のテントのところを見てみると、何も置いていない。

というか、誰もいない。。

 

”なぜだ。少ないけど気球はまだ飛んでるぜ?いくらなんでも撤収するには早すぎやしないか?”

 

せめて誰かいてくれたら『グッズはまだ手に入るか?』と聞くことができるのに。

 

落胆する私に相方は

『近くのパウエル湖でボート大会みたいなのもやってるみたいやから、きっとそっちにも売ってるよ。』

と声をかけ励ましてくれる。

 

『そうだな。じゃあアンテロープ・キャニオンを見終わったらそのパウエルことやらへ行ってみっか。』

 

と、とりあえず私は元気を取り戻した。

 

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9時30分。

宿に戻り、朝食のコーヒーをもう1度いただき、

部屋に戻りシャワーを浴びチェックアウトの準備をする。

 

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10時。

私はシャワーを浴びた後、

”もしかしたらTシャツは出店(でみせ)エリアに売っているかもしれない。”

と思い、その出店エリアへ赴いた。

 

しかしザーッと見た感じ、

今朝見たようなホースシューベンドと気球のデザインが背中の部分にプリントされたオフィシャルTシャツは見当たらない。

 

1軒だけ気球がプリントされたTシャツを売る店を発見したが、

そこのデザインはクソダサいもので、しかもなぜか『コカコーラ』のロゴがプリントされている。

 

『気球とホースシューベンドがプリントされたオフィシャルTシャツを探してるんだが。』

と、私はその店のおばちゃんに聞いてみた。

 

『うちにはオフィシャルTシャツは置いてないよ。』

 

『そうか。じゃあどこで売ってるか知ってるかい?』

 

『さぁねぇ。わかんないわ。』

 

結局、Tシャツに関する有力な情報すら手に入れることができずに宿へ戻った。

 

こうなったら、本当にパウエル湖でのボート大会に期待するしかない。

 

その前にまず、ここへ来た最大の目的であるアンテロープキャニオンを楽しんでこよう。

 

〜後半へ続く(アンテロープキャニオン散策)〜

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断24日目〜【大迫力】フェンス無しのアリゾナの秘境『ホースシューベンド』(ページ)〜 世界一周131日目★

『ナバホ族の聖地』と言われ、

数多くの名作映画のロケ地にもなっているモニュメントバレーを観光してきた我々。

 

昨夜はモニュメントバレーから車で2時間弱ほど西へ移動したところにあるページという小さな町のウォルマートで車中泊をした。

 

(『Page』と綴るこの町を、我々は最初『パゲ』と読んでいた。。)

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝7時前に起床。

ウォルマートへ入りトイレとネット接続を済ますのはおきまりのルーティーン。

 

”そろそろシャワーを浴びてゆっくりしたい。。”

 

ということなので、まずは今日泊まる宿をページの町内に確保。

 

そして今日の予定を立てようとした時、我々は悩んだ。

 

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ページに来たのは他でもない、アンテロープ・キャニオンを観光するため。

 

しかし今日の早朝には雨が降っていたし、

天気予報を見ても日中曇りか最悪雨が降る可能性もあるという。

 

アンテロープ・キャニオンは今回の旅の中でも、

オーロラモン・サン・ミシェルなどと並ぶ最重要チェックポイントに設定しているので、

『行って雨だった。。』、とか絶対やだ。

 

熟考を重ねた結果、

今日はページの町の見所であるホースシューベンドというパワースポットへ行き、

あとは基本的に宿で疲れを癒すことに専念。

 

アンテロープ・キャニオンへは晴れの確率が高い明日訪れることにした。

 

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明日までのおおよその予定が決まったらウォルマート店内をうろちょろ。

 

朝食用にバナナ1本を0.29ドル(約30円)、リンゴ1個を0.73ドル(約75円)で購入した。

 

テニスボールはその辺で拾ったもの。

これで暇なときキャッチボールとかできるぞ。

 

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ウォルマートを出たら最寄りのガソリンスタンドで給油。

 

思えば2日前のニューメキシコのマクドナルドガソスタぶりの給油。

 

だいぶガソリンが減っていたので

25ドル(約2575円)分で10.125ガロン(約38.27リットル)給油。

 

ここは1ガロン2.469ドル(約254円)とテキサスやニューメキシコと比べるとだいぶ高め。

(それでも1リッター0.65ドル(約67円)ほどなのだが)

 

背景に見える崖みたいな岩山の景色が新鮮で綺麗だった。

 

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9時。

ウォルマートから車で10分ほど移動すると、そこはもうホースシューベンド

 

入場料、駐車場は無料。

『どうぞご自由に見学していってください』って感じの雰囲気。

 

以前は看板すら無く、『知る人ぞ知る秘境』的な存在だったらしい。

 

駐車場からこのような坂を登って行き、

絶景ポイントまでトータルで約15分ほど歩かなければならない。

 

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熱射病予防の警告か。水は必須のようだ。

 

1人=1本

2人=2本

3人=3本

、、、それ書く意味ある?

 

小指も立ってるし、ほとんどエンプティーだし、突っ込みどころ満載の看板だ。

 

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駐車場から歩くこと約15分。

ついに崖っぷちに到着。

 

ホースシューベンドのすごいところは、

こんな断崖絶壁にもかかわらずフェンスの類が一切ないこと。

 

看板にも『すべては自己責任』を意味することが書いてある。

 

さすが自由過ぎる国アメリカだ。

 

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このフェンスなしというのは、予想以上に訪れる者に恐怖心を抱かせる。

 

絶叫マシンや高いところが好きな私も、さすがにここは怖かった。

 

フェンスの有無が恐怖心にここまでの差を作るとは思わなかった。

 

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これがホースシューベンド

 

今まで見た景色の中でも上位にくるくらい迫力がすごい。

 

アンテロープキャニオンが目当てだったため、

ホースシューベンドにあまり期待をしていなかった、というのもプラスに影響しているかもしれない。

 

しかしやはり一番の要因はフェンス無しということ。

 

もしここにフェンスがあったら、たぶんこんなには感動しなかったと思う。

 

ちなみに目の前に見える急カーブを描いて流れているのはコロラド川

 

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まだ朝の9時台なので、絶景に半分ぐらい影ができてしまっている。

 

辺りを歩き回り、いろんな角度から景色を眺めながら日が高く昇るのを待った。

 

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ここでも元クライマーの相方の本領発揮。

 

スパイダーマンのごとく、断崖絶壁をスイスイと登っていく。

 

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『ライオンキング』でラフィキがシンバを抱え上げお披露目する所。

もしくは、『もののけ姫』でアシタカがモロに『黙れ小僧!』と一喝される所。

そのような岩が突起した部分がいくつもある。

 

そうなるとそこに立ったり座ったりして写真を撮るしかない。

 

昨日のモニュメントバレー同様、とりあえず写真を撮りまくった。

earthtravel.hatenablog.com

 

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そしてこれも昨日のモニュメントバレー同様、

石を積み上げてジェンガのような遊びをした。

 

ここの石も表面がザラザラしていて、石と石の間に生じる摩擦力が強いため、

結構高く積み上げることができる。

 

これはいい暇つぶしになる。

 

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11時30分ごろ

そろそろ日が十分高くなってきて、邪魔だった影もなくなってきた。

 

ホースシューベンドとは、

コロラド川が蛇行してホースシュー(馬などのひずめにつける蹄鉄)のような形に見えることがその名の由来。

 

『ベンド(Bend)』は『曲がり目』という意味。

 

これが人口ではなく自然現象というのだからすごいよなぁ。 

 

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立つのではなく、こうしてうつ伏せになって崖っぷちに近づけばそんなに怖くないことに気がついた。

さらにこの体勢の方が安全。

 

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11時45分。

ようやく駐車場へ戻る。

 

9時にここに到着したので、

約3時間もホースシューベンドを堪能したことになる。

 

さすがに3時間は長かったが、

無料でここまで楽しませてくれるホースシューベンドのコスパは五つ星レベル。

 

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その後ウォルマートへ寄り昼ごはんの買い出し。

 

12時30分ごろ、今回の宿、

Knights Inn Page AZ(ナイツ・イン・ページ・アリゾナ)に到着した。

 

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部屋はすでに準備できていてそのままチェックイン。

 

クイーンサイズベッドが2台。

Wi-Fi、駐車場、朝食無料。

2人で1泊で4698円。

1人1泊2349円計算。

  

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ベッドのところで終わりかと思いきや、

その奥にも謎のスペースがグンと伸びている。

 

まぁ、広いに越したことはない。

 

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13時。

久々のシャワーでリフレッシュする前にまずはランチタイム。

 

先ほどウォルマートで購入した

パン1ドル(約103円)

サラダ1.99ドル(約204円)

ハム1.79ドル(約184円)

1ガロンクリスタルガイザー0.94ドル(約96円)

を取り出す。

(私はここで歯磨き粉を0.94ドルで購入した。)

 

アリゾナ州は税金に関して少しややこしく、

レシートを見ると『TAX1=9.9%』、『TAX22=3%』と 記されていた。

 

たぶん食品と日用品(もしくは薬品)でかかる税率が違うのだろう。

 

ややこしい。

 

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パンはこのデカさでなんと1ドル。

 

サラダとハムも50%オフ。

破格の値段で手に入れることができた。

 

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果物ナイフを取り出しパンを切る。

 

切れ目を入れ、そこにサラダとハムを詰め込めばハイ完成。

 

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自家製サブウェイとでも言っておこうか。

 

なかなかボリュームがあり、味も美味しく、十分腹が膨れた。

 

しかもサラダとハムは半分くらい余った。

 

これで1人1.5ドル(約154円)ほど。

 

野菜不足も補えるし、なかなかいいメニューを考案したな。

 

今後定番メニューの仲間入りを果たしそうな予感。

 

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自家製サブウェイを食べ終え、部屋で昼寝をしたりしてゆっくり過ごす。

 

その後16時30分ごろ。

宿目の前にあるコインランドリーへ行き溜まっていた衣類の洗濯をした。

 

1回2ドル(約206円)で回せた。

 

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ランドリーを回している間、

ちょっと歩いたとこで開催されている出店(でみせ)エリアに足を伸ばしてみた。

 

昼頃までは晴れていたのに、いつの間にか雲行きが怪しくなってきている。。

 

やはりアンテロープ・キャニオンを明日に回したのは正解だったかな。

 

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我々がページの町に訪れた時はちょうどバルーンフェスティバル(気球祭り)の開催期間中だった。

出店エリアにも気球をモチーフにしたものがたくさん飾られたり、売られたりしている。

小さな町であるページにとって、このバルーンフェスティバルは年に1度のビッグイベントであろう。

 

そんな時にこの地を訪れることができて、本当に運が良かったと思う。

(今までキーウェストニューオリンズのハロウィーンなどニアピンが多かったからなおさら。)

 

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宿の受付で聞くと、気球の打ち上げは明日早朝に近くの広場で行われるという。

 

アルバカーキの気球フェスを逃してしまっていた我々。

まさかこんなところで気球が観れるとは思っていなかったので、受付の人から情報を聞いた時には胸が高鳴った。

 

明日は早起き決定だ。

 

さらに夜にはこの宿の前のメイン通りで、

本物の気球をまるでランプのように見立てて通りを飾る

という美しい催しも行われると言っていた。

 

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出店エリアを散策していたら雨が本格的に降ってきた。

 

コインランドリーに戻り衣類を取り出し宿へ戻った。

 

そして夜までダラダラ過ごし、

20時30分頃に夕食の買い出しでウォルマートへ出かけた。

 

昼に余ったサラダとハムを使い切るため、購入したのはまたしても1ドルパン。

 

昼と全く一緒のメニューとなったが、特に飽きは感じず美味しく頂くことができた。

 

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それから受付の人が言っていた美しい催しとやらを見学しようと目の前のメイン通りに出てみたが、何もやっていない。。

 

”あれぇ。。?”

 

確かにあの時、私は受付の人の言っていることを完全には理解できていなかった。

 

ひょっとしたら私の聞き間違いか?

 

自身の英会話能力の低さに落ち込み気味になったが、やっていないものはしょうがない。

意識的に『美しい催し』に関しては忘れることにした。

 

明日は朝6時30分くらいから気球打ち上げが始まるというので、

6時くらいには朝食を食べていたい。

 

今日は少し早めに就寝した。

 

▼次回記事(ページバルーンフェス)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断23日目①〜モニュメントバレーへ車で入場〜 世界一周130日目★前半

 テキサス州エルパソからアリゾナ州にあるモニュメントバレーまで車で移動中。

 

ニューメキシコ州からアリゾナ州へ入ったところにあるマクドナルドの駐車場で車中泊をしていた。

 

(1ドル=約103円 2016年11月3日。)

 

 ▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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この砂漠地帯なのか山岳地帯なのかわからない場所は、予想通り深夜には冷え込んだ。

 

深夜3時か4時ごろ寒さで目を覚ました私は、たまらず車のエンジンをつけ暖房をオン。

その時車の温度計が示していた数字は確か40℉(約4.4℃)

4℃を限界耐久温度とする私の寝袋では、もはや十分な暖かさをキープできない。

 

結局そこからあまり寝ることができずそのまま朝を迎えてしまった。

 

朝8時。

ようやく登ってきた太陽を合図に、我々はこのマクドナルドの駐車場を出発した。

 

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と、その前に。

冷えた体を芯から温めるため2、近くのガソリンスタンドへホットチョコレートを買いにいく。

 

シカゴ→ナッシュビル間のガソリンスタンドで、

『ホットドリンクどのサイズでも0.79ドル』という衝撃価格を経験しているので、

スモールサイズで1ドルを超えるという価格設定をどうしても受け入れられない。

 

近辺のガソリンスタンドを何件か回り、ホットドリンクを衝撃価格で販売している店を探す。

 

結果はどこも1ドル何十セントという価格で、

期待していた価格で販売している店は存在しなかった。

(まぁそのくらいが相場なのだが。)

 

結局車中泊をしたマクドナルドから一番近かったガソリンスタンドでホットチョコレートのラージサイズを1.35ドル(約139円)で購入。

 

アメリカのこういうドリンク購入は基本的にセルフサービス。

 

日本のコンビニなどとは違ってコップがすでに用意されているので、

それに好きなドリンクを注いでレジへ持って行き精算する。

 

気になるドリンクをちょこっと味見してから購入を決める、な〜んていうということも可能だ。

(OKなのかどうかは知らないが。)

 

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ちなみにアメリカのラージサイズはこのくらいの大きさ。

 

外へ出て車に乗ろうとすると、変なおっさんに話しかけられた。

 

先住民と日本か韓国あたりの血が混ざっていよう顔付きの彼は、我々に興味を持ったようで色々と話す。

アリゾナ辺りから先住民系の顔つきの人が一気に目立つようになった。

 

特に危険は感じなかったので、彼としばらく話をする。(8割がた聞き手)。

 

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しかしだんだんと話の内容がシビアになっていき、なんだか怪しい雰囲気に。。

 

彼の話す英語は20%くらいしか理解できなかったが、

どうやら彼はやはり韓国あたりにルーツがある方で、

身内と離れ離れになってフェイスブックなどを駆使して探しているけど見つからないとかなんとか言っている。

 

さらに、『どうやって探せばいい?』と、我々に案を求めてくる。

 

最終的にはお金をくれと、謙虚な姿勢ながら言われた。。

 

途中から薄々気づいていたが、その一言で彼の本当の目的がよくわかった。

 

そして、

『ごめんなさい。あげれるお金はないです。』と拒否の姿勢を表した。

 

『そうですか。世界旅行をするくらいならきっとお金持ちの方なのだろうなと思って声をかけたんですが。。わかりました。お時間頂いてしまい申し訳なかった。』

 

そんな感じで、彼は最後まで謙虚だった。

 

そんな彼の態度に少し罪悪感を覚えそうになったが、

 

”これで良かったのだ。”

 

と自分に言い聞かせ再び車を走らせた。

 

世界のどこに行っても物乞いをしてくる人はいるけど、

こんなに謙虚な姿勢で物乞いをされたのは初めてだった。

 

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気を取り直して、

モニュメントバレーを目指し、本当に何もない荒野地帯に1本伸びるコンクリートロードをひた走る。

 

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この辺りになってくるとガソリン値段がエルパソやニューメキシコに比べて一気に跳ね上がった。

 

昨日エルパソにいる時は1ガロン1.8ドルか1.9ドル台が普通だったのに。。

 

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日差しが強い。

 

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モニュメントバレーに近づいてくると、赤土の岩山が現れ始め徐々に雰囲気を高めていく。

 

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今朝出発してから約2時間が経過した11時ごろ

 

目の前にモニュメントバレーらしきでっかい岩山が見えてきた。

 

永遠に広がる荒野といい、

どこまでも続く一直線の道路といい、

突然現れるでっかい岩山といい、、

 

ここはまるで映画の世界だ。

 

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途中道路脇に車を停め、モニュメントバレーの外観、というか全体を眺める。

 

これからあの岩山地帯の内部へ侵入していくんだ。

 

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こんなところに真っ赤なフォードのマスタングできている人たちがいた。

 

せっかくの愛車が砂嵐や飛び石で汚れるぞ。

 

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モニュメントバレーはアメリカ先住民族であるナバホ族の保留地(要は土地) で、

『ナバホ族の聖地』と呼ばれている。

 

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ちょいちょい寄り道をしながら、

11時30分ごろようやくモニュメントバレーの料金所にたどり着いた。

 

1〜4人が乗った車なら1台20ドル(約2060円)

5人目以降1人につき6ドル(約618円)徴収される。

 

GROUP RATESというのはバスやバンで入場する場合の値段。

 

MORTORCYCLE、つまりオートバイは10ドルだ。

 

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料金所でモニュメントバレー内の見どころや回り方などが記されている簡単な地図を渡された。

 

そして、『ゆっくり回っても2時間あればで一周できるわ。』と捕捉された。

 

モニュメントバレー内には自家用車で走り観光できるバレードライブという道がある。

 

バレードライブは全長約27㎞基本未舗装のガタガタ道。

 

運転に自信のない方や雨の日などは無理をしないほうがいい、

とどこかのサイトで紹介されていた。

 

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料金所から道なりに進むとビジターセンターと駐車場がある。

 

さらにここにはTHE VIEW HOTEL というホテルもある。

時間や金に余裕がある方はここで一泊するのも悪くないだろう。

 

なんでも、モニュメントバレーで見る朝焼けや夕焼けの景色は『別世界の絶景』と称されているらしい。

 

確かに、東京ディズニーランドで見る夕暮れ時のビッグサンダーマウンテンは綺麗だからなぁ。

 

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駐車場付近ではナバホ族が観光ツアーを販売していた。

 

我々はツアーに参加するつもりはないのでそこはスルー。

とりあえずビジターセンターの建物内へ入った。

 

そこには簡単な博物館があり、軽くそこを見学した。

 

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そして外へ出れそうなところがあったので出てみる。

 

すると、そこはモニュメントバレー全体が見渡せる展望エリアになっていた。

 

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 いきなり現れた壮大なパノラマに嫌でも興奮する。

 

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景色を楽しみながら、とりあえず写真を撮りまくる。

 

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さらに少しスポットを変えて岩の上にも乗ってみた。

 

いやぁ、まだバレードライブを走っていないというのに、

ここだけでお腹いっぱいになってしまいそうだ。

 

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それでもこの絶景は本物のお腹までは満たしてくれない。

 

時刻は12時30分。

バレードライブを走る前に軽く昼食をとることに。

 

メニューは先日ウォルマートで購入した青リンゴとバナナ。

 

昼食を食べたら、いよいよモニュメントバレー内に車で突入する。

 

〜後半へ続く(モニュメントバレー突入)〜

 

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断23日目②〜モニュメントバレーを車で観光〜 世界一周130日目★後半

テキサス州エルパソから、

車中泊を経てアリゾナ州にある景勝地モニュメントバレーまでやってきた我々。

 

入場料車1台20ドル(約2060円)を支払いいざモニュメントバレーの内部へ。

 

*1〜4人乗りの車は20ドル。それ以上だとまた料金が上がる。

 

ビジターセンターの展望台からの景色だけで十分すごい絶景を見させてもらったが、

軽食をとって腹ごしらえをした後はそんな絶景の中に車で侵入していく。

 

一体どれほどの景色が我々を待ち受けているのだろうか?

 

(1ドル=約103円 2016年11月3日。)

 

▼前回の記事earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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13時ごろ。

昼食をとり終え、ようやくバレードライブに突入。

 

最初は見えるもの全てに興奮していたので、

特にビューポイントに指定されていないところでも車を停めて写真撮影をしていた。

 

ちなみに写真に写っているフランス人家族とは、この先しばらく行動がかぶることになる。

 

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モニュメントバレー内のポイントではアクセサリーなどのお土産が売られている。

 

ここのお土産やさんでは可愛い子犬が飼われていた。

 

それを見つけた動物好きの相方は嬉しそうに子犬へ近寄っていく。

 

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ビューポイントの看板を見つけると、このように車を脇に停めて外へ出て絶景を見る。

 

最初は料金所で渡された地図を見ながら行こうとしていたが、

そんなの見なくても走っていれば看板が現れる。

 

途中から地図はほとんど使わなくなった。

 

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バレーロードを走っていて一番気をつけなくてはいけないのがこれ、

『PRIVATE ROAD(プライベートロード)』。

 

ここはナバホ族、もしくは契約社しか侵入することが許されていない道路。

 

つまり一般人がここに入るには、

ビジターセンター駐車場付近で販売されていたナバホ族のツアーに申し込まなければならないというわけだ。

 

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スリー・シスターズ。

 

ここでの『シスター』は『姉妹』ではなく『修道女』の方のシスターを意味する。

 

3つの突き出した岩がまるでベールを被った修道女に見えることがその名の由来らしい。

 

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いろんなポイントに立ち寄りながら車を走らせ、

ついにモニュメントバレーの中でも最も有名であろう

『JOHN FORD POINT(ジョン・フォード・ポイント)』に到着。

 

ここはアカデミー賞を何度も受賞している映画監督、ジョン・フォードがとても気に入っていた場所。

 

実際に『駅馬車』『捜索者』などのロケをこの場所で行っている。

 

ジョン・フォード監督以外の映画でも、

 

『イージー・ライダー』

『インディー・ジョーンズ最後の聖戦』

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』

『フォレスト・ガンプ』

『ローン・レンジャー』

などなど、

 

数々の名作がここモニュメントバレーを舞台に撮影されている。

 

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本当に映画で出てくるような絶景。

とりあえず写真を撮るしかない。

 

私はジョン・フォード・ポイントを歩き回りながら写真を撮り、

 

”バック・トゥ・ザ・フューチャーで主人公のマーティーがインディアンの襲撃から身を隠すシーンの撮影はあの岩場で行われたのだろうか、、?”

 

などと妄想に耽っていた。

 

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ジョン・フォード・ポイントではホットドッグハンバーガーなどのファストフードを販売する屋台があった。

 

小腹が空いていたので何か買おうかとも思ったが、結局何も買わないことにした。

 

10ドルもするナバホバーガーナバホサンドウィッチがいったいどのようなものなのかは少し気になる。

 

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一番の見所だと思われるジョン・フォード・ポイントは、

11箇所あるビューポイントの内のまだまだ4番目。

 

料金所のおばさんはゆっくり回っても2時間ほどで回れる』と言っていたが、

この時点でもう1時間経過してしまっている。。

 

まぁ特に急ぐ必要はないのだが、”2時間で全部回るのは無理だな”、とこの時思った。

 

ところで、たまに現れるこの野良犬みたいなのはどこからやってきたんだ?

 

食べ物に飢えている様子で、

車を止めると襲いかかってくるような雰囲気を見せて近寄ってくる。

 

もしナバホ族の犬ならば、危ないのでちゃんと管理しておいてほしい。

 

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所々のポイントではこのように石が積み上げられていた。

暇つぶしがてら、我々もこの石積みに挑戦。

 

表面のザラザラ感が目立つこの赤い石は意外と積みやすい。

石と石がくっつくような感覚はまるで磁石。

 

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我々が積んだ石は、小さい石を使用している割にはなかなかの高さを出すことができたのではないか?

 

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その後も一つ一つポイントに立ち寄りバレードライブを走り回る。

 

写真に写っているのは最初のポイントから一緒だったフランス人家族。

こんなところで持参の弁当を広げて飯を食ってやがる。(羨ましい。。)

 

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最初はガタガタ感がそんなになかった道路だが、

奥の方へ進むにつれ未舗装具合が本格化していった。

 

このころには砂嵐がひどく、暑いけど窓を開けたくない状況になっていた。

 

そんなオフロードをゆっくりと進んで、ポイントも比較的じっくり鑑賞しているので、

『ゆっくり回っても2時間』と言われたバレードライブを、

我々は結局2時間30分弱で回りきった。

 

4/11番目のジョン・フォード・ポイントの時点で1時間経過していたことを思うと、

その後の巻き返しが素晴らしかったのだな、と回想する。

 

後半からポイントごとにいちいち車を降りることが億劫になって、

1つのポイントにかける鑑賞時間が飛躍的に短くなったことも大きな要因と言える。

 

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15時30分。

 

最後にもう一度ビジターセンターの展望エリアからモニュメントバレーの景色を眺めた。

なんだかんだ、ここが1番いい気がした。

 

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そしてビジターセンター内にあるお土産屋さんにも訪れる。

モニュメントバレー観光を締めくくった。

 

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モニュメントバレーを出て、時刻は16時30分。

 

本日はまだホットチョコレートとリンゴとバナナしか口にしていないので、

軽食を取るため最寄りのマクドナルドへ。

 

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私はホット&スパイシーマックチキンのマヨネーズ抜きを1.07ドル(約110円)、

フライドポテトSサイズを1.59ドル(約163円)で購入。

 

これまでの普通のマックチキンはなぜか存在せず、

代わりにピリッとした辛さがクセになるホット&スパイシーマックチキンが売られていた。

 

マクドナルドも地域によって販売する商品が違うということか?

 

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しばらくここのマクドナルドでワイファイを繋げてゆっくりしよう、という作戦だったのだが、

ここのマクドナルドには十分の強さのワイファイが完備されていなかった。

 

それに『長時間の長居禁止』的な内容のポスターが店内や駐車場に貼られている。。

 

予定変更を余儀なくされる。

 

とりあえず何かドライブのお供を買うため、隣にあったスーパーへ寄った。

 

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 スーパーには気色悪い、色鮮やかなケーキがたくさん売られていた。

 

さすがにこれには食欲はそそられない。

 

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先ほどのマックチキン1個とポテトSでは全く腹が膨れなかったので、

283gのバッファローウィング味のポテトチップスを2.87ドル(約295円)

で購入して二人で分けて食べた。

 

完全にバッファローウィングという名前だけ見て購入してしまったが、

これを買うくらいなら先ほどのマックでもう一個マックチキンかポテトを食っておいたほうがマシだったな、

と思えるくらい美味しくないものだった。

 

美味しくないというか、味が濃すぎてくどい。

 

それでもちまちまこのポテチをつまみながら、

次の目的地であるアンテロープキャニオンを目指した。

 

車を走らせること2時間弱。

アンテロープキャニオン周辺の町、ページのウォルマートにて今夜は車中泊をこなす。

 

▼アメリカ横断23日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレー→アンテロープキャニオン近くの町ページのウォルマートで車中泊。

 

▼次回記事(ホースシューベンド)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

▼あわせて読みたい

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断22日目〜エルパソ観光(ミッショントレイルとちょっぴり死者の日)〜 世界一周129日目★

現在、テキサス州エルパソでキッチン付きの宿に宿泊中。

 

今日の昼飯のおにぎりを作るべく朝早く起床した。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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 私は久しぶりに朝5時に起床して朝活をした。

 

思えば、ヨーロッパにいる時は朝4時〜5時ぐらいに起きる生活をしばらく続けていたなぁ。

(結局体調を崩しその習慣は自然消滅してしまったが。)

 

まだ2、3ヶ月ほど前の出来事なのに、なんかもうあの頃が懐かしい。。

 

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 実際に料理を作り始めたのは朝7時50分ごろ。

まずはおにぎりに欠かせない米を炊く。

 

普段は水の量を測るのは私の担当なのだが、

昨日水の量が少なすぎてかための仕上がりになってしまっていたので今日は相方に水の測量を任せた。

 

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 いい具合に米が炊けたことに相方は喜んでいた。

そしてその勢いのままおにぎりを握る。

 

その間に私は余っていたステーキを1枚焼く。

 

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相変わらずうまそうだ。

これは本日の朝ごはんになる。

朝からステーキとか、なんてリッチなんだろう。

 

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9時過ぎ。

玉ねぎを炒め、生のトマトを添えたら本日の朝食の出来上がり。

これをワイルドにかぶりつく。

 

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ステーキ朝食を食べ終えたら今度はベーコンを焼く。

これは本日の昼食となるおにぎりに使う。

これを先ほど握った俵型おにぎりに巻こうという作戦だ。

 

本当はこのベーコンとトマトを使ってペペロンチーノを作ろうと思っていたのだが、

昨日晩飯を抜いてしまったことにより、まるまる1パックベーコンが余ってしまっていた。

 

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1パック全部焼いた結果、予想以上にベーコンの量が多かった。。

そのため俵型おにぎりに巻くのは諦め、全てをアルミ容器に敷き詰めたおにぎりの上にのせた。

 

もはやおにぎりなのか丼なのかわからないが、

これならベーコンの旨みである脂が時間の経過とともにおにぎりに染み込み美味しくなるのではないか、と期待した。

 

ちょっと味見したら、このベーコン、予想よりもはるかにしょっぱい。

こんなに乗せて大丈夫だろうか、、、と、少し不安にもなった。

 

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なんとか全ての生物食材を使いきることができ、11時に宿をチェックアウト。

さて、ここからはエルパソの町観光へ出かける。

 

エルパソ観光と言ったらまず挙げられるのが『ミッション・トレイル』

 

ミッションとは、

16世紀に始まったスペイン人によるキリスト教布教活動のために建てられた伝道所のこと。

現存する伝道所(ミッション)は3つで、

それを巡る歴史的街道のことをミッション・トレイルという。

 

ミッション・トレイルはエルパソ中心地から東南方向へ少し行ったところに存在する。

 

とりあえずグーグルマップで『ミッショントレイル』と検索して出てきた地点まで行き、

あとは『Mission Trail』と書いてある看板に従いテキトーに車を走らせた。

 

そしてまず訪れたのがソコーロ・ミッション

 

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きれいな白色が眩しい。

見た目はどう見ても教会だが、ミッションというのでこれは伝道所になるらしい。

 

”んじゃ教会と伝道所って何が違うんだ?”

 

と気になったので調べてみると、

まぁ簡単に言うと規模の違いで呼び方が変わるということだった。

 

会員数が約20人以下、約20人以上、約50人以上と増えるに従い、

伝道所、第二種教会、第一種教会と成長していくらしい。

 

まぁ素人である私たちは全部ひっくるめて教会と認識してしまっていいのではないだろうか。

 

とりあえずここはスペイン人がキリスト教布教のためにまず建てた小さな教会だと。

 

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 ソコーロ・ミッションの内部は無料で見学が可能。

ちゃっかりお土産やさんみたいなのも併設されていた。

 

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 こじんまりとした、味のある教会だった。

 

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ちなみに『ソコーロ (socorro) 』とはスペイン語で『救い (help) 』という意味らしい。

 

▼ソコーロ・ミッションの場所

 

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ソコーロ・ミッション付近にはお墓があった。

 

そういえば今はハロウィーン期間。(11月2日)

 

メキシコでは『死者の日』といって、

故人への思いを語り合ったりする祝祭が11月1日と2日に行われる。

(1日は子供、2日は大人の魂が戻るとされている。)

 

ハロウィーンとルーツが近似している部分もあり、カボチャを飾ったり仮装をしたりもするらしいが、

最も死者の日を象徴する飾り付けはやはりスカル(骸骨)だろう。

 

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死者の日は日本でいうお盆に近い位置付けだが、そのコンセプトはあくまで明るく楽しく祝おうというもの。

 

『死を恐れるのではなく、逆にあざ笑ってしまおう』

という考え方は日本のお盆とは全く異なる。

 

そんな死者の日には、お墓までもが派手に装飾されるらしい。

 

そんな情報をインスタグラムから仕入れていたのは相方。

 

しかしここエルパソのお墓は、多少装飾が施されているお墓はあるが、インスタ投稿で見たほど派手で大規模のものはなかった。

 

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気を取り直して次のミッションへ。再びミッション・トレイルを車で走る。

 

途中ミッション・トレイルの3つのミッションの壁画を見つけた。

なるほど、あの形の建物を見つけたら寄ればいいのだな。

 

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2つ目に訪れたのはイエスタ・ミッション

 

どうやらここはエルパソ中心地から一番近いミッションらしいのだが、

回り方をミスっていた我々は2番目に訪れる結果となった。

 

訪れた時にはもう駐車場が閉店みたいな雰囲気でどんどんと人が出て行っている。

やばいと思った我々は『ちょっと見るだけ』、と、しれーっと駐車場に入って行き車を駐車。

駐車場は3つのミッション全て無料だった。

 

ロケットのような銀色のドーム型の屋根が印象的。

 

このイエスタ・ミッションはテキサス州で最古の現役キリスト教会らしい。

 

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内部見学を試みるも、残念ながら現在は工事中だった。

 

▼イエスタ・ミッションの場所

 

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さぁ、残るミッションはあと1つ。

それを探し、雰囲気的にはもうアメリカではなくメキシコだと言った方がしっくりくるエルパソの田舎道を走る。

 

しかしながら、もう一つのミッションの場所がどうにも見つからない。

 

事前にミッションの名前を調べ、グーグルマップで検索していればこのようなことにはならなかっただろうが。。

 

『とりあえずミッショントレイルを走っていれば全て現れるだろう』

という安易な考えで臨んでいたため自業自得といえばそれまでだろう。

 

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 最後のミッションは サン・エリザリオ

 

結局これがどこにあるのか全く見当がつかなかったが、

偶然見つけた観光バスみたいなのの後についていくことでここにたどり着くことができた。

 

それは想像していたよりもかなり南の方にあった。

 

このサン・エリザリオは3つあるミッションの中でも最も歴史的に有名なものらしい。 

 

▼サン・エリザリオ・ミッションの場所

 

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 それでもここに観光客の姿はほとんどなく、とても静かな場所だった。

 

というか駐車場が混んでいたイエスタ・ミッション以外で観光客などほとんど見ていない。

これは死者の日が関係しているのか?それとも普段からこんなもんなのか?

 

いつもこんな感じで閑散としているとしたら、ミッション・トレイルというのはなかなか寂しい観光名所だな。

 

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もちろんここも内部見学は無料でできる。

ここは3つのうちで一番大きかった。

ここもなかなか味のある教会だった。

 

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サブの祭壇ではこのように死者の日の装飾が施されていた。

少し派手さに欠けるが、死者の日の雰囲気を味わうことができた。

 

エルパソ観光ではほとんど車に乗ってミッション・トレイルを走り回っているだけだったので、

もう少しエルパソの町を歩いて回っていればもっと死者の日の雰囲気を味わえていたのかも、と今となっては思う。

 

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 ミッション・トレイルの3つのミッションを全て見学したら、途中で見つけた大きめの墓に立ち寄った。

 

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 風車などの装飾がなされている墓はあったが、やはりインスタで見たような派手な装飾の墓は見当たらない。

 

ヒスパニックが多いと言っても、一応ここはメキシコではなくアメリカだからな。

 

いつか本場メキシコで派手な死者の日の祭典を味わってみたいな、と思った。

 

ちなみに、

メキシコとの国境ゲートはすぐそこにあって、それを見た私はこのまま車でメキシコへ入国してみたくなったが、

相方の強い反対により今回はメキシコへは入国せず先を急ぐことにした。

 

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13時45分。

エルパソの町を去る前に、昨夜夜景を見たシーニック・ドライブへもう一度訪れた。

 

 ▼シーニック・ドライブ・展望台の場所

 

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ここで今朝早起きをしてこしらえた塩分たっぷりのベーコンたっぷりおにぎりをほうばる。

 

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やはり景色がいいところで食べる飯は美味いが、

米はボロボロと崩れるはベーコンの油で手はベトベトになるはでなかなか食べづらかった。

 

そして、やはりこのベーコンはだいぶしょっぱい。

 

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夜のエルパソの景色も素晴らしかったが、昼間に見るエルパソの景色もなかなかの見応えがあった。

 

高い建物がなく全体的に白を基調としている感じは、さながら日差しの強い南ヨーロッパを彷彿させる。

 

確かギリシャの町の景色はこんな感じだったな。 

earthtravel.hatenablog.com

 

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 ふと、ドナルド・トランプがこのメキシコ国境に壁を作るとか言っていることを思い出す。

実際どうなることやら。

 

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14時30分頃。

エルパソの町の景色を目に焼き付けたあとは、丘を下りそのままエルパソの町を後にした。

 

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15時ごろ。

おなじみのウォルマートへ来店。

 

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 ハロウィーンが終わったら次はクリスマスかぁ。

 

12月25日のクリスマス当日を、我々は一体どこで迎えることになるのだろうか。

今のところ予想できるのは、

 

1、中米のどこか。

コスタリカ行きの航空券は持っている。スペイン語留学をするかもしれないグアテマラが濃厚。)

 

2、アメリカのどこか。

(年越しをニューヨークで迎える予定なので、11月半ばにアメリカ横断を完了した後も年末までアメリカに滞在する可能性はなくもない。)

 

3、カナダ

(特にニューヨークからそう遠くないトロントが濃厚。冬になるとマイナス30度くらいまで気温が低下するということがネック。)

 

 

いずれにせよ、海外でのクリスマスは去年のフィリピンに続き2年連続となるのでワクワクする。

 

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 このウォルマートで

ドーナッツ2つを1.28ドル(約131円)、

バナナ2本を0・7ドル(約72円)で購入した。

 

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エルパソはテキサス州の本当にすみっちょに位置する町なので、ちょっと走ったらすぐニューメキシコ州に入った。

 

ルイジアナ州のビジターセンターで無料コーヒーをもらって以来、

新たな州に入った際にはできるだけビジターセンターへ寄るようにしている。

 

しかし無料コーヒーなどのもてなしがあったのは今の所ルイジアナ州がのみで、

このニューメキシコでもそのようなもてなしを受けることはなかった。

 

というか、このニューメキシコのビジターセンターはまだ明るい時間にもかかわらず既にクローズしていた。

 

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 エルパソから北へ1時間弱ほど進むと、右手にはあの有名なホワイトサンズがある。

 

しかし、

『ホワイトサンズはただ白い大地がバーッと広がっているだけのアメリカがっかりスポットだ。』

とかいう情報を仕入れていた我々は、その情報を鵜呑みにしホワイトサンズはサラーッとスルーすることにした。

 

白い大地を見るなら、ウユニ塩湖かどっかでいい、と。

 

 

そういえばエルパソから北上していると、途中で検問所があった。

 

最初は ”なんだこれ?”、と思い、何も悪いことをしていないのに不安になってしまっていたが、

パスポートを見せ、どこから来たか、どこ出身か、くらいの質問をされるだけで難なくそこを通過することができた。

 

『これは何の検問だい?』

 

検問の人にこう聞いてみると、

どうやらこれはメキシコからアメリカへ入国してきた人たちを調べる検問所だという。

 

メキシコ人の不法入国やドラッグなどの密輸を防ぐためか。

 

今思うと、エルパソにいる時にメキシコへ入国していなくてよかった。

日本国籍の人がどうなるかは知らないが、メキシコから来た人は検問に何時間も待たされることもあるらしい。

 

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何もない荒野を走り、17時40分ごろ給油のためガソリンスタンドへ寄った。

 

10ドル(1030円)分で5.053ガロン(約19.1リットル)給油。

ここはレギュラー1ガロン1.979ドル(約203円)。

1リットル約0.52ドル(約54円)計算。

 

まだまだガソリンは1ガロン1ドル台をキープしている。

 

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次の目的地はアリゾナ州ユタ州の州境付近にあるモニュメントバレー

 

エルパソからモニュメントバレーまでは、

まずインターステイト25号線を北上し、

アルバカーキという町あたりからインターステイト40号線に乗り換え西へ進む。

 

(アルバカーキは毎年10月頃に大規模な気球フェスが行われることで有名。

事前にその情報を仕入れていれば、その気球フェスに合わせて日程を組んでいたのに。。少し悔いが残る。)

 

その後アリゾナ州手前くらいのところでインターステイトを下り、

普通の国道みたいな道を走り北西方向にあるモニュメントバレーを目指す。

といった流れだ。

 

21時。

アルバカーキを超え、

インターステイト40号線上にあるなんとも珍しいマクドナルドのガソリンスタンドで給油兼トイレ休憩をした。

 

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15ドル(約1545円)で7.285ガロン(約27.53リットル)。

1ガロン2.059ドル(約212円)。

1リッター0.54ドル(約56円)計算。

 

ついに1ガロン2ドル台にガソリン価格が戻ってきた。

 

やはりメキシコから遠ざかるとガソリン価格は上がった。

 

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 インターステイトを降りた後は真っ暗な道が続いて少し怖かった。

これはいつ車を停めれるような場所が現れるかわからないぞ。

 

できればこんな道は夜走るのではなく、明日朝明るくなってから走りたい。

それに眠気も私を襲ってきている。(相方はすでに助手席で夢の中。)

 

そんなことを思いながら運転を続けていると、

目の前にファストフード店やガソリンスタンドなどが密集するエリアが現れた。

 

"ここだ。"

 

私は迷わずマクドナルドの駐車場へハンドルを切った。

 

位置的にはニューメキシコ州を抜けてアリゾナ州へ入ったばかりのところ。

ここで相方も目を覚まし、マクドナルド店内へ歯を磨きに行く。

 

山の中なのか砂漠地帯なのかはわからないが、このように何もない地域の夜はとことん冷え込む。

こういう時のために相方は先日ウォルマートで寝袋を購入したのだ。

 

▼マクドナルドの場所

 

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この時車の温度計は46℉(約7℃)を表示していた。

 

(この℉表記は最後の最後まで感覚がつかめなかった。

なぜアメリカは、マイルだのガロンだのポンドだのオンスだのインチだのフィートだのだの、マイナーな表記を使用しているのだろう。)

 

この時時刻は23時。

一体この後(特に深夜4時ごろ)どのくらい冷え込むのだろうか。

シカゴの極寒車中泊の悪夢が頭をよぎる。。 

earthtravel.hatenablog.com

 

それでも、これ以上進んでもいつどこで車中泊できる場所があるかわからないし、

そもそもこの先どこで車中泊をしても気温はそう変わらないだろう。

 

ということで、本日はこのマクドナルドの駐車場で一夜を明かすことにした。

 

どうかぐっすり眠れますように。

 

▼アメリカ横断22日目までのルート★  

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ→モニュメントバレーへ行く途中のアリゾナ州に入ったばかりのとこにあるマクドナルドで車中泊。

 

▼次回記事(モニュメントバレー観光)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断21日目〜エルパソの夜景とテキサスステーキアゲン〜 世界一周128日目★

現在テキサス州。

 

ダラス樹木園でハロウィーン気分を味わい、ダラスダウンタウンでケネディ暗殺現場を見学。

 

ダラスをあとにし、メキシコとの国境の町、テキサス州エルパソを目指し西へ西へと車を走らせていた。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝7時30分。

毎度おなじみウォルマートの駐車場で目をさます。

とりあえずウォルマート店内へ行きトイレとインターネット接続を済ますのも毎度のこと。 

 

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車内でりんごを切って食べる。

この前別のウォルマートで買った果物ナイフが大活躍だ。


 

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昨晩ここに到着した時ガソリン少量入れていたが、

ここから約400マイル(640㎞)離れたエルパソまで一気に行ってしまいたいので再び給油をしてガソリンを満タンにした。

 

この時朝8時15分頃

ようやく太陽が昇ってきた。

 

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昨晩と同じく10ドル(約1030円)分で5.078ガロン(約19.17リットル)のガソリン給油。

 

1ガロン1.969ドルという破格なガソリン値段。 

 

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昨日別のウォルマートで購入した1ドルポテチを開封しいざ出発。

 

エルパソまでは約6時間ほどのロングドライブになるので、このポテチのような口のお供は欠かせない。

 

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1時間ほど走ったところにあった綺麗めなビジターセンターみたいなところに寄ってみた。

 

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なんかすごいけど、特に何があるというわけでもない。

もちろんウェルカムコーヒーもない。

 

トイレだけ済ませ、すぐに出発した。

 

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 前半はインターステイト20号線を、

後半はインターステイト10号線を西へ進み、

予想していたよりも1時間も早くエルパソに到着してしまった。

 

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エルパソでは車中泊を避け、どうしても宿に泊まりたいという相方の要望があった。

なのでとりあえず近くにあったマクドナルドに入りWi-Fiを繋げて今夜の宿を探す。

 

先日ヒューストンで食べたステーキのうまさが忘れられず、

あの時『しばらく贅沢禁止』を誓ったにもかかわらず、気づけば私はエルパソのステーキ屋さんをネットで調べている。。

 

 ▼ヒューストンで食べたステーキ

earthtravel.hatenablog.com

 

”贅沢は禁止。でもステーキは食べたい。。”

 

そんなことを考えていると、

 

キッチン付きの宿に泊まって、ウォルマートでステーキ用の肉を安く買ってきて作ったらいいんじゃないか?

 

という考えを思いついた。

 

安宿に泊まりステーキを食べに行くか、

少し値段は上がるがキッチン付きの宿に泊まってステーキを自炊するか。

 

悩んだ末、我々はステーキ自炊を選択した。

 

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 そうと決まればサッサとキッチン付きの宿を予約し、最寄りのウォルマートへ向かった。

 

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 そそられる肉がたくさんあって、どの肉を買ってやろうかものすごく迷う。

 

肉を陳列していたウォルマートスタッフに

どの肉が一番柔らかい?』と聞いてみるが、

 

『僕は肉の専門じゃないからわからないんだ。ごめんね。』

と言われた。

 

そうか、こいつはただの陳列係か。

 

肉の他にもベーコン玉ねぎトマトも購入した。

ステーキは今日の昼飯で、ベーコンやトマトは今日の夜飯と明日の朝食を考えての購入だ。

 

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ついでにガソリンを18.35ドル(約1890円)分で9.82ガロン(約37.11リットル)給油した。

 

陥っている負の連鎖を表すかのように、

久々に半端な金額で満タンに達するというミスを犯してしまった。(ミスと言っても、特に問題はないのだが。)

 

それにしてもここのレギュラーの値段は1ガロン(約3.78リットル)あたり1.869ドル(約192円)。

1リットルあたり約0.49ドル(約50円)計算になる。

 

ついに1ガロン1.8ドル台に突入。

さすがメキシコが近いエルパソ。ガソリンが安すぎる。

 

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予約した宿は バリュー・プレイス・エルパソ というところ。

 

キッチン付きのダブルルームで5153円。

1人1泊2576円ということになる。

 

ただここはWi-Fiが有料なので注意が必要。

 

私がそれに気がついたのはチェックインをする時だった。。

 

予約時にちゃんと確認していなかった私が悪いので、

そこは反省し1日3.35ドル(約345円)でWiFiを購入した。

ちなみに1つ購入すれば2人でシェアできる。

 

チェックインを済ませエレベーターで3階にある部屋へ向かおうとすると、

そこにはベッドの運搬作業真っ只中のお兄さんがいて、エレベーターを使ってベッドを運んでいた。

 

そして彼は我々に向かって『階段なら廊下をずっと行ったとこにあるぜ。』と一言。

 

いやいや、

いくら大量のベッドを運んでいる最中だといっても、まずは客を優先させるべきではないのか?

 

少なくとも私が日本で引っ越しの仕事をしている時は、

エレベーターを利用する人がいたらまず間違いなくその人たちを優先させていた。

 

このベッドのお兄さんの対応には納得がいかなかったが、

ここは気持ちをグッとこらえて階段で3階の部屋まで向かうことにした。

 

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部屋はこんな感じ。

ちゃんとキッチンも備わっている。

 

と、ここで私の脳裏に不安がよぎった。

慌ててキッチンの棚という棚を全部開けてみると、

 

ない。

 

そう。

フライパンや食器などの類が何一つ用意されていないのである。

 

”なんでキッチンがあってキッチン道具がないんだよ。。”

 

落胆した私はとりあえず受付へ向かった。

 

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 受付のところにあったポスターを見ると、

このようにディッシュパックを29.99ドル(約3088円)で購入できることが書いてある。

 

よく見ると販売を意味する『YOURS TO KEEP』という言葉が書いてあるが、

この時の私にはそんな文字が全く目に入らず、

これは29.99ドルでレンタルできるのだと思い込んでしまっていた。

 

キッチン道具がないと料理ができないので、痛い出費にはなるが借りざるをえない。

 

私は受付にいた女性スタッフに『ディッシュパックをレンタルしたい。』と申し出た。

 

すると彼女は何やらごにょごにょ言いだして、とにかくそれはできない、ということを言っている。

 

『はぁ?』

 

思わず日本語で本気の『はぁ?』を口にしてしまった。

 

キッチン道具は使えないということ以外、彼女の話す英語が全く聞き取れなかった。

レンタルできない理由をもう少しゆっくり説明してもらったが、それでも何を言っているのか要点をつかめなかった。

 

これは彼女の発音の問題ではなく、私のボキャブラリー不足によるものだったと自覚している。

 

『キッチンがあって道具がないってどういうことだ?

しかもその道具を販売するポスターを貼っておいてそれはできないってどういうことだ?

それにさっきエレベーターに乗ろうとしたらあのベッド運びの兄ちゃんがなぁ、... 』

 

できれば英語でこのような文句を言ってやりたかったが、

それができなかった私にできたことといえば、表情と態度で『ふざけんなよ。』という感情を表すことだけだった。

 

たまらず私が、『キッチン道具がないなら部屋をキャンセルしたい。』と言うと、

 

『それはできない。もししたとしてもキャンセル料がかかりますよ。』と言われた。

 

その後も食い下がっていると、

『近くにウォルマートがあるから、そこならここよりも安く色々売ってると思うわ。』と言われた。

 

この一言で私の憤りは爆発寸前に。

 

それでも、ここで日本語を解禁してバーっと文句を言ってその場を去るのも大人げなさすぎる。

憤りはすぐに呆れに変化し、私は『わかった。』とだけ言って部屋に戻った。

 

女性スタッフは一応『ソーリー』と言っていたので、特別に対応が悪いわけでもない。

 

このディッシュパックがレンタルではなく購入するものだと気付いたのは、部屋に戻ってポスターの写真を見返している時だった。

 

アメリカではキッチン付きの宿でもキッチン道具は持参というのが常識なのか?

 

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それはそうと、この先どうする?

 

肉や野菜などの食料はもう購入してしまっている。

しかし明日からはまたいつ宿に泊まるかわからない車での生活が再開されるわけなので、これら生物はどうにかして片付けなければならない。

でも新たにフライパンや食器などを購入しても後々荷物になるだけ。

 

とりあえず再び最寄りのウォルマートへ向かった。

 

車を運転している時も、あの宿へのイライラは心の中でグツグツと煮えていた。

こうなると、私の確認不足だったはずのワイファイが有料というところにまでその怒りの矛先は向いてしまう。

 

"キッチン付きのホテルでフライパンなどが一切ないって。"

"キッチンが付いているから少し奮発してこのホテルを選んだのに。"

"あの場面ではマネージャーを呼んでクレームをつけたほうがよかったのか。"

"もう少し冷静になって知的なやりとりはできなかったものだろうか。"

"日本だったらどのような対応がなされるだろうか。"

"お金を節約しようとしてしたことがかえって裏目に出ているではないか。"

 

完全に負の連鎖に陥っている。

 

こういう時はポジティブにものを考えねば。

とは思っているものの、しばらくの間、心の中はネガティブなまま。

 

ネガティブな気分のうちに思う存分ネガティブな考えをして、

ある程度頭が冷えてきたらポジティブシンキングに切り替える。

 

私にはそんな思考パターンがあるということはわかっているのだが、

ネガティブなことを考えている時というのはやはり辛いものである。

 

こういう予期せぬことに対処していくことが行き当たりばったりの旅の醍醐味でもあるわけだが、

やはり実際そのようなことが起こったらその時はめんどくさく、えらく気分が萎えてしまう

 

自らこのような行き当たりばったりの旅を望んで実行しているのに、

ギリギリに計画を練り非常に効率の悪い旅程になってしまうと、それはそれで腹立たしく思えてしまうことがよくある。

 

そのようなことは旅に出るずっと前から何度も起こっていることなのに、一向に改善される兆しはない。

 

そうならないように心がけている時もあるのだが、それは毎回ではなく、いまいちまだそれを自分のものにできていない感じ。

 

いつになったら私のこの行動パターンは完全に改善されるのだろうか。。。

 

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そんなことをとめどなく考えているうちにウォルマートに到着した。

ここで相方が名案を思いつく。

 

それはバーベキューや鍋焼きうどんなどでよく使われているアルミの容器を買って肉や野菜を炒めるというもの。

 

なるほど、それなら使い捨てができて荷物にならないし、何と言っても値段が安い。

 

というわけで、

ウォルマートで3枚入りのアルミ容器を3.23ドル(約332円)で購入して宿へ戻った。

 

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 これがそのアルミの容器。

正直こんなものでステーキを焼いたりしたら穴が開いてしまうんじゃないか?

という不安はあった。

 

でもまぁ、その時はその時だ。

 

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 こちらが購入した食材。

 

熟考の末、

結局肉は分厚いトップサーロイン約900gを10.77ドル(約1109円)で購入していた。

 

その他ベーコン2.98ドル(約306円)、

白たまねぎ1個を0.55ドル(約56円)、

ちっこいトマト2個を0.32ドル(約33円)で購入。

 

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早速ステーキを焼いてみる。

思いの外うまく焼けることにちょっとびっくり。

肉から脂が出るので、油をひかなくてもそこまでくっつかない。

 

そして焼いているとステーキのいい匂いが部屋中に充満し始めた。

火災報知器が反応しなければいいのだが。。

 

ちなみにステーキの奥にあるのは米にトマトを豪快にのせたもの

 

この前ニュースアプリを流し見している時、

トマトと一緒に米を炊く『トマトごはん』というものが意外と美味しいという記事が目に入った。

 

それ以降トマトごはんが気になっていた私は、この機会にそれを試してみようと思ったわけだ。

 

作り方は非常に簡単で、トマトを米の上に豪快に載せてあとは通常通り炊くだけ。

果たして本当に美味しいのか?

 

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 肉がいい感じに焼けてきたらたまねぎを炒める。

味付けは醤油とガーリックパウダー。

 

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調理開始から約20分で完成。

肉は予想以上に柔らかくジューシー。

下手なレストランで食べるステーキよりも断然うまい。

 

これで1人3.59ドル(約369円)なので超格安だ。

(肉は1パックに3枚入っていたので10.77÷3で3.59。今回は2枚使用したのでまだ1枚余っている。)

 

生焼けの部分があったので2度焼きもしたが、ちゃんとしたフライパンがあればそんな手間はなかっただろう。

 

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ちなみに、トマトライスの方は、まぁわるくない、って感じの感想。

そもそも水の量が少なすぎて超かための米が炊きあがってしまったので、その時点で本来のうまさを味わえていない。

ちゃんとした炊飯器があるときにまた試してみたいと思う。

 

 

この食事をとっている時がちょうど16時ごろ。

昼飯にステーキを食う予定が、ドタバタしたせいで夕飯みたいな感じになってしまった。

 

こうなると晩飯はいらなくなるので、

ステーキ1枚、ベーコン1パックなどの食料を明日のチェックアウトまでにすべて消費できるかが問題となる。

 

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ステーキとトマトご飯を食べた後は部屋でテキトーに過ごした。

ガッツリしたエルパソ観光は明日でいい。 

 

しかし、明日の夜にはエルパソを離れている予定なので、

美しいと評判のエルパソの夜景はこの日のうちに見ておく必要があった。

 

20時ごろ。

正直少々面倒くさかったが、なんとか気持ちを高めて車に乗り込みエルパソの夜景スポットへ向かった。

 

宿からそのスポットまでは車で約30分ほどかかる。

そのスポットの名はシーニック・ドライブ

 

地元民にも人気のドライブコースで、

ビューポイント(展望台)には駐車場が何台かあるのでゆっくり夜景を堪能できる。

 

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 高い建物がなく、市民の生活の明かりで構成さたエルパソの夜景は地平線まで伸びている。

まさに光の大地。

 

アメリカでよく見られるそびえ立つ摩天楼の夜景とは違い、温かみがある。

 

ここから見えるインターステイト10号線よりもう少し奥へ行くと、

そこはもうである。

 

メキシコとアメリカの国境になっているリオ・グランデ川はさすがにこの暗さじゃ確認できない。

 

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 メキシコ市民の温かい明かりと言ったが、

実はここから見える地域はメキシコでも超絶危険な町と言われる

『シウダー・フアレス』という地域。

 

ネット上では世界一危険な町、と書かれていることもある。

 

ここから夜景を眺めているだけではとてもそんな危険な地域などとは全く想像がつかず、

その明かりの温かみからむしろ優しさに溢れた地域にすら見えてくる。

 

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”メキシコの人たちめっちゃ電気使ってんじゃん。”

”ただ遠くから見ているからそう見えるだけかな?”

 

なんてことを思いながらエルパソの夜景を楽しんだ。

 

これは確かに美しいと評判になってもおかしくないし、地元の人たちも誇りに思っていることだろう。

実際地元民っぽいのがたくさんいたし、

この展望台からもう少し下ったところにあるもう一つの展望台には、

地元のちょいワル少年みたいなのがスピーカーで爆音を鳴らしながらたむろしていた。

 

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じっくりと夜景を味わったら宿へ戻る。

宿に着いたのは22時前くらいだっただろうか。

 

明日は今日買った食材を全部使い切るために朝からおにぎりを作る予定。

いつもより早めの起床をしなくてはいけない。

 

眩しい日差しを浴び嫌でも起こされる車中泊の朝と、

カーテンは閉ざされふかふかのベッドの上で目覚める宿泊の朝では、

目覚め方が全然違う。

 

 車中泊の時は一切目覚ましはセットしないが、宿に泊まる時は一応セットしておく。

 

おにぎりを作ってチェックアウトしたらその後はエルパソの町観光へ。

ミッショントレイルを回るつもりだ。

 

その後最後に今夜夜景を見たシーニック・ドライブの展望台でそのおにぎりをほうばる

といった予定だ。

 

▼アメリカ横断21日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→エルパソ。

 

▼次回記事(ミッショントレイル巡り)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断20日目②〜ケネディ暗殺現場【ダラス観光】〜 世界一周127日目★後編

10月31日。

ハロウィーン当日を本場アメリカで過ごしている。

 

テキサス州ダラスのダラス果樹園で行われていたハロウィーンイベント、

かぼちゃ庭園を見学した後、

 

ついにダラス観光のハイライトであるケネディー暗殺現場へ向かう。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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ダラス樹木園の後はダラスダウンタウンへ。

 

ダラスでの見どころと言えばやはりジョン・F・ケネディ暗殺現場

 

逆にケネディがダラスで暗殺されなかったら、何がこの町の観光名所になっていたのだろう?

 

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とりあえず町を歩くには車を駐車場に停めなくてはならない。

 

ケネディ暗殺現場付近まで来たらその近辺をぐるぐると流し、安めの駐車場を探した。

 

なかなか条件に合う駐車場を見つけることができず、同じところを3周くらいはしただろうか。

 

結局ケネディー暗殺現場の北側に位置するジャンクションの高架下にあった、

『平日朝5時〜夕方5時まで2ドル』という超破格の駐車場を発見。

そこに車を停めた。

 

ケネディ暗殺現場までは徒歩10分かからないくらいのところにあるので、立地も問題ない。

 

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いつも通りチケットマシーンで駐車券を購入し、車のダッシュボードに見えるように置いておく。

 

この時14時20分ごろ

 

17時まで2時間30分ほどしかなかったが、

ケネディ暗殺現場を見学するくらいならこれだけ時間があれば十分だ。

 

(博物館に入場してガッツリ見るのなら足りないかもしれない。)

 

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これが The Sixth Floor Museum (シックス・フロア・博物館)

 

ケネディ大統領は当時教科書倉庫だったこの建物の6階の窓から狙撃され暗殺されたとされている。

 

しかし、

致命傷を与えた銃弾は別の角度から撃たれたものだったとか、

犯人とされていたオズワルドが事件2日後に暗殺されたなど、、

 

未だにたくさんの謎に包まれていて真実が解明されていないというのが現状。

 

ちなみにオズワルドは逮捕されてから『俺ははめられただけだ。』という言葉を残している。

 

今でもキューバのカストロ陰謀説マフィア犯行説など、幾つかの説が流れている。

 

口封じのため関係者の暗殺が繰り返されるなど、

詳細を知るとそこではまさに映画『ゴッドファーザー』のような酷いことが行われている。

 

そういうこともあり、私はマフィア犯行説が有力なのではないか、と思っている。

 

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このシックス・フロア・博物館の1階はギフトショップになっていたが、

これは博物館の出口を兼用する場所だったので、博物館に入場していないとそこに入ることができなかった。

 

ギフトショップぐらい出入り自由にしてくれたっていいのに。

 

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そんな博物館はスルーし、とりあえずケネディ暗殺現場へ。

 

このエルム・ストリートを車に乗ってパレードしている最中にケネディは暗殺された。

 

その瞬間の映像というのはユーチューブなどでも普通に閲覧することができる。

(しかもカラーで。)

 

私もダラスへ来る前予習も兼ねてその映像を何度も閲覧したが、なかなか衝撃的な映像だった。

 

1枚目の写真のシックス・フロア・博物館の6階

写真向かって一番右隅の窓からオズワルドはケネディを狙撃をした。

 

しかし前述した通りケネディに致命傷を与えた頭部への銃弾は違う角度から撃たれたとされている。

 

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この道路上のバツ印が狙撃された地点。

 

バツ印は1箇所だけではなく、ここからもう数十メートル先に進んだところにもう一つある。

 

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暗殺現場のエルムストリート沿いでは当時の新聞が売られていたり、

ケネディ暗殺についての自説を観光客に熱弁する人が何人かいた。

 

この人たちの説明に捕まるのは正直めんどくさいので、

すでに捕まっている観光客の後ろから覗き込み、盗み聞きをするような形でその説明に耳を傾けた。

 

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ケネディ暗殺現場を見学しながら近くにいたリスと戯れた。

リスを見るとロンドンのハイド・パークを思い出す。 

earthtravel.hatenablog.com

  

ここにいたリスはなかなか人間慣れしている様子で、我々が近くにいても逃げようとはしない。

 

木の実と見せかけて石を投げたり、木の枝でおびき寄せたりしながらしばらく遊んだ。

 

残念ながら相方がロンドンでリスのエサ用に購入したピーナッツは、

この時も車のトランクの奥深くで眠っていた。

 

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ケネディ暗殺に関するギフトショップ訪問を半ば諦めていた我々だが、

シックス・フロア・博物館の道をまたいで反対側の建物にもギフトショップがあることに気づいた。

 

ここは先ほどのギフトショップと違い出入り自由。

 

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そこでは新聞、Tシャツ、小物、本、ポスターなど

ケネディに関するグッズがたくさん売られていた。

 

特に強く惹かれるものはなかったので何も購入していないが、見ているだけで楽しめる。

それが、ギフトショップだ。 

 

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その後近くに見えたお城のような建物に行ってみるも、何かよくわからなかったし、

特に入ろうという意欲もわかなかったのでここは外観を見るだけで良しとした。

 

これは一体何だったんだろう?

 

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15時50分ごろ。

ダラス観光を終え近くのウォルマートへ寄った。

 

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 いやぁ、先日ヒューストンでステーキを食った時は、

『ステーキはこれで最後っ』て思っていたが、

時間が経ち肉を見るとやはり食べたいという欲望が襲ってくる。。

 

最近私はウォルマートへ行くと、必ずと言っていいほど肉のコーナーへ訪れている気がする。。

 

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ここで

リンゴ3つを3.05ドル(約314円)、

1ドルポテチを2つ(つまり2ドル(約206円))、

バナナ1本を0.94ドル(約96円)、

水1ガロン(約3.78リットル)を0.88ドル(約90円)

 

で購入した。

 

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そして寒さに弱くちょっとでも寒くなると凍えて眠れなくなってしまう相方は、

ついにここで寝袋の購入を決断した。

 

シカゴで極寒の車中泊を経験した時にすでに購入を決意していたはずなのだが、

アメリカを南下するにつれ気温が暖かくなっていったことや、

なかなかコンパクトな寝袋が売られていなかったこともあり未だ購入に至っていなかった寝袋。

 

今回購入したのは結局望んでいたほどコンパクトなものではなかったが、

今後本格的に突入していくアメリカの砂漠地帯のことを考えたらそろそろ購入しておかなければならない時期だ。

 

小さなラジカセくらいのサイズの寝袋を税込み43.27ドル(約4456円)で購入した。

*写真で持っている緑のやつよりももっと小さいサイズのやつ。

 

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ウォルマートでショッピングやネット接続を楽しみ、

結局そこに1時間30分くらい滞在してしまった。

 

17時30分ごろ。

ようやく次の目的地を目指し車を走らせた。

 

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 ダラスの次の目的地はまだまだテキサス州内。

テキサス州は本当にデカくて広い。

 

その目的地というのはメキシコとの国境の町テキサス州エルパソ

 

その名前からもメキシカンな雰囲気がひしひしと伝わってくる。

 

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ダラスからエルパソまでは、とりあえずはインターステイト20号線をしばらく進む。

 

夕日に向かって車を走らせていると、”西へ向かっているんだなぁ”ということを強く実感することができる。

 

それにしても夕日が綺麗だ。

 

なんか、最近毎日夕日が綺麗な気がする。

 

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 21時。

ダラスから東に223マイル(356㎞)ほど進んだところにあるガソリンスタンドでガソリンを10ドル(約1030円)分給油。

 

5.078ガロン(約19.17リットル)入った。

 

ここのガソスタはレギュラー1ガロン(約3.78リットル)1.969ドル(約202円)。

 

1リッター0.52ドル(約53円)計算。

 

本当、テキサスはガソリンが安くて助かる。

 

もう、1ガロンで2ドルいってしまうと高く感じてしまう。。

 

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 そして今夜はこのガソリンスタンドと同じ敷地内にあったウォルマートの駐車場で車中泊をすることに。

 

まだ21時をちょっと過ぎたところなので、

我々にしては早い時間での駐車場チェックインだ。

 

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 車の中で昼に購入したリンゴを切る。

このリンゴが今夜の夕食だ。

(完全に今日訪れたダラス樹木園の出費を引きずっている。。)

 

その後テキトーに時間を過ごし、本日は就寝。

 

テキサスのほぼど真ん中あたりに位置するこのウォルマートから

テキサスの端っこにあるエルパソまではおよそ400マイル(640㎞)。

 

順調に行けば、明日の昼すぎごろにはエルパソに到着できるだろう。

 

▼アメリカ横断20日目までのルート★  

 

 

 

デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→ヒューストン→ダラス→テキサスのど真ん中のウォルマートで車中泊。

 

▼次回記事(エルパソ到着)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断20日目①〜ダラス樹木園でハロウィーン【ダラス観光】〜 世界一周127日目★前編

テキサス州ヒューストンから同じくテキサス州であるダラスへ向けて北上中。

 

昨夜はインターステイト45号線上にあったビジターセンターの駐車場で車中泊をした。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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9時ごろ目を覚ます。

トイレがてら早速建物内へ入って無料のコーヒー、もしくはテキサス名産などのおもてなしがないか確かめる。

 

ルイジアナ州のビジターセンターで無料のルイジアナコーヒーが用意されていたことに味を占めている)

earthtravel.hatenablog.com

 

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残念ながらコーヒーやテキサスステーキなどのおもてなしはなかった。

やはり、そう甘くはない。。

 

その代わりと言ってはなんだが、

ここにはスマホなどを充電できるコンセントが備わっており、

相方曰くワイファイも無料でつながるとのこと。

 

しかしなぜかこの時私のiPhoneとMacBook Airではその無料ワイファイにつなげることはできなかった。

 

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スマホも体も充電完了状態。10時過ぎごろビジターセンターを出発。

 

空は相変わらずいい天気。

広大なアメリカの大地を突っ切る。

 

テキサスあたりから何もない荒野の景色が目立ち始めてきた気がするぞ。

 

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10時40分。

眼の前にダラスの摩天楼が現れた。

規模はヒューストンとそう変わらないか、少しデカイくらいか。

 

最初の目的地は目の前に見えるダラスダウンタウンではなく、

ハロウィーン仕様の装飾が施されているというダラス樹木園というところ。

 

そこはダラス中心地から北東に15分くらい走ったところにあるので、

一旦はダウンタウンをスルーして北東方向へ車を走らせる。

 

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ハイウェイを降りて下道を走っている時、

信号待ちをしていた我々の眼の前に白バイ(実際には黒いバイク)が現れ道をふさいできた。

 

白バイが来たのと同時くらいに信号は青になったが、こいつのせいで前へ進めない。。

 

”なんだこのテキサスレンジャーは。。邪魔だ、どけ!”

 

そんな思いもむなしく、

結局その白バイは信号が青の間は1ミリたりともそこを動こうとはしなかった。

 

そして我々側の信号が赤になった途端に前進。その場を離れやがった。

 

”なんなんだこの嫌がらせは。。”

 

全くなんの目的で進路を塞いでいたのかわからないまま、2周目の赤信号を待った。

 

白バイもこちらを向いて頭をさげるなどすればいいものの、

そのようなことは一切せず、ただ前を見て道をふさいでいるだけだったので感じが悪い。

 

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10時50分。

ダラス樹木園に到着。

 

ハロウィーン当日というだけあって、意外と多くの人が来園している様子。

そのほとんどが家族連れだった。

 

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気になるのは料金。

まず駐車場で車1台15ドル(約1545円取られ、

さらに入園料で1人15ドルとられるという、予想以上に高い金額を請求された。

 

我々の中では駐車場だけで15ドルも取るなんてことが理解できず、結構なショックを受けた。

 

昨日のヒューストンのサニー・フリーマーケットなんて車1台2ドル(約206円)だったぞ。

 

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でもせっかく来てしまったのだから、後戻りするなどそれこそ馬鹿らしい。

 

今日はハロウィーンだし、

特別に奮発したと考えることにしてとにかく園内がその料金に見合ったものに仕上がっていることを期待した。

 

そういえば、おとといも1人45ドル(約4635円)のテキサスステーキを食べるにあたり特別に奮発したっけな。。

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とりあえずインフォメーション窓口へ行きパンフレットをもらう。

このかぼちゃの敷き詰め具合はすごい。

これは結構期待できるかも。

 

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ダラス樹木園でかぼちゃ以外のみどころと言えば、

園内に点在しているを歴史上の偉人たちの像

 

こちらは画家のクロード・モネ

 

なぜフランスの画家であるモネがここアメリカの樹木園にいるのかはよくわからない。

 

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こちらはアメリカ合衆国第15代大統領エイブラハム・リンカーン

 

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リンカーンのところからちょっと歩いたら、そこにはかぼちゃが大量に置かれたゾーンがあった。

 

こうやってアップで写真を撮ると凄く見えるが、

実際その場で全体を見てみると、それは想像していたよりも迫力に欠けるものだった。。

 

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かぼちゃの家。

 

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子供達がたくさん遊んでいた。

 

アメリカではハロウィーンの日は学校は休みなのか?

いや、そんなことはないよな?

 

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前述した通り、写真の撮りようによっては凄くいいところに見えるが、

実際その場にいるとそんなにすごくない。

 

いや、すごいのだが、想像していたものがもっとすごいものだったので期待が外れたと言った方が正しい。

 

駐車場15ドル+入園料15ドルで30ドルも払っていることも期待値をあげていただろう。

 

”30払ってこれか。。”

 

そんな思いが頭をよぎった。

 

あまりにも期待を下回るものだったので、

私は『まだ他にメインのかぼちゃ会場があるのだ』

と本気で思ってしまうほど。

 

しかし園内全てを歩いてみてもかぼちゃ装飾がされていたのは、エントランスのところとここのみだった。

 

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悔しい結果になってしまったが、いつまでもぐちぐち言っていてもしょうがない。

こうなったら例の偉人の像を全部回って一緒に写真を撮ってやる。

 

無理矢理でも目的を作り、30ドル分精一杯楽しもうと考えた。

 

この像はパッと見アインシュタインかと思ったが、

よく見るとアメリカの作家マーク・トウェイン

 

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ずーっと園内を奥の方へ歩いて行くと、子供向けのエリアのゲートがあった。

 

せっかくなのでここにも訪れておこう、と、そのゲートを潜ろうとする。

 

するとスタッフに

リストバンドはあるか?』とジェスチャーで問われた。

 

『そんなものない。』とこちらもジェスチャーで返す。

 

『裏にあるチケット売り場で買ってきなさい。』とこれまたジェスチャーで返された。

 

なんとこのエリアに入るには別途料金が必要になるらしい。。

 

どんだけ金を取れば気がすむんだ?

 

もちろん、我々はこのエリアへは入場していない。

 

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その別料金エリアを避け園内を歩いていると、

次に現れたのは今度こそアルベルト・アインシュタイン

 

この園内に入る像たちは基本的に遠くの空を見つめている。

 

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広場でプーさんが走り回っていた。

 

よく見ると全身プーさんの衣をまとった2歳前後と思われる子供。

 

たぶん本物のプーさんの大きさはあんなもんじゃないのかな?

 

その姿を遠くから見ると、まるで本物のプーさんが動き回っているように見えた。

 

ディズニーランドで見る大人ほどの身丈のプーさんよりも、

こっちの方が原寸大に限りなく近くてリアルだった。

 

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ベンジャミン・フランクリン

 

政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者など

多彩な才能を発揮してアメリカ社会に大きく貢献した人物として100ドル札の肖像に選ばれている。

 

米ドル紙幣の最高額である100ドル札に選ばれるなんて、相当偉大な人物なんだな、と思いきや、

 

アメリカではより少額の紙幣により権威的な人物が使用されることが一般的らしい。

 

その理由は、

小額紙幣の方がより多くの人の手に渡り目に触れる機会も多いからということらしい。

 

日本とは全く逆の思考である。

 

つまり米ドル紙幣の中で1番権威的とされているのは1ドル札の肖像であるアメリカ合衆国初代大統領のジョージ・ワシントン

 

その次に2ドル札のトマス・ジェファーソン

5ドル札のエイブラハム・リンカーンと続く。

 

実際2ドル札など日本でいう2000円札ばりに使い勝手が悪く、全く流通していないらしいのだが。。

(以前偶然会計の時に2ドル札を使用したら、レジの人に『ワァオ!』と驚かれたことがある。)

 

ちなみにベンジャミン・フランクリンを訪れる前にはライト兄弟の像もあったのだが、

そこをベンチ代わりに腰掛けて一向に退こうとしないアメリカ人2人組が邪魔だったために撮影できなかった。

 

我々の目標はことごとく打ち砕かれたことになる。。

 

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 園内をぐるっと一周し、最後にもう一度ハロウィーン装飾が施されているかぼちゃのエリアに寄った。

見納めだ。

 

何度見ても、どこか物足りなさを感じてしまう。

インフォメーションでもらったパンフレットの表紙になっている景色を探したが、

それは去年のハロウィーンの様子らしくどこにも見当たらない。

 

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余談だが、こっちのカラスは日本のカラスとは少し外見が違いスタイリッシュ。

 

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13時ごろ、ダラス樹木園を出た。

 

”ちくしょう、こんなとこもう2度と来るものか。”

 

そもそも樹木園なので花などの植物鑑賞を楽しむのがメインのところ。

あいにく我々はそのような趣味は持ち合わせておらず、

園内散策も特に盛り上がりのないまま終わってしまっていた。

 

植物に興味があり、お金に余裕があり、子供連れの方にはのんびり散歩ができるいいところかもしれない。

 

そのどれにも該当しない我々にとっては、ここはちょっと失敗したな、という場所になってしまった。

 

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時刻は13時15分

ダラス樹木園で予想以上の出費をしてしまったので、とりあえず目の前の昼飯を節約しよう。

 

色々迷った結果、毎度おなじみセブンイレブンの5ドルピザをチョイスした。

 

体に良くないとわかっていても、節約気分の時はついついこれに頼ってしまう。。

 

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ついでに併設されているガソリンスタンドで20ドル分で9.264ガロン給油をした。

アメリカではセブンイレブンも立派なガソリンスタンド店になる。

1ガロン2.159ドルなので1リッター0.57ドル(約58円)計算。

 

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ここのセブンイレブンにはDVDレンタルの自動販売機があった。

料金はDVD1枚1日レンタルで1.5ドル(約154円)

 

ピザを食べ終えたら、いよいよダラス観光のハイライト、

ケネディー暗殺現場へと車を走らせる。

 

〜後半へ続く〜(ケネディー暗殺現場)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断19日目②〜念願のテキサスバーガーをほうばる。〜 世界一周126日目★後編

今日はテキサス最大の蚤の市であるサニー・フリー・マーケットを散策してきた。

 

人種はほぼヒスパニック。飛び交っている言語もほぼスペイン語。

とてもアメリカとは思えないような雰囲気だった。

 

サニー・フリー・マーケットを出た後は次の目的地であるダラスへ。

 

途中、晩御飯でテキサスバーガー』というハンバーガーショップに訪れた。

 

テキサスバーガーを食べることは私が6年半前テキサスを訪れた理由の一つに挙げられていたのだが、結局当時それを実現することはできていなかった。

 

今回、それをリベンジする絶好の機会が巡ってきたというわけだ。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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タコスを食い、15時前にはサニー・フリーマーケットを出発。

途中休憩を挟みながら次の目的地であるテキサス州ダラスへ向かう。

 

ダラスといえば、ケネディー暗殺現場だな。

 

それはさておき、

18時50分ごろ一旦ハイウェイを降り、おきまりのマクドナルドで車を停めトイレ休憩とWi-Fi接続を行った。

昨晩ステーキやサラダをたらふく食べていても、今日の昼食が一口サイズタコス1つだとさすがに腹は減ってくる。

 

”今夜の晩飯は何にしよう?”

 

主にそれをマクドナルドWi-Fiで検索していた。

 

思えば前回、テキサスバーガーを食べにヒューストンへ来た時は、

結局それは食べれずじまいで帰国してしまっていたな。

テキサスのマクドナルドにテキサスバーガーはなかった。

 

突然そんな思いが頭をよぎり、気付いたら私はマック以外でテキサスバーガー的なものを食べれる店を探していた。

 

そして見つけたのは、その名もTX BURGER』(テキサスバーガー)

 

これは行かないわけにはいかない。

 

しかもそれはダラスまで行ってしまったら店舗がなくなるみたいだ。

 

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https://gyazo.com/24007c85daf9f0eb52bec2348298b943

早速最寄りのテキサスバーガーの店舗を調べると、驚くことにそれは今いるマクドナルドのすぐ隣にあった。

しかもこれはダラスへ行く途中にある最後の店舗。

 

なんという偶然。ラッキー。

 

マクドナルドの駐車場に車を停めたまま外へ出て、徒歩十数秒でテキサスバーガーに到着した。

 

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私がオーダーしたのはテキサスバーガーのコンボ値段は7.83ドル(約806円)

コンボにはポテトとドリンクが付いてくる。

 

私はいつも通り、オーダー時にケチャップとマスタード抜きにしてくれと注文。

すると、

『野菜は?』『チーズ』はと立て続けに聞かれた。

 

もちろん両方欲しいのでそれぞれ『入れて欲しい。』と返事をした。

 

するとレシートにはしっかりとチーズの追加代金0・6ドル(約61円)が加算されていた。

 

”その流れで有料の追加トッピングを聞くか普通? ”

 

と少し不満が残ったが、そこは私の寛大な心で流しておいた。

 

野菜に関してだが、これはさすがに無料だったようだ。

 

というか、

よく見ると提供されたバーガーの中に野菜はなく、パティーとチーズしか入っていないではないか。。

 

6年半越しのテキサスバーガーでこの仕打ちはないだろ。

 

さすがにこれは私の寛大な心でも流しきれなかったので、

その辺にいたレジの時とは違う店員を呼び、野菜が入っていないことを指摘した。

 

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するとその店員はそのバーガーをキッチンへ持って行き、その中に野菜を挟み直して持ってきた。

 

”作り直しじゃねぇのかよ。。”

 

まだまだ日本の感覚が抜けきれてない私はこのことに対しても少々不満に思ったが、

そこは再び寛大な心でサッと流し、念願だったテキサスバーガーにおもいっきりかぶりついた。

 

一方、相方が頼んだ商品は私が食べ終わった後も一向に提供されない。。

 

しびれを切らした相方は、レジへ行きオーダーした商品がまだ来ていないことを訴える。

 

するとそのレジの店員は私の方にやって来て、

『ハンバーガーを何個注文し、何個提供されたのか?』、などの注文の詳細を確認してくる。

 

そしてついには『君野菜なしを頼んだよね?』と私に聞いてきた。

 

先ほどの野菜なし事件が影響していることはこの質問からよくわかった。

 

このレジ店員は野菜なしが1個目、

野菜を詰め直して持ってきたのを2個目(つまり相方の商品)だと勘違いしているのではないだろうか?

 

『いやいや、私は野菜は入れてくれと頼んだのに入ってなかったから入れてもらったんだ。だからまだ1個しか提供されてないよ。ユノンセン?』

 

そう言ってこちらの主張を通すと、

理解してくれたのかどうかはわからないが、やっと相方の商品の調理に取り掛かってくれた。

 

しかし、やっと提供された商品には今度はポテトが付いていなかった。。

 

全く、何回文句を言わせれば気がすむんだ。

 

やれやれと相方が再びレジへ行くと、

店長を中心にスタッフ全員が円形に集められ何やら反省会のようなことを行っていたらしい。

 

スタッフは皆うつむいた状態で、ドヨーンとした空気が流れていたらしい。。

 

そんな中相方が『ノーポテト。。』と言いながら現れるのだ。。

 

それを聞いた店長は『ダメだこりゃ』といった表情で首を横に振ってため息をついて、

ザ・アメリカンな反応を見せていたらしい。

 

そんな面白い場面、私も見てみたかった。

 

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結局その後ポテトも提供され、

最初にオーダーしてから約40分。我々が頼んだ商品は全部提供された。

 

ドタバタしたとはいえ、とてもファストフード店とは思えないスピードの遅さ。

これはもうスローフード店だ。

 

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閉店までテキサスバーガーに居座り、最終的には店員と笑顔でバイバイして円満に店を出た。

この辺りの楽観的なところはさすがヒスパニックだ。

 

その後はダラスを目指し、インターステイト45号線をひたすら北上する。

 

22時40分ごろ。

ビジターセンターみたいなところで車を停め、本日はここで車中泊をすることにした。

 

ルイジアナのビジターセンターがそうだったように、

翌朝無料のモーニングコーヒー(もしくはステーキなどのテキサス名物)が用意されていることを願い、トイレや歯磨きを済ませたらそれぞれ就寝した。

 

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10月31日。

 

ハロウィーン当日の明日はダラス樹木園というところで行われているハロウィーン装飾を見に行く予定。

 

▼次回記事(ダラス果樹園のハロウィーン)

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断19日目①〜【ヒューストン】テキサス最大蚤の市『サニーフリーマーケット』へ〜 世界一周126日目★前編

現在私の思い出の都市、テキサス州ヒューストンにあるスーパー8モーテルに宿泊中。

 

昨晩、テキサスステーキと食べ放題サラダバーでパンパンになった腹のまま、

およそ5日ぶりとなるふかふかのベッドで安眠していた我々。

 

今朝は6時30分ごろに目を覚ました。

 

▼前回の記事(テキサスステーキを食らう)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com 

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まだ胃袋の中には食べ物が残っているみたいで胃もたれ気味。。

 

それでもせっかくならということで無料の朝食を少量、8時過ぎごろにいただいた。

 

 

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11時のチェックアウトギリギリまでシャワーを浴びたりして部屋でくつろぐ。

 

次いつ浴びれるかわからないので、浴びれる時には無理やりにでもシャワーを浴びる。

 

できるだけシャワーを浴びれない時間を短くする必要がるのだ。

 

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11時。時間通りチェックアウト。

 

この思い出深いモーテルに三度訪れることはあるのだろうか。 。

 

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宿からヒューストンダウンタウンまでは車でおよそ15分

 

ヒューストンはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次いで、

人口でいうと全米第4の都市。

 

しかしはっきり言って、観光的にはそんなに見るところはない。

 

しかも私は6年半前にダウンタウンを飽きるほど歩き回ってしまっている。

 

相方も特にヒューストンに執着があるわけではなかったので、

車でダウンタウンを軽く流すだけでヒューストン観光を完了させることにした。

 

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 ここはヒューストン水族館

水族館なのに、なぜかここの目玉はホワイトタイガー

 

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私が前回ヒューストン水族館に訪れた時に撮影したホワイトターガー。

 

今回は車で近くを通っただけなので入場していない。

 

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一応この壁画へ来ればヒューストンに来た感が出るんじゃないか、と思って訪れた壁画。

 

ここもドライブスルー的な感じで車に乗ったまま写真を撮ってすぐに移動した。

 

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 その後もテキトーにヒューストンのダウンタウンを車で流す。

が、やはり特に見どころになるようなところはない。

 

車で走っているだけで懐かしさで心がいっぱいになるだろうと予想していた私だが、

意外とそのような気持ちは弱くて、昨日のモーテルに訪れた時ほどの感動は味わうことができなかった。

 

6年半前にはあれだけ歩き回って土地勘を身につけたはずのダウンタウンも、

さすがに今ではそのほとんどを忘れてしまっている。

 

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20分ほどでヒューストンのダウンタウンドライブを完了。

次の目的地へ向かって車を走らせる。

 

相方情報によると、

ここヒューストンにはテキサス最大全米でも屈指の規模を誇る蚤の市(フリーマーケット)があるという。

 

それは是非行っておかないと。

 

ヒューストンダウンタウンから車を北へ走らせること20分弱

 

『Sunny Flea Market』(サニー・フリーマーケット)という蚤の市に到着。

 

駐車場料金は1台2ドル(約206円)。

これは安い。

 

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車を降りてまず目についたのは、中華の気配がプンプンするラッキーランドとかいうエリア。

 

一瞬、ここがテキサス最大のフリーマーケットなのか?

と思いショックを受けそうになったが、さすがにそれは違ったようだ。

 

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駐車場からちょっと歩いたらサニー・フリーマーケットの入り口があった。

 

綺麗な鳥さんたちが迎えてくれる。

 

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今までいろんな動物注意の看板を見てきたが、

恐竜注意』の看板を見たのは今回が初めてだ。

 

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とりあえずマーケットの中へ。

テキサス最大というだけあってたくさんの人で賑わっている。

 

そしてそこにいる人のほとんどがヒスパニック

使われている言葉もスペイン語が主流。

 

”本当にここはアメリカなのか?”

 

チャイナタウンのメキシコ版とも言えるようなところだった。

 

アメリカの後は中米コスタリカへ飛んで中米をしばらく周る予定なのだが、

一足先にその雰囲気を味わってしまった気分だ。

 

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おもちゃ、家電、日用品、工具、衣類、食品、ペット、レストラン、遊園地、車などなど、、

 

まさに『何でもあーるよっ♪』 状態。

 

様々なものを見ながら、とにかくこの大きな蚤の市を歩き回った。

 

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蚤の市内には客を飽きさせないための像などが点在している。

まるで遊園地のようだ。

 

その中には日本が誇る格闘技、相撲もあった。

 

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なんでも唐辛子をかければいいってもんじゃない。

 

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道を挟んだ反対側にも蚤の市会場はあった。

 

ちょっとした乗り物があったりして、こっちっ側は遊園地的要素がさらに強い。

 

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サニー・フリーマーケットを歩いていると、

たまに『パンッ!』と火薬が爆発するような音が聞こえてきてびっくりする。

 

最初はなんだろうと思っていたが、

写真にある歯を紙で包んだようなものがその原因だということに気づいた。

 

この中には歯ではなく火薬が入っている。

 

これがなぜか蚤の市の通りにパラパラ落ちている。。

 

こいつを迂闊にも踏んでしまうと、『パンッ!』と大きな音を立てて爆発するというわけだ。

日本でいう癇癪玉だな。

 

なぜこんなものが道端にコロコロ転がっているのか?

 

国は違えど、こんなイタズラをするのは子供以外何者でもない。

 

私も子供の頃は癇癪玉を車のタイヤの麓に設置したりしてイタズラをしていたものだ。

 

この癇癪玉を持っている子供の周りには特にたくさんそれが散らばっているので、

歩くときに注意がしたほうがいい。

 

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メキシコの革命家サパタ。

 

ここがメキシコ人によるマーケットだということを象徴している。

 

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リアルメリーゴーランドとでもいうべきこの乗り物。

1日中同じところをぐるぐる回っているだけのポニーがちょっとかわいそうに思えた。

 

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私はこのマーケットにあった帽子屋さんでこの黒のキャップを1つ購入した

 

実はヨーロッパの、特にヴェネチアあたりから日差し除けのために帽子が欲しいと思い始めていた私。

 

それでも私が望んでいた "シンプルな無地で調整機能付きの黒のキャップ" というのは意外と売られていなかった。

 

そんな望みを全て叶えるキャップがここサニーフリーマケットで売られていたので、

これを4ドル(約412円)で購入。

 

本当は1つ5ドルだったのだが、そこは1ドル値切った。

 

安い割に生地はしっかりしている。これは重宝しそうだ。

 

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14時。

ずっと前から昼食を取りたい状態だったがなかなかいいところが見つからず、ただただ歩き回り体力を消費させているだけだった。

 

結局訪れたのがこのタコス屋さん。

 

1つ1ドル(約103円)という安価な値段で、そこそこの行列を作っていた。

 

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タコスを2つ頼んだので合計2ドル(約206円)

 

一応具の肉をそれぞれ違う種類のものにしてもらった。

 

ここにいる人たちの中には英語を話さない人が結構いて、

そういう人と会話をするときは当たり前だが必ずスペイン語で何かを言われる。

 

さらに当たり前だが、

スペイン語を話さない私は全く彼らの言っていることが理解できない。

ゆえに、シンプルな英語とジェスチャーを使ってゴリ押しで意思を伝えるしかない。

 

”中南米へ行ったら毎回こんなような感じなのかぁ。。”  

 

と、先が思いやられる。。

 

本場メキシコ(と言ってもここはまだアメリカなのだが)のタコスは意外とと小さく、

一口サイズという言葉がふさわしい。

 

一瞬でペロリとたいらげてしまった。

 

でも昨日の夜ステーキとサラダをたらふく食っていたので、

このくらいが逆にちょうどよかったかもしれない。

 

*追記 

この時はまだ1つ1ドルが安いと思っていたが、

この後メキシコへ行ってタコス一個の値段を知った時、

1つ1ドルというのがべらぼうに高いということを知った。

本場メキシコでは安いところではタコス1つ2ペソ(約11円)で売られていた。。

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〜後半へ続く(念願のテキサスバーガー)〜

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断18日目②〜ヒューストンでテキサスステーキ(TASTE OF TEXAS ☆)〜 世界一周125日目★後半

私の思い出の地、アメリカテキサス州ヒューストン。

 

およそ6年半前に訪れた時と同じ宿、スーパー8モーテルにあえて宿泊し、これまでの疲れと汚れを取り除く。

 

宿泊施設でちゃんとした温水シャワーを浴びるのはマイアミ以来、実に5日ぶり。

あんなにシャワーが気持ちよく感じることもそうない。

 

溜まっていた洗濯も文明の利器、洗濯機で一気に済ませ、夕食まで宿でゆっくり過ごした。

 

夕食にはテキサスといえばのでっかいステーキを食べに行く予定。

夜がまちどうしい。。

 

▼前回の記事

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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日も暮れてきて、18時50分ごろ。

 

テキサスといえばステーキ。

 

ということで、ヒューストンで有名なステーキレストランへ晩飯を食べに出かけた。

 

お値段が張るのは覚悟の上での決断だ。

  

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何軒か候補がある中、

 

『TASTE OF TEXAS』(テイスト・オブ・テキサス)

 

というレストランをチョイス。

 

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 店の外の待合にはすでに行列ができていた。

 

とりあえず受付で名前を伝えると、このような紙を渡してくれた。

受付番号現在の時間おおよその待ち時間が書かれている。

 

受付番号は130番午後7時20分に受付し、待ち時間はおよそ60〜90分だということだ。

 

外に待合のベンチが用意されていて、

そこで確認できるモニターとアナウンスで自分の数字が呼ばれたら店内へ行きご案内というシステム。

 

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待っている間、これらのドリンクが無料で飲み放題

 

ものすごく粋な計らいなのだが、それらはすべて私の苦手な炭酸飲料。。

 

いまいちテンションが上がりきらなかったが、

せっかくなのでここテキサスに本社を構えるというドクターペッパーを一缶開けてちびちびと飲んだ。

 

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待合はこんな感じ。

 

『テイストオブテキサスWi-Fi』

が飛んでいることに気がついた私は、受付へ行ってそのパスワードを聞いてみた。

 

すると受付嬢は、

 

『パスワードはあそこにいるオーナーが知っているからちょっと待ってて。』

と。

 

そこには映画『オーシャンズ・イレブン』に出てくるベラージオのオーナー、

テリー・ベネディクトのような風貌と雰囲気を持った、

いかにも敏腕そうなオーナーが他の人と会話をしていた。

 

しばらくして会話を終えたオーナーに受付嬢が近寄って行き、私の要望を伝えてくれた。

 

するとオーナーが右手を差し出しながら私の方へ歩いてきた。

 

”さすがは敏腕オーナー。どんなお客さんに対してもまずは握手からか。”

 

そう思い私も右手を差し出し彼との握手を構えるが、

どうも彼の手が私の右手の方に向いていないことに気がつく。。

 

その手は明らかに私の左手に向かってきていて、

その左手にはWi-Fiパスを欲している私のiPhoneが持たれていた。

 

『あっっ』

 

と思い少しフリーズ状態になると、

オーナーの手がさりげな〜く私の右手の方へ軌道修正してくるのに気がついた。

 

そしてそれに気づいた時には私の右手はオーナーに握られていて、

私とオーナーはガッチリと固い握手を交わしていた。

 

オーナーが歩いてきて私と握手をするまでの間わずか1、2秒足らず。

 

この短い間に上記の出来事が流れるように起こった。

 

オーナーは明らかに『そのiPhoneを貸して』という意味で手を差し伸べてきていた。。

 

その出来事に笑って対応してくれればいいものの、

『私は最初から握手を求めていましたよ』的な雰囲気を出し、

最後までポーカーフェイスを保ってWi-Fiパスを教えてくれた。

 

本人はうまくごまかしたつもりだろうが、

後ろでその様子を見てくすくすと笑っていた受付嬢の姿を私は見逃さなかった。

 

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20時ごろ。

結局40分ぐらい待っただけで席へ案内された。

 

ウェイトレスさんが英語で私に何か言っているようだが、全く聞き取れない。

 

おそらくこういった接客の場面では定番の『調子はどう?』みたいなことをあいさつとして言っているのだろうな、と推測し、

テキトーに『I'm good.』と返した。

 

しかし、この後ウェイトレスさんは苦笑いでこちらをちらっと見つめただけだった。

 

どうやら、見当はずれの返答をしてしまったみたいだ。。

 

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席に着くとウェイトレスさんがメニューや店のシステムについての説明を始めた。

 

先ほどの『I'm good.』問題で私が英語を得意としていないことを察してくれたのか、

ウェイトレスさんは比較的わかりやすく説明してくれてた気がする。

 

そのおかげもあって、私はかろうじて大体の意味を理解する程度で彼女の会話についていけた。

 

”次は何という言葉が来るのか、、それをちゃんと聞き取れるだろうか、、それに対して上手く返せるだろうか、、、”

 

私はまるで平均台を歩くような気持ちでしばらく集中して説明を受けた。

 

オーダーの際、

このようなちゃんとしたレストランではウェイトレスさんがしっかり提案をしてくれる。

 

”そんなに提案してくれたらそれを頼まないと悪いかな、、”

 

と思ってしまうのは典型的な日本人マインドだろう。

 

その提案を必死に聞き取りながら、

キング・オブ・ステーキと説明書きされていた PORTER HOUSE STEAK(ポーターハウスステーキ)を1つオーダー。

 

それを2人でシェアすることにした。

 

そのデカさ、32オンス(約907g)。

そのお値段、税込64.84ドル(約6679円)。

 

それにこの店のステーキ以外の名物、

サラダバーを税込み12.92ドル(約1331円)で追加したので

トータルは77.76ドル(約8009円)

 

1人約4000円。(プルプルプル。。。。)

 

しかもこれは、チップなしの状態だ。

 

ちなみにサラダバーは1つ頼めば2人とも利用できるということだった。

 

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食材の質が高く、種類も豊富。

 

サラダバーのクオリティーは驚くほど高い。

 

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サラダバーだけでお腹いっぱいになってしまいそうだが、この際先のことなど考えない。

 

私はステーキが来るまでの間ひたすらサラダバーを堪能した。

 

相方はここの自家製パンの味に惚れ込んでいた。

 

確かに、ここのパンはすごく美味しかった。

 

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サラダバーを補充しがてらブッチャーも覗いてみた。

ここでは自分で肉を選んでそれを使用してもらうということができるらしい。

 

確かにウェイトレスさんに『肉を選びに行くか?』みたいなことを聞かれていたが、

とにかく英会話に必死だった私は『あなたに任せる。』と言ってその場をやりきっていいた。

 

『OK。ブッチャーはサラダバーの奥にあるから、よかったら見に行くといいわ。』

 

そうウェイトレスさんに言われたので見に来てみたわけだ。

 

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店内は広く、たくさんのお客さんとスタッフで賑わっている。

 

ちょっと薄暗いがいい雰囲気だ。

 

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オーダーしてから30分ほど

32オンスのポーターハウスステーキが登場。

 

ここは担当のウェイトレスさんではなく、専門のスタッフが目の前で切り分けてくれる。

 

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デカイ!!

 

と、言いたいところだが、正直私が想像していたよりか小さい。。

 

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半分にカットされ皿にとりわけられるとさらに小さくってしまった。。

 

本当にこれは32オンス(およそ907g)なのか?

 

ちょっとショックを受けながら考えてみると、

もしかしたら骨を含めて32オンスなのでは?、という考えが頭をよぎった。

 

確かにこれはTボーンステーキなので、骨だけで結構な重みになっているはず。

 

もしそうだとしたら説明に『これは骨込みの重量です』と記載しておいて欲しかった。。

 

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片方はジューシーで柔らかく、片方はぎっしりした脂身の少ない肉質。

 

味は美味しいが、案の定このくらいの量ははペロリと完食してしまった。

 

『今までに食べたことのないバカでかいステーキが食べたい!』

 

そんな思いで来店した私にとって、これはちょっと期待ハズレだった。

 

ちなみに相方に取り分けられたステーキの大半は硬い肉質だったらしく、

歯に問題を抱えている相方にとってそれはお世辞にも満足のいくものではなかったらしい。

 

余った分のその硬い肉をもらったが、確かに私に取り分けてくれた肉よりも断然硬かった。

 

リブアイなど、他のメニューを頼むべきだったか。。 

 

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そんな物足りなさをしっかりとリカバーしてくれるのがこのサラダバー。

 

私はステーキを食べた後もサラダバーに通った。

 

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私がまだサラダバーを食べている最中だというのに、

ウェイトレスさんは会計伝票をテーブルに持ってきた。

 

肉を食い終わったら早く帰れということか?

 

少し急ぎ目でサラダバーを食べ終え、いざ会計。

 

トータル77.76ドル(約8009円)最低でも15%のチップをつけると

合計は89.42ドル(約9210円)。

 

最初はポーターハウスステーキ59.95ドルだけ注文して2人で分けて済ませようという計画だったのに、

税金、サラダバー、チップと、色々なおまけが付いてきて結局は89.42ドル。。

 

電卓からはじき出された数字に驚きを隠せなかったが、

サービスもよかったし、腹も一杯になったということで納得し、

キリよく90ドル(約9270円)をテーブルに置いて席を立った。

  

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ちなみに、

このテイスト・オブ・テキサスに初めて来店したお客さんには、

カーボウイ風のテンガロンハットと赤いバンダナのコスチュームをその場で身につけて記念撮影をしてくれる。

 

タイミングとしては、ステーキを食べ終え会計伝票がテーブルに運ばれる前。

つまりは私が駄目押しのサラダバーをほうばっていた時だ。

 

この時にはもうすでに『いつまで食ってんだお前。』と思われていたかもしれない。。

 

テンガロンハットは回収されるが、赤いバンダナはプレゼントしてくれる。

 

さらに撮影した写真も簡単なメッセージ付きカードに入れられてプレゼントしてくれる。

 

待ちの間のジュースサービスといい、

とてもサービス精神に溢れるこの店の営業スタイルに感心した。

 

▼テイスト・オブ・テキサスのホームページ。メニューなど確認できる

www.tasteoftexas.com

 

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2人とも腹一杯状態で宿に戻ったのは22時すぎごろだっただろうか。

 

相方はシャワーや着替えを済ますとベットに横たわりそのまま深い眠りについていた。

 

私は満腹状態で横になった時の感覚があまり好きではないので、

しばらくは椅子に座って時を過ごした。

 

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本当、これだけ満腹になったら3日くらい何も食べなくてもいい状態になればいいのに。

 

今はもう何も入らない状態の胃袋でも、明日の昼くらいになったらまた何か食べたくなるんだよな。

 

食いだめができたらなぁ。。

 

そんなくだらないことを思いながら、

いつの間にか私も久々のふかふかベッドの上で眠りに落ちていた。

 

 

▼次回記事(テキサス最大の蚤の市へ)

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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▼あわせて読みたい

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アメリカ横断18日目①〜思い出の地テキサス州ヒューストンのスーパー8モーテル〜 世界一周125日目★前半

 ルイジアナ州ニューオリンズからテキサス州ヒューストンへ。

 

およそ350マイル(560㎞)の夜間ドライブを敢行し、

昨夜のうちにヒューストンまであと1時間足らずの場所まで歩を進めていた。

 

▼前回の記事

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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ヒューストンが私にとって特別な場所だというのは前回の記事で軽く説明した。

 

まぁそれは6年半前、私の初の一人旅の地がヒューストンだった、というだけのことなのだが。

 

でもそれだけのことでも、

私にとっては近づくにつれニヤニヤが止まらなくなるくらい思い入れがある土地なのだ。

 

なぜ初の一人旅の地にヒューストンを選んだのか?

 

それは決して私が筋金入りの宇宙マニアだったからというわけではない。

 

その理由は、

当時日本で流行していたマクドナルドのテキサスバーガーを本場テキサスで食べるため。

 

それが最大にして唯一の理由だった。

 

強いて言うなら、

私の好きな海外芸能人ヒラリー・ダフの出身地がヒューストン、

という事実も、当時の私を大きく後押ししていた。

 

今振り返ると、

よくそんな理由で学校を休んでまで一人で行ったな、と思える。

 

しかしそれらの理由は当時の私を動かすには十分なものだった。

 

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朝7時40分。

テキサス州の某マクドナルドの駐車場で目を覚ます。

 

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とりあえず目の前のマクドナルドで朝マック。

 

私はベーコンエッグチーズビスケットとハッシュドポテトとコーヒーSサイズのセットを税抜き3.99ドル(約410円)で購入。

 

セットを頼むとは、私にしてはなかなかの贅沢な朝飯だ。

 

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このあとさっそくヒューストンへ向かうわけだが、

ヒューストンでは実に5日ぶりにちゃんとした宿泊施設に泊まる予定。

 

相方はもちろん、さすがに私もそろそろあったかいシャワーを浴びたい。。

 

朝食後、マクドナルドWi-Fiを利用してホテルを検索。

しかしなぜかWi-Fiが途中で突然使えなくなったので、近くにあったバーガーキングに場所を移した。

 

私の記憶通り、バーガーキングにも無料Wi-Fiが飛んでいた。

 

ここでお目当てのホテルを予約し、車に乗り込みエンジンをかけ出発

 

しようとしたその時、

 

バーガーキングから出てきたアジア系のおじさんに声をかけられた。

 

彼は韓国人で、自らをアンディーと名乗っていた。

アメリカに住み始めて9年ほどが経っているという。

 

9年も住んでいる割には、彼の英語はお世辞にも上手とは言えないものだった。

 

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アンディーは我々に興味を持ったらしく、

我々がエンジンをかけて出発寸前だということは御構い無しにどんどんと質問を投げかけてくる。

 

これからヒューストンへ行く予定で今宿を探していたことを伝えると、

『それなら私に任しておけ』、と言った感じでどこかへ電話をかけ始めた。

 

『たった今ホテルは抑えたんだ。』

という我々の話をちゃんと聞きもせず、

彼は友人が営むゲストハウスへ電話をかけ1泊何円で泊まれるのかを聞いてくれていた。

 

言われた値段が少々高かったので断る意味も込めて『高い。』と言うと、

彼はなんと値段交渉をし始めた。

 

”アンディー。。”

 

こちらが『大丈夫だ』と言っても、

相変わらずの『任せておけ』といった表情で交渉を続けるアンディー。

 

”アンディー、、もういいからやめてくれ。。”

 

しかし結局値段交渉に失敗した様子で、私はすかさずもう宿は予約済みなことを改めて説明した。

 

『そうだったのかぁ』といった様子のアンディー。

 

”だからさっきから言ってんじゃん!”

 

そして、

『私もヒューストンに住んでいるから、何かあったら連絡をくれ。』

と連絡先をメモしてくれた。

 

そこまで世話を焼いてくれたのに、

 

『それならうちに来い。』

 

という、我々が旅の中で1度は聞きたいフレーズはここでも聞くことができなかった。

 

まぁ、そのようなお誘いがあったとしても、この時はすでに宿を確保済みだったので丁重にお断りしなければならなかったのだが。

 

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8時ごろ。

先にバーガーキングを出発したアンディーの車を抜こうか抜かまいか気を使いながらの運転をしばらく続け、40分ぐらいで目的の宿にたどり着いた。

 

今回予約した宿は、私が前回ヒューストンを訪れた時に泊まったモーテル。

 

ヒューストンで泊まるなら是非とも思い出のホテルに泊まりたい、と考えてわけだ。

 

しかし値段を調べると1泊1人4000円弱という少々お高めな値段。

 

もっと安い別のホテルに泊まるべきかいなかを悩んでいたが、

結果、今朝バーガーキングの前でその思い出のモーテルを予約したのだ。

 

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インターステイト10号線を降りると見覚えのある景色が。

 

懐かしくて、私だけテンションが上がる。

 

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8時50分くらい。

Super 8 Houston/I-10/Federal Road(スーパー8ヒューストン/I-10/フェデラルロード)に到着。

 

料金は2人で8053円。1人1泊4026円計算。

 

 朝食、Wi-Fi、駐車場付き。

 

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6年半ほど前。

まだ何もわからなかった私は『モーテルとは何なのか?』ということも知らずに、

ヒューストン中心地から程遠いこの宿に1週間近くも滞在した。

 

もちろんその時は車など運転しておらず、

公共交通機関と自分の足のみで移動をこなさねばならない状況だった。

 

まさかまたこの場所に、しかも今度は彼女を連れた世界一周として訪れるとは。。

あの時には思いもよらなかった。

 

本当に、人生何がどうなるかわからない。

 

ヒューストンはNASAスペースセンター以外、特に大きな観光名所を持たないビジネスシティー。

 

私はNASAには前回来た時に行っているし、相方もNASAには興味がなさそうな様子。

 

となると、

ヒューストンでの目的はひたすらホテルでゆっくりして今までの汚れを落とし、そして疲れを癒すことに定まっていた。

 

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私の古い記憶よりも数倍綺麗だったロビーで軽く思い出に浸ったら、

受付へ行きダメ元でもうチェックインは可能か聞いてみた。

 

毛染めの最中だったらしく、頭にカラー剤をつけたままのおばちゃんが受付へ出てきた。

 

私が前回来た時からいる人に間違いなさそうだった。

 

私は覚えているが、もちろんむこうは私のことを覚えているはずがない。

 

まだ午前9時前

案の定部屋はまだ準備できていないと。

 

部屋が準備できるまでロビーで待機させてもらった。

 

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9時30分ごろ。

昼飯にも出かける予定はないが、せめてスーパーにでも行って食料を買っておこうと一旦宿を出た。

 

平屋、広い庭、随所にパンプキン。

 

これぞアメリカの家といった風景を楽しみながら近くのスーパーへ向かう。

 

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今回は定番のウォルマートではなく、

ご当地スーパー的匂いがプンプンする『FOOD TOWN』というスーパーへ。

 

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さすがテキサス。

いろんな種類のサボテンが食用として売られている。

 

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スーパーで売られている肉がとんでもなく安いと気づき始めたのはここテキサスあたりからだろうか。

 

この2.84ポンド(約1.29㎏)もある骨つき肉が9.91ドル(約1020円)。

 

質がどうなのかはわからないが、

これを買ってキッチンで焼いて2人でシェアして食べれば、

1人500g弱のステーキを500円ほどで食べられることになる。

 

これはたまらん。

 

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このフードタウンで

クリスタルガイザー1ガロン(約3.78リットル)を0.88ドル(約90円)、

りんご2つを0.93ドル(約95円)、

洗濯洗剤を0.89ドル(約91円)、

ウェットティッシュを1ドル(約103円)

で購入。

 

税金を加えたトータルは3.86ドル(約397円)

 

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スーパーでの買い物を終え、

帰り道にガソリンを15ドル(約1545円)分で7.735ガロン(約29.2リットル)で給油。

 

1ガロン1.939ドルだったので、1リッター約0.51ドル(約52円)。

 

メキシコが近いおかげか、

テキサス州ではガソリンが今まで一番安く1ガロンで2ドルを割るところが多い。

 

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洗っても洗ってもすぐに汚くなるこの車。

 

セルフ洗車道具があるところではこまめに磨いていく。

 

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10時30分ごろ宿に戻った。

 

もちろんまだ部屋は用意できていない。

 

ここからはひたすらロビーに居座り、

朝食用のコーヒーを飲みながら部屋が用意できるのを待つ。

 

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11時過ぎごろ。

 

『部屋の準備ができたよ。』と、スタッフが声をかけてくれた。

 

まさかこんなに早くチェックインできるとは思わなかった。

 

さすがにロビーに居座る我々のプレッシャーを感じ取ったのか。

 

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さすがに部屋は前回とは違う号室だったが、作りは同じなので再び私に懐かしさが襲いかかる。

 

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とりあえず溜まりに溜まった洗濯物を一気に洗濯機に放り込むことに。

 

さすがにこの量の手洗いはきつい。

 

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その前に、およそ5日ぶりとなる温かいシャワーを恵みの雨を浴びるが如く存分に浴びた。

(ビーチにあった冷たいシャワーなら3日前に浴びている。)

 

こんなにシャワーが気持ち良く感じることもそうない。

 

私は普段はワンシャンで済ませるのだが、この時はさすがにツーシャンした。

 

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お互いがシャワーを浴び終えたら、溜まった洗濯物を1階にある洗濯機へと運んだ。

 

前回は『入るぞ』と意気込んでいたものの結局は入らなかったこのプール。

 

今回もまた入らずに終わってしまいそうだ。。

 

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洗濯機はプールサイドの扉を開けたところにある。

 

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料金は回1.5ドル(約154円)。

 

クォーターコインしか使えない様子だったので受付で両替をした。

 

クォーターコインを6枚指定の位置にセッティングし、

ガシャンッ とこの出っ張った部分を中へ押し込む。

 

日本では見たことがない変わったコインの入れ方だ。

  

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洗濯物を回している間は部屋にこもり思い思いの時間を過ごした。

 

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先日アービーズの駐車場に置き去りにされたクマのぬいぐるみもここで入浴させた。

  

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洗濯物が出来上がったら部屋に干す。

 

部屋に洗濯紐を吊るすのは思いの外難しく毎回苦戦するが、

いつも強引な方法でなんとか吊るすことができている。

 

一通りやるべき作業を終えたら、今度は自らの身体を癒す時間。

再び、それぞれが思い思いの時間を過ごす。

 

夜になったら夕食としてテキサスステーキを食べに行く予定。

 

どこのステーキ屋さんへ行こうか、調べているだけでもよだれが出てきそうだ。

 

▼次回記事 (テキサスの有名ステーキハウスへ)

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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アメリカ横断17日目②〜ニューオリンズ観光2(ガンボ&カフェ・デゥ・モンド&バーボンストリート)〜 世界一周124日目★後半

アメリカルイジアナ州ニューオリンズの町を散策中の我々。

 

アメリカ最古の市場と言われるフレンチマーケットを見学した後、

昼食を探しに再び町の中心部であるジャクソン・スクエア方面へ戻っていた。

▼前回の記事

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▼アメリカ横断まとめ【完全版】

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町中に多数点在しているジャズ関連アートの中でも、

噴水の水が傘をさしている人の頭上にちょうど落ちているように見えるこのアートにセンスの良さを感じた。

 

個人的に、街で見たアートの中で一番気に入った。

 

 

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そして再びカフェ・デゥ・モンド

相変わらずディズニーランドばりの行列を作っている。

 

”今じゃない。”

 

と、ここは今回も軽くスルー。

 

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そして再び若者3人トリオ。

さっき見た時も思ったが、ギターの女性の姿勢が非常に良い。

 

先ほど同様、近くのベンチに腰掛けこのトリオの演奏を見ながら食事処を調べた。

 

確か町にある無料Wi-Fiがここで繋がって、それを利用して検索した覚えがある。

 

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 13時ごろ。

昼食にはここルイジアナ州を起源とする名物『ガンボ』をいただくことに。

 

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向かったのは、その名も『GUMBO SHOP』(ガンボショップ)

比較的安く、評価もそこそこ良かったのでこの店を選んだ。

 

看板のサブタイトルには『CREOLE CUISINE』(クレオール キュイジーヌ)と書かれている。

意味としては『クレオール料理』

つまりガンボはクレオール料理ということになる。

 

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久しぶりのちゃんとしたレストラン。

ガンボなら9.5ドル(税抜き)〜 食べられる。

 

もちろんこういうレストランではチップ代も加味して計算しなくてはいけないので、

まぁガンボなら10数ドルで食べれるよって感じかな。

 

私は9.5ドル(約978円)の『CHICKEN ANDOUILLE GUMBO』を注文。

 

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まずはご丁寧にナプキンで包まれたパンが提供された。

おそらくガンボをつけて食べるものなのだろうが、お腹が空いている我々はたまらずこのパンをかじり始めた。

 

このパン、暖かくて柔らかくてすごく美味しかった。

 

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数分遅れでガンボも登場。

見た目はおしゃれなカレーライスといった感じだが、そのライスの量の少なさに少々がっかりする。

やはり余ったルーはパンにつけて食えということか。

 

ガンボにはオクラが使用されているので舌触りはヌルヌルとしている。

オクラを始め、納豆、とろろ、なめこなどヌルヌル系全般が苦手な私は少々困惑したが、

そのヌルヌル感がそこまで強いものではなかったのでなんとか食べることができた。

 

もちろん味はカレー味ではなく、なんというか、まぁシチュー味だ。

 

予想通り米の量は足りない。

足りないというか、これはガンボに混ぜて食感を楽しむ、いわば具の1つのような位置付けなのではないだろうか。

 

そうすると今度はパンが圧倒的に足りない。

ガンボ到着前に数口かじってしまっているのでなおさらだ。

 

そんな様子を知ってか知らずか、ウェイターがパンのナプキンを回収しにやってきた。

そして一言。

 

『まだパンは欲しいかい?』

 

なんとパンは無料でおかわりできるらしい。

 

それならパンとガンボのペース配分を考えなくてもいい。

そう思った途端、私がちぎるパンの大きさは先ほどよりずいぶん大きくなった。

 

結局私の場合パン3本ほどでちょうどガンボ1皿を食べ終えることができた。

 

会計は2人で税込21.09ドル(約2172円)

チップも含め23ドル(約2369円)を支払った。

 

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久々のレストランでいただくガンボに満足した後、再びミシシッピ川の見える堤防へ足を運んだ。

 

相変わらず水は濁って汚いが、全体を風景としてみると綺麗だ。

 

川を渡る船はさながら東京ディズニーランドの蒸気船マークトウェイン号

 

ちなみにそのディズニーランドのマークトウェイン号が運行している川の水には、

このミシシッピ川の水が使用されている。

 

 

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その後は堤防沿いを南方向に歩き、水族館を越したあたりで町に戻ろうと堤防を降りた。

 

そこで目の前に現れた『Harrah's』(ハラーズ)という大きな建物をショピングセンターと勘違いして目指したが、入場直前でここはカジノだと気付いた。

 

よく考えれば、ラスベガスにも『ハラーズ』っていうカジノがあったな。

 

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カジノを回避し、ハラーズの他にもウェスティン、マリオット、シェラトンなどが立ち並ぶカナル・ストリートという大きな通りを歩きフレンチクウォーターへ戻った。

 

このカナル・ストリートはフレンチクウォーターとのちょうど境界あたりに位置していて、

上記ホテルやヤシの木が立ち並んでいてフレンチクウォーター内とだいぶ雰囲気が違う。

 

フレンチクオーターに歴史的な味が出ているのに対し、

カナル・ストリートの方は近代的なアメリカ型都市って感じ。

 

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フレンチクオーター内に戻ったら、フラッとこのペッパーソース専門店的なところを訪れた。

店内には膨大な種類のペッパーソースが並べられていて、見るところ全部試食用。

ソースの試食というだけあってドリトスのようなチップスも用意されている。

 

辛いものが得意でない私は数種類を試食するにとどまった。

 

相方は一発目で超激辛のソースを口にしてしまったらしく、

終始辛そうな顔そして『辛い。。辛い。。』と唸っていた。

 

完全に口内にやけどを負った相方は、結局その1つ以外は試食できずに終わっていた。

 

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その後は1番のメイン通りであるバーボンストリートを歩いた。

 

そういえば仮装している人は確かにいるが、

その派手さ(変態さ)や人口はキーウェストのものと比べれたら全然お子ちゃまレベル。

earthtravel.hatenablog.com

 

まぁまだ日中だし、夜になったらどうなるのか楽しみにしてよう。

 

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16時。

バーボンストリートを一通り歩き終わったら、3時のおやつがてら朝から大行列だったカフェ・デゥ・モンドへ行った。

 

まだまだ行列は出来ていたが、よく見てみるとこの行列はテイクアウトの行列

店内で食べる場合、席が空いていればそこに座ってしまえばいい。

 

なんでみんなそんなに並んでまで持ち帰りたがるのだろうか?

 

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店内にはたくさん席が用意されているが、常に人だらけで賑わいを見せている。

運良くすぐに空席を見つけることができた我々は、先客が残していった粉砂糖をしっかりと払ってからその席に座った。

 

私の向かいに座っていた一人旅とみられる金髪美女がサングラスを頭に乗せ日記を書いている。

 

素朴ながら美しい、まるで映画のワンシーンかのような完璧な姿にしばし見とれた。

 

こういうのを見ると、今すぐにでも手帳を買って手書きで日記をつけたくなる。

 

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負けじと私も持参の手帳とペンを取り出す。

まあこれは日記ではなく相方とのお金の貸し借りの記録帳なのだが。。

日記ではないが、はたから見れば書いている姿は一緒だろう。

 

ついでなので記しておくが、

我々は今のところ、共同財布を持たない個人財布スタイルで旅をしている。

共同財布も考えたが、カード払いの際どうするか?などいろいろ面倒くさそうだったので結局このようなスタイルに落ち着いている。

 

いちいち貸し借りの記録をとり、計算し、精算するのも正直面倒臭いが、

それでも過去の出費をさっと見返すことができるのでこのメモが役に立つこともよくある。

 

ちゃんとした家計簿というものをつけていないもので。。

 

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少ししたらフィリピンから出稼ぎに来ているという若いウェイターが料理を運んできた。

見渡せば店員はフィリピン系の見た目をしている人ばかりだった。

 

それはさておき、

ここの名物はベニエカフェオレ

 

3つでワンセットのベニエを2.73ドル(約281円)、

1杯2.73ドルのカフェオレを2杯 を注文。

 

ベニエとはフランス語で『揚げた生地』という意味で、まぁドーナッツのようなもの。

四角い形に粉砂糖がたっぷりとまぶしてあるのがこの地域の特徴。

 

味は美味しいのだが、食べる際に粉砂糖がボロボロと落ちる。

下手に息を吹きかけたり、咳やくしゃみなんてしようものなら、粉砂糖は盛大に舞い上がる。

 

椅子やテーブル、そして床に粉砂糖が残ったままになっているのも無理はないな、と思った。

 

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ベニエとカフェオレで優雅なひと時を過ごしていたら、突然テーブルに何か置かれた。

 

水にいれて飲むというパウダーを試供品として無料で配っているらしい。

 

もちろんカフェ・デゥ・モンドのものではない。

 

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カフェ・デゥ・モンドでおやつ時間を満喫した後は、

ミシシッピ川ジャクソンスクエアを眺められる高台へ行った。

 

カフェ・デゥ・モンドでテイクアウトしたベニエをここにあるベンチに腰掛けて食べている人がたくさんいたが、

高台の上は風が強いので例の粉砂糖が容赦なく風で飛ばされている。

 

その人たちと背中合わせでベンチに座っていた我々は、粉砂糖の襲来を避けるべく席を移動せざるをえなかった。

 

全く、こんなところでベニエ食うなよな。

 

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移動したベンチに座っていると、

前方で女性レンジャー部隊みたいなのがなにやらミーティングを行なっていた。

 

『私たちは町を守るレンジャー部隊。この町は日暮れとともに治安が悪化するの。これからパトロールへ向かうところよ。』.....

.....『それじゃあみんな、行くわよ!』

 

ってな具合の設定にして、勝手にアフレコを入れて楽しんだ。

 

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17時すぎ。

しばらくそこのベンチでゆっくりした後、上着を取りに一旦車へ戻ることに。

この町の民家のハロウィーン装飾もなかなか見ものである。

 

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18時ごろ町へ戻ると、バーボンストリートは午前中とは比べ物にならないほど活気付いていた。

 

通りは歩行者天国となり、各所でストリートパフォーマーが何かやっている。

やはり目立っていたのはジャズの演奏だった。

 

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とりあえず活気に満ち溢れた夕暮れ時のバーボンストリートを歩いた。

うーん、やはり派手なハロウィーン仮装をしている人があまりいない。

 

キーウェストの衝撃を数日前に受けたばかりなので、ここニューオリンズのハロウィーンはまったく物足りなく感じてしまう。

 

それともパレードが終わる前まではニューオリンズもキーウェスト同様もっと盛り上がっていたのだろうか?

 

思えばキーウェストの時は祭り本番前。

一方ここニューオリンズの場合はパレードという祭り本番はすでに終わってしまっている。

 

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通りを歩いていると、建物のバルコニーで酒を飲みテンション高めな人たちがよく目につく。

この人たちはただ上で盛り上がっているだけでなく、通りを歩いている人にもちょっかいをかけてくる。

その象徴とも言える行為が、パーティーグッズのネックレスなどの投下である。

 

我々も歩いていたら、急に空からネックレスが降ってきた。

まるで建前のもち投げのような感覚。

 

上を見上げ、投げた犯人との絡みをテキトーに終え、せっかくなのでそのネックレスを首からかけ引き続き通りを歩いた。

 

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完全に日が暮れた頃、町はさらに盛り上がりを増していた。

もはやジャズ演奏だけではなく、大道芸を行う者も人気を集めている。

 

そういえばジャズ演奏や大道芸の他に、

道の真ん中で椅子に座っているだけの女性もいたが、一体あれはなんだったのだろう?

 

 

その後事前情報にあった1ドルでテイクアウトできるビールをしばらく探し歩いたが、

結局それを見つけることはできなかった。

 

私は酒は飲まないので、それを探していたのはもちろん相方の方である。

 

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歩いているだけで楽しめる夜のバーボンストリートを2往復くらいし、

十分雰囲気を味わったところで駐車場へ戻った。

 

そういえば夕方高台でミーティングをしていた女性レンジャー部隊の活躍をお目にかかることはなかったな。

 

そしてくどいようだが、民家のハロウィーンの装飾がすごい。

 

本当にここに人は住んでいるのか?

 

帰宅時に家がこの状態というのは、正直私の趣味には合わない。

 

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 駐車場に戻る途中、光り輝いていた『アームストロング』とこいうところに立ち寄ってみた。

 

しかしこのようにジャズの石像があるくらいで特に見どころはなかった。

  

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帰り道(どこへ帰るんだ?)、

大きなジャンクションのところで道を間違え何度もメルセデスベンツスーパードームを横目に見ながらさまよった。

 

ハイウェイに乗ったり降りたりを繰り返している途中で、

ガソリンを20ドル(約2030円)分入れておいた。

 

ここは1ガロン1.99ドル(1リッター約0.52ドル(約54円))でかなり安い。

 

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 午前0時ごろ。

ニューオリンズを出発し、綺麗な星空の下インターステイト10号線をひたすら西に走ること4時間弱。

 

気づけばルイジアナ州を抜けテキサス州に進出していた。

 

うっかりしていて、テキサス州に入ったところのビジターセンターはいつの間にか通り過ぎてしまっていた。

 

ニューオリンズから290マイル(464㎞)ほど離れた場所にあるこのマクドナルドを今夜の宿泊地とする。

 

途中、何度ハイウェイを降りようとかと思ったことか。。

 

運転は止めたいが降りるのもめんどくさい、というジレンマに陥っていた私は、

結局次の目的地であるヒューストンまで残り60マイル(96㎞)ほどのところまで来てしまっていた。

 

実は私にとってヒューストンという都市は非常に思い入れがある都市で、

この地へ訪れるのは今回で2度目となる。

 

その理由を簡単に言うと、

『初めての一人旅がこのヒューストンだった』

という単純なものなのだが、

そこにはたぶん私しか感じることのできない特別なものがある。

 

とにかく、

今回のアメリカ横断旅で南ルートをとると決まった時から、私はこのヒューストン訪問を密かに楽しみにしていた。

 

この距離なら、明日はそんな思い出の地ヒューストンに遅くとも午前中にはたどり着くことだろう。

 

▼アメリカ横断17日目までのルート★

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デトロイト→シカゴ→ナッシュビル→アトランタ→ウォルトディズニーワールド(オーランド)→マイアミ→キーウェスト→ニューオリンズ→テキサス州ヒューストン手前のマクドナルド。

 

 

▼次回記事(テキサス進出)

earthtravel.hatenablog.com

 

▼アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断17日目①〜ジャズの街ニューオーリンズ観光(フレンチマーケットなど)〜 世界一周124日目★前半

長かったフロリダをようやく抜け、一瞬ミシシッピ州を通り、

現在ルイジアナ州に入ってすぐのところにあるビジターセンターの駐車場。

 

朝7時

そのビジターセンターの駐車場で目を覚ました。

 

▼前回の記事

earthtravel.hatenablog.com

あわせて読みたい

earthtravel.hatenablog.com

アメリカ横断まとめ【完全版】

earthtravel.hatenablog.com

 

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朝起きるとたいてい窓ガラスは曇っていて、すぐには出発できない状態にある。

 

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外に出てみると今まさに太陽が昇ろうという頃だった。

なかなか綺麗だ。

 

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ここはルイジアナ州のビジターセンター

 

事前情報によると、

ニューオリンズでは全米でもトップレベルに派手なハロウィーンパレードが毎年開催されているらしい。

 

先日キーウェストで、同じく全米トップレベルのハロウィーンパーティーの一部分を味わってきた我々。

欲張りにも、ニューオリンズのそれにも興味を示していた。

earthtravel.hatenablog.com

  

しかし、

ネット情報によるとそれはもう数日前に終わったみたいな雰囲気。

 

いまいち確証をつかめていなかったので、

ここのビジターセンターでその真偽を確かめておこう。

 

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ビジターセンターは8時30分〜オープン。

それまで車内で昨日買ったりんごを、これまた昨日買った果物ナイフで切って食べた。

 

りんごの味はそこそこだったが、ナイフの切れ味はいまいち。

 

ちなみにまな板代わりに敷いている紙は、

レストエリアに置いてあるホテル情報のフリーペーパーを有効活用している。

 

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8時30分。ビジターセンター入り口へ。

 

『FREE Louisiana Coffee』と書いてあるぞ。

 

(ちゃっかり『Louisiana Smiles Inside!』とマクドナルドのスマイル0円のようなことも書かれている。)

 

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中に入ると、本当にコーヒーが無料で飲めるようだった。

これにはテンションが一気に上がる。

 

これはルイジアナ州だけのことなのか?

 

もしかしたら、

各州のビジターセンターにはコーヒー、もしくはその土地名産の何かがこのように無料で提供されているのかも?

 

次回からビジターセンターには積極的に立ち寄ってみよう、と思った。

 

(結論を言うと、この後寄ったビジターセンターには名産物どころかコーヒーすら置いていなかった。ルイジアナのビジターセンターはすごい。)

 

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ビジターセンターのおばちゃんに例のハロウィーンパレードはいつなのか聞いてみる。

 

すると、

やはりそれはもう10月22日(先週の土曜日)に終わってしまったらしい。。

 

”なんでもっと31日に近い日にやらないんだ。。”

 

がっかりした我々の様子を見たおばちゃんは、

 

『パレードは終わってしまったけど、ニューオリンズの町には仮装をした人がたくさん歩いていて、ハロウィーンの雰囲気はまだあるわよ。それでも十分楽しめると思うわ。』

 

と言ってくれた。

 

他にもニューオリンズでの見どころや安い駐車場など、

いろいろな情報をマップを使いながら教えてくれた。

 

町に入る前にビジターセンターに寄るのも悪くないな、と思った。

 

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ゆっくりとコーヒーを飲み干したら車に戻る。

 

ガソリンスタンドで余分に頂いてきたペーパータオルを使ってガラスの曇りを拭き取る。

 

なかなか曇りが取れない状況に悪戦苦闘していると、

いきなり何者かが『トントントンッ』っと扉を叩いてきた。

 

振り向いてみると、黒人のおじさんがこちらを覗いて立っている。

 

『これを使え。』

 

おじさんはちょっと微笑みながらそう言うと、

キッチンペーパーほどの強度がある青い紙を渡して、礼を言う間も無く元来た方へ戻っていった。

 

なんて優しいんだ。

 

見た目からは想像できなかったおじさんの優しさに思わず感動。

 

人は見かけによらないもんだ。

 

しかもこのおじさんがくれた紙でガラスを拭くと、気持ちいくらいに曇りが取れるから驚き。

 

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キレイさっぱり曇りが取れたところでいざ出発。

 

ルイジアナ州ビジターセンターからニューオリンズまではたったの40分足らず。

 

右手に大きなボンチャートレーン湖を見ながらインターステイト10号線を突き進む。

 

もっと近くの右手、

つまりは助手席では相方が朝からポテトチップスをバリバリ言わせている。

 

そして今日もいい天気だ。

 

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しばらく走るとニューオリンズの摩天楼が見えてきた。

 

遠くから見る限り、なかなか大きな都市ではないか。

 

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ちなみにニューオリンズとは『新しいオルレアン』という意味。

 

オルレアンとはフランスの王族フィリップ2世(オルレアン公フィリップ2世)に由来する。

 

ルイジアナもともとフランス領だったことはこの名前からよく分かる。

 

1803年にナポレオンがこのルイジアナアメリカに売却し、ここは全てアメリカ領となった。ルイジアナ買収

 

当時の仏領ルイジアナ現在のアメリカ領土の約23%を占める広大な領土であり、

現在のルイジアナ州からミシシッピカンザスネブラスカアイオワ州など中部地域を経て、

カナダ国境のモンタナ州ノースダコタ州などまでにも及んでいたという。

 

そんな広大な仏領ルイジアナの首都だったのがここニューオリンズである。

 

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10時。

若干彷徨いながらも無事ビジターセンターで教えてもらった安い駐車場を発見。

どうやらここもビジターセンターの駐車場らしい。

 

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マシンで駐車券を発行してダッシュボードへ。

 

もうおなじみになったこの流れだが、ここで今回初のことが起こった。

 

今までの場合何時間停めるかを選択して支払いをするだけだったが、

今回は支払いの前に車のナンバープレートを打ち込む画面が現れた。

 

ナンバープレートは英語で言うと『License Plate(ライセンスプレート)』。

 

そのことはセブ島留学時に習っていたはずなのだが、

とっさのことでそのことに確信が持てなくなり、

確信を得るために後ろに並んでいた中高年夫婦に『これはなんだ?』と聞いてみた。

 

するとその夫婦もよく分からなそうな感じで、

『たぶんナンバープレートを打ち込むんじゃないか?』 とあやふやな感じ。。

 

結局ナンバープレートを打ち込むことで間違いはなかったのだが、

この夫婦はアメリカ人のくせになぜわからなかったんだ?

 

『ナンバープレートを打ち込むのは普通のことかい?』

 

と聞いてみると、本当かどうか知らないが

 

『いや、これは私たちも初めてだ。』

 

と言っていた。

 

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料金は10時間で5ドル(約515円)、24時間で20ドル(約2060円)の2択。

 

ハロウィーンパレードがすでに終わってしまっている以上、ニューオリンズに長居は無用。

 

この日のうちにニューオリンズを離れることにし、10時間を選択した。

 

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まずはトイレ休憩も兼ねてビジターセンターへ。

なかなか立派な建物だ。

 

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中には無料のルイジアナコーヒーはなかったが、小さな博物館的なスペースがあった。

 

そこではニューオリンズの歴史的な物が展示がされており、やはりジャズに関するものが多い。

 

もちろん無料で見学できるので、来たついでにちょっと覗いてみるのもいいかもしれない。

 

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ビジターセンターを出たらとりあえず中心地に向かって歩いた。

 

だいたい10分かからないくらいでフレンチクオォーターと呼ばれる中心エリアに入った。

 

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アメリカらしい豪快な道路掃除。

 

フレンチクォーターでは路上での飲酒が合法的にOK。

 

これは酒に厳しいアメリカの中でも稀な例だという。

 

毎日酒やコップで路上が汚されるからこうして大型清掃車が豪快に道路を洗浄しているのだろうな。

 

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 確かに歩いていると、街がなんか酒臭い。。

テキトーに歩いていたこの通りは特に酒臭さが顕著だった。

 

後で地図を確認すると、こここそ有名なバーボンストリートだった。

 

そりゃ酒臭さが際立つわ、と納得。

 

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ニューオリンズの魅力は酒だけではない。

 

むしろジャズの方がこの町を象徴するものとしてふさわしいだろう。

 

午前中から街の至る所でストリートミュージシャンがパフォーマンスをしていて、

このようなジャズに関する銅像やアートも多く点在している。

 

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テキトーに立ち寄ったのは良さげなお土産やさん。

ここでは砂糖をカラメル化してナッツを入れたキャンディーの試食が置いてあった。

 

『プラリネ』という名前のこのキャンディーは、

思えば同じ音楽の町として名高いテネシー州ナッシュビルの店にも置いてあった。

そこでも試食を配っていたな。

 

ナッシュビルは白人文化のカントリーミュージック

ニューオリンズは黒人文化のジャズ。

 

この2都市はなんか永遠のライバルみたいな関係性だ。(勝手な想像)

 

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ここには様々なタバスコ商品が置いてあった。

 

タバスコはニューオリンズで銀行家をしていたエドムンド・マキレニーが19世紀後半に考案した調味料らしい。

 

フレンチクォーターにはタバスコの専門店まであるらしいから、

これは隠れニューオリンズ名物と言っても良いのではないか?

 

メキシコっていうイメージを持ちがちなタバスコだが、これは正真正銘のアメリカの調味料。

 

ちなみに世間では"ペッパーソース"(辛い液体調味料)イコール"タバスコ"として定着しているが、タバスコとはペッパーソースの商品名である。

 

ペッパーソース(普通名称)→タバスコ(商品名)

 

このような例は、

ばんそうこう(普通名称)→バンドエイド(商品名)

ラップフィルム(普通名称)→サランラップ(商品名)

ステープラー(普通名称)→ホッチキス(商品名)

などがある。

 

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その後、再びニューオリンズの町歩き。

 

中心地に近いところの駐車場料金を見ると、

5時間で25ドルもかかる料金体系だった。(ビジターセンターの10倍)。

 

これなら絶対ビジターセンターの駐車場を利用した方がいいな。

  

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 ニューオリンズにはあの有名なミシシッピ川が流れている。

 

ミシシッピ川アメリカ北部のミネソタ州を源流とし、南部のメキシコ湾まで続いている。

 

その全長は3779㎞で全米最長。

なんと日本の択捉島から与那国島までの距離よりも長い。

 

まぁここで見ただけではその長さは実感できないが、

ミシシッピ川という名前だけで眺めていてなんだかいい気分になってしまうのは私だけか。

 

ちなみに水は濁っていて綺麗ではない。

 

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ミシシッピ川沿いを歩いているとファンキーな犬に出会った。

 

犬は視力があまり良くないと言われているが、

こんなサングラスなんてかけられたら余計何も見えないのでは?

 

とりあえず飼い主のおっちゃんも陽気な人で、

この犬を連れて歩き道行く人に笑顔と明るさをばらまいていた。

 

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ミシシッピ川沿いをザッと見学したら再び市内中心部へ戻ってきた。

向かった先はジャクソン・スクエアと言われる広場付近。

 

スクエアの外側の通りでは絵画をはじめとした美術作品が展示売りされる。

ちょっとした無料野外美術館状態だった。

 

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なかなかセンスのいい絵がたくさん飾られている。

でもさすがにこれを購入しようという気にはなれない。

 

ここで大きな絵を買って行く人は、やはり郵送で自宅まで送ってしまうのだろうか?

 

 

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このメンツの中にかわいらしスヌーピーが1匹混ざり込んでいるのが面白い。

 

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セント・ルイス大聖堂。

久しぶりにこのような巨大な大聖堂を目の前にした気がする。

 

どこか新しさを感じる。

 

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内部は無料で見学できる。

やはりヨーロッパのものと比べて新しさがあり、まだ歴史が浅い感がある。

 

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大聖堂から出ると、目の前ではジャズのストリートパフォーマンスが大音量で行われていた。

 

目の前で見るこのようなパフォーマンスはかなり迫力がある。

 

しばらくこの黒人ジャズグループの演奏を鑑賞。

 

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11時30分。

ストリートジャズ鑑賞後、そのままジャクソン・スクエア内に入った。

 

ジャクソン・スクエアのジャクソンとは、

アメリカ合衆国第7代大統領のアンドリュー・ジャクソン

 

20ドル札に描かれている人物としておなじみだ。

 

イギリスとの米英戦争時の活躍が目立つ民主党初の大統領だ。

 

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この馬に乗ってウィリーしているのがジャクソン。

 

ポーズはさながらフランスの英雄ナポレオンだが、

ここがフレンチクウォーターということは何か関係しているのか?

 

背景に見える三本屋根の立派な建物は先ほど入場したセント・ルイス教会。

 

その形の整い具合は美しく、まるでテーマパークのシンボルのようだ。

 

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11時40分。

ジャクソン・スクエアを出たら道を挟んで向かいにある有名なカフェ、

カフェ・デゥ・モンド』へ。

 

ここはベニエという名の粉砂糖をまぶした角形ドーナッツフレンチローストコーヒーが有名なカフェ。

1862年にオープンした老舗だ。

 

この時カフェ・デゥ・モンドには大行列が出来ていたのでとりあえずスルー。

またあとで訪れることに。

 

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カフェ・デゥ・モンド専属のパフォーマーか?

と思わされるほどの好立地でジャズ演奏をしている若者トリオ。

 

その演奏を近くのベンチに腰かけて聴いた。

 

みんなすごかったが、

ノリノリで、そしてほぼノールックでキーボードを演奏している中央の若者の姿が特にかっこよかった。

 

この立地にふさわしい質の高い演奏をしていたので、

通行人からのチップもなかなかのペースで入っていく。

 

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その後、

カフェ・デゥ・モンドから北東方向へ進んだところにあるフレンチマーケットを目指した。

 

その途中にあった

『AUNT SALLY'S CREOLE PRALINES』(アント・サリーズ・クレオール・プラリネ)

という店に寄ってみた。

 

”サリーおばさんのクレオールプラリネ”と訳せるこの店は、その名の通りプラリネのお店。

 

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ここにも試食がたくさん置いてあった。

 

さらに通りからはプラリネを作っている様子がガラス越しから見学できる。

 

この作っている人がサリーおばさん?

ではないよな。

 

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プラリネ以外にも、まるで『カルディ』に売っているようなおしゃれな食品がたくさん売られていた。

 

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サリーおばさんの店を出たら、ここでもジャズのストリートパフォーマーが。

 

本当に、町の至る所にこういったパフォーマーがいる。

 

カントリーミュージックの町ナッシュビルでも町中で何かしらの音楽が鳴っている印象だった。

でも、ストリートパフォーマーはこんなにたくさんいなかった気がする。

 

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歩いて数分でフレンチマーケットに到着。

 

この黄金に輝く像はJoan of Arc(ジョーン・オブ・アーク)

 

日本でも有名なJehanne Darc(ジャンヌ・ダルクの像だ。

 

アメリカ代表のアンドリュー・ジャクソンよりも立派に見えるのは気のせいか。。

 

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アメリカでは政治に対するジョークが普通に人前で行なわれている。

 

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ジャンヌ・ダルクの像から少し歩くとフレンチマーケットの入り口が現れた。

 

フレンチマーケットの起源は1791年にまで遡り、

アメリカで最も古いマーケットなのだという。

 

ちなみに1791年当時のニューオリンズはスペインの植民地。

この地域にクレオールなどのフランス系の人々が多く住んでいたのでフレンチマーケットと呼ばれるようになったらしい。

 

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フレンチマーケット内では食料品、飲食店、衣類、土産物、骨董品など様々な商品が並べられている。

 

とりあえず一本道をまっすぐ進み、フレンチマーケット内をザッと見学。

 

チャイナタウンやコリアンタウンなどには慣れているが、

そのフランス版とも言える”フレンチマーケット”というのは初めての経験。

 

それゆえ少しワクワクしていたのだが、

特に私の心を惹く何かがあるわけでもなく、見学はサーっと終わってしまった。

 

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相方は衣類や雑貨などに興味を示していたが、

それはフランスのものというよりはむしろアジアンテイストのものだった。

 

できればこのフレンチマーケット内で昼食を取りたいが、いまいちピンとくるものがない。

ゆえに、昼食はまた別の場所でとることに。

 

とりあえずフレンチマーケットより先に何かがありそうな気配はなかったので、

元来た道を戻りジャクソンスクエア周辺で食事処を探すことにした。

 

〜後半へ続く〜

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